ロンドン・ウォール

シティを囲んでいたローマ時代の城壁の名残り。

100年くらい昔のモノはまだまだ現役、という建物も珍しくないロンドンですが、さすがにこれは古い。
他のヨーロッパの国と同様、ローマ人はブリテン島にもやって来ました。ローマ人がこの地を「ロンディニウム」と呼んだことがロンドンの名前の由来ともいわれています。ロンドン発祥の地、シティの街を最初に建設したのはローマ人なのです。紀元200年、ローマ人はロンディニウムの周囲を城壁で守り固めていました。ロンドン博物館の中からも見ることが出来るレンガ造りのこの円形の遺跡は巨大な城砦の一部だったといわれています。12世紀から17世紀にかけて再建されたローマ時代の城壁巡りは博物館周辺のほかロンドン塔駅近くのものまで、計21カ所で見ることが出来ます。