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子供はもちろん、大人も充分楽しめる、リージェント・パークの北側に広がる動物のパラダイス、英国の動物愛護の精神が存分に感じられる場所です。

こんにちは、ロンドンナビです。
今日は、子供はもちろん、大人も存分に楽しめるロンドン動物園に出かけましょう。
ゴリラやトラ、シマウマにキリン……きっとたくさんの動物たちに出会えますよ。

創立からの歴史は180年余り

1828年に創立されたロンドン動物園。日本で最初の動物園である東京の上野動物園が1882年のオープンですから、その歴史は世界的に 見てもとても古いものです。
場所はリージェント・パークの北側、最寄りのバス停からリージェント運河を渡って、200メートル程歩くと正面ゲートが現れます。

地図で行きたい場所をチェックしてからGo!

園内の広さは36エーカー。ナビが歩いてみた感じでは、とてつもなく広いわけではない、といった印象。それでも見どころはたく さんありますから、まずは地図を見て、行きたい場所を確認しましょう。そして、チケットと一緒に貰える無料の地図には、その日の催しの時間が書いてありますから、そちらも忘れずにチェックしてくださいね。
園内では例えば、15時から「キリンのハイ・ティー」といったような興味深いイベントが行われています。

飼われている生き物は700種以上

お目当ての動物やぜひ見たい生き物があれば、まずはそこへ向かいましょう。この動物園には、現在700種以上の動物が飼われています。水族館や爬虫類館、昆虫館などもあり地球上のあらゆる生き物と向き合うことができます。

園内の主な見どころ

主な見どころを簡単に紹介しておきますね。
チケットを買って園内に入ると、最初にあるのが「ゴリラキングダム」です。
隣が「タイガーテリトリー」、ラマを見ながら奥に進むと昔の「ペンギンプール」が現れます。
フラミンゴに挨拶をしたら、「ペンギンビーチ」はすぐそこ。隣にはレストランやショップがあります。反時計回りに園内を歩くとざっとこんなかんじになります。そこから運河沿いのアフリカの世界に進めば、キリンやシマウマが待っていますよ。

ペンギンビーチに行ってみましょう

たくさん紹介したい場所がありますが、今回は「ペンギンビーチ」に行ってみましょう。
この動物園にいる主なペンギンはフンボルトペンギン。ですから「ペンギン」イコール「氷の世界」といったイメージとはちょっと違います。
「ペンギンビーチ」には、ごろごろした石が敷かれ、柳の木の下には巣穴になる土管が埋め込まれています。このペンギンたちが生息する本来の場所と出来るだけ近い環境が造られているのですね。
ペンギンたちが泳ぐプールの横の一部は、ガラス張りになっていて、そこからは水中での彼らの華麗な泳ぎをよく見ることができま す。プールの横にはゆっくり座ってペンギンを眺めていられる場所や、また、わかりやすいペンギンの解説もあちこちに展示されていま す。

園内は歴史的建造物の宝庫

長い歴史を持つロンドン動物園。解説展示などは、最新式の動物園と比べるとどうしても見劣りがしてしまいますね。しかし、園内は歴史的建造物の宝庫でもあります。当時一流の建築家たちが、新しい試みとして造った建物が至る所に残っています。
たとえば「ペンギンプール」。前述のようにペンギンたちは今、広々とした「ペンギンビーチ」でのんびりとした毎日を送っていますが、以前は「コンクリートを使った最新の建造物」として注目された「ペンギンプール」にいました。デザイン的にも高い評価を得たプールは、使われなくなった今でも取り壊される事なく、当時の面影をとどめています。そんな建物たちを眺めて歩くのも、楽しみ方のひとつになりますね。
古い建物は、動物園のノスタルジックな雰囲気に一役買っているようです。

教育機関としての位置づけも

もともとロンドン動物園は、研究のために動物が収集がされたことが始まりです。なので、今でも絶滅に瀕した動物の保護や繁殖、 研究機関としての役割を担っています。
子供たちへの教育にも力を入れていますよ。
ナビが訪れた日にも、勉強のためにこの動物園に来ている子供たちの姿がありました。
動物園のスタッフは動物の世話だけでなく、そういった活動もさかんに行っています。
マイクを持って動物の説明をしたり、どんな時でも来園者の質問に答えたりしていました。そんな彼らの存在が、この動物園の空気をとても居心地のいいものにしています。

大きな動物は郊外の施設に移転

「柵や檻のこちら側から、収容された動物たちを眺めて楽しむ」といった形の動物園は世界的にも少なくなりました。ロンドン動物園では、ゴリラやトラをもともと暮らしていた環境にできるだけ近づけた住まいを新しく造っていますし、広い敷地が必要なゾウやサイなどの大型動物は、ロンドン北郊外にある動物園に移されています。

動物を見るのではなく、そこで暮らす彼らに会いに行く、ロンドン動物園はそんな場所なのかもしれません。
子供の頃に行った動物園とはひと味違う、様々なことを考えさせてくれるロンドン動物園、ぜひ一度出かけてみてくださいね。
以上、ロンドンナビでした。
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記事登録日:2015-01-07

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スポット登録日:2014-10-30