スコットランドやイングランド北東部への玄関口。ハリー・ポッターに出て来る「ホグワーツ」への出発駅としても有名です!
こんにちは、ロンドンナビです。
今日はロンドン北部にある鉄道ターミナル、キングスクロス駅についてご紹介しましょう。
同駅は、近くはケンブリッジ、遠くはスコットランドとを結ぶ路線の始発駅となっています。時間を問わず駅はいつも利用客で活気があります。
世界的に有名になったのはハリポタのおかげ
この駅が世界的に有名になったのは、ハリー・ポッターがホグワーツに向かったとされる「9と3/4番線ホーム」がこの駅を使って撮影されたことがきっかけです。いまは実際に撮影で使われた柱に近寄ることはできませんが、その代わり、新しいコンコースの一角の壁にカートがはめ込まれていて、フォトスポットのひとつになっています。
ハリポタのキャラクターショップも2014年暮れにオープン。いまでは、この駅はハリポタファン必見のスポットとなっています。
新駅舎は2012年春に完成
キングスクロスはもともと、1852年開業の歴史ある駅です。ところが現在目にするターミナルの建物は斬新なつくり。これは、約5年間かけ行われた再開発で全く新しいデザインの駅に生まれ変わったためです。待ち合いスペースは旧駅舎の約3倍、レストランやカフェが約10軒。大きなパブも設けられました。
駅構内にはさらに、「グレートノーザンホテル」が5つ星のブティックホテルが再オープンしました。こちらも19世紀に完成したものですが、古風な外見に比べ中はすっかり現代風。地上階には新たなパブもオープンしました。
キングスクロスからの列車
キングスクロス駅は、東海岸本線(イーストコーストライン)のロンドン側の始発駅です。ここから、ヨークやリーズ、ニューカッスル、そしてスコットランドのエディンバラ、グラスゴー、さらに遠くはハイランドのインバネスまでの直行列車が発着します。これらの列車は、30年以上前に製造された「インターシティ」という高速車両が使われていますが、2016年ごろから、日立製作所製の高速列車に更新されることが決まっています。
セントパンクラス駅へのアクセス
地下鉄の駅名は、「キングスクロス・セントパンクラス」と呼ばれます。ただ、長距離列車が発着するこれらの2駅は道路を挟んで全くの別棟となっています。2つの駅はいずれも長期間にわたって改修工事が行われていましたが、終了した今ではセントパンクラス駅とのアクセスが便利になりました。ちなみにドーバー海峡をくぐりパリやブリュッセルとをつなぐユーロスターは、セントパンクラス駅を発着しています。ショッピングやカフェなどの施設はむしろセントパンクラス駅の方が充実しているので、併せてのぞいて見ることをお勧めします。
以上、キングスクロス駅の案内、いかがでしたか?
改札の入口にある建物があまりに斬新で、思わぬほどたくさんの写真を撮ってしまうことでしょう。せっかくならハリポタのお店などもチェックしたいですし。同駅から出発の際は、充分時間に余裕を持って出かけてください。
以上、ロンドンナビでした。