セント・メアリー教会

現在は静かな住宅地にひっそりと建つ小さな教会。しかし、ここから広がった世界はとても大きなもの。イギリス系アメリカ人の祖先はここから旅立った。

1620年、清教徒たちはここから「メイフラワー号」に乗って、この教会近くのテムズの川岸から新天地を目指しました。「メイフラワー号はプリマス（イングランド南西部の街）から出航した…」という記憶もまた正解。船はここを出航し、サウザンプトンを経由して食糧などを積み、最後にプリモスから英国を離れたのです。この教会は12世紀に建てられたのが最初、現存している建物は1715年建立と言われています。メイフラワー号について書かれた記念碑が教会の古いレンガの壁にはめられています。教会内に設置されているパイプオルガンは1764年製、機会があったら音色を聞いてみたいものです。