旅行者のためのロンドン・インターネット&Wi-Fi事情!

ロンドンでのネット接続は簡単です! 無料のWifiスポットもたくさんあります。

ネット無料接続を宣伝するパブも!

ネット無料接続を宣伝するパブも!

こんにちは、ロンドンナビです。
きょうは、ロンドン市内での無線LAN(Wi-Fi)のつなぎ方についてご説明しましょう。スマートフォンユーザーがものすごい勢いで増えているロンドンでは、無料でWi-Fiにつなげられるスポットが数多く設けられています。

カフェでつなぐ

マックではほぼ全店でネット接続が可能です!

マックではほぼ全店でネット接続が可能です!

ロンドンのあちこちにあるカフェのチェーン店では、無料で接続が可能です。見つけやすい狙い目は、マクドナルドとスターバックス。どちらも全店舗に無料Wi-Fiの設備が備え付けられています。
また、地元のカフェチェーンのカフェNEROやCOSTA、サンドイッチショップのPRET A MANGER(プレタマンジェ)の店舗でも無線LANの設備を無料で利用できます。
また、ヒースロー、ガトウィック、ロンドン・シティーの各空港でもつながるエリアや接続時間に制限があるものの無料Wi-Fiのサービスがありますから、到着直後や出発間際に連絡を取ったり、これから出掛ける場所までのルートを確認するのに利用できます。

スーパー&デパートでつなぐ

ドアに「フリーWi-Fi」と表示されたM&Sのお店

ドアに「フリーWi-Fi」と表示されたM&Sのお店

ロンドンの大手デパートやスーパーでは、無線LANを無料でつなげられるところが増えています。写メールで商品の写真を撮ってそれを送信、買うべきかどうか相談する……という使い道が考えられます。特に海外ローミングのパケット代に頭を痛めている日本からの旅行客にとっては朗報かもしれませんね。
2014年4月現在でサービスを提供しているのは、ジョン・ルイスとマークス&スペンサーの大部分の店舗。大手スーパーのテスコでも順次利用できる場所が増えています。

無料Wi-Fiログイン時の注意

マクドナルドでのスタート画面

マクドナルドでのスタート画面

初回登録時に、利用者の名前やメールアドレス、住所などを聞かれます。これはセキュリティの問題もあるのかもしれませんが、店にとって一番の目的は顧客のデータベースを集めること。指示に従って入力しましょう。
入力の際、英国内の住所や郵便番号を聞かれることがあります。ホテルの住所などを入力したらよいでしょう。

※ログインの方法ーThe Cloudの例

今、ロンドンでもっとも幅をきかせている無料Wi-FiはThe Cloudというサービスです。このシステムは、マークス&スペンサー、NERO、PRET A MANGER、パブのウェザースプーン、ピザエクスプレス、日本風料理のワガママなどで共通に利用できます。いずれかの場所で一度登録したら、同じパスワードでログインできます。
The Cloudでは、毎回ログインしなくてもWi-Fi回線がつながっているところであれば自動接続するアプリを配布しています。スマートフォンであれば、「Wifi FastConnect」というアプリをダウンロードし、ロンドンに着いたら適宜セットアップを行えば良いでしょう。このサービスでは、ネット環境のない場所でも、Wi-Fiが使えるもっとも近い接続個所はどこか教えてくれる機能もついています。
一番上の「Free Cloud Wifi」を選びます

一番上の「Free Cloud Wifi」を選びます

初回は下の「Create Account」で新規登録を!

初回は下の「Create Account」で新規登録を!

この画面で必要事項を入力。その後ログイン出来ます!

この画面で必要事項を入力。その後ログイン出来ます!

その他のWi-Fiサービス

O2 Wi-Fiのスタート画面

O2 Wi-Fiのスタート画面

また、同様のサービスを携帯電話会社のO2が「O2 wifi」の名前で行っており、こちらも簡単なセットアップで登録可能です。マクドナルドからは、こちらのサービスを利用して接続できます。ロンドン中心部の屋外(トラファルガー広場とその周辺など)やショッピングモールの中にも設置されている場所がありますから、あちこちで試してみてください。
携帯のSMS経由での承認を求めてくるケースも

携帯のSMS経由での承認を求めてくるケースも

日本の携帯番号でも承認可能です

日本の携帯番号でも承認可能です

ロンドン地下鉄の駅でつなぐ

Wi-Fiがつなげられる駅にはこのような看板が

Wi-Fiがつなげられる駅にはこのような看板が

ロンドン地下鉄では、オリンピックの開催に合わせて主要駅でWi-Fi接続ができるよう整えました。スタート当初は無料でしたが、2013年以降に有料化。それでも1週間で5ポンドと、旅行者には使いやすいサービスです。ログイン画面につなぐと、自分のメアドとパスワードの入力画面が出ますから、その後、案内に従って入力・決済を行うことですぐに利用できます。なお、利用期間は何時に登録しても「地下鉄の始発から終電まで」を1日とカウントするシステムです。
この画面から登録を開始します

この画面から登録を開始します

メアドとパスワードを入れて手続きします

メアドとパスワードを入れて手続きします

全土にはりめぐらされた有料Wi-Fi網


屋外で無料の接続ができない場合はどうしたら良いでしょうか?そんな時は英国のNTTにあたるBTの公衆Wi-Fi網の利用を検討しましょう。
専用の申し込みサイトに入り、クレジットカード番号などを入力します。料金は、1日10ポンド、5日間25ポンド、30日間39ポンド(2014年4月現在)となっています。SSIDは全国共通で、「BTFON」または「BTOpenzone」です。
BTの公衆Wi-Fi網のトップ画面

BTの公衆Wi-Fi網のトップ画面

ここにカード番号などを打ち込めばつながります

ここにカード番号などを打ち込めばつながります

公共交通機関での接続

ヒースローエクスプレスの車内もWi-Fi完備!

ヒースローエクスプレスの車内もWi-Fi完備!

英国では、長距離電車や長距離バスの車内からも無料でWi-Fiがつなげられます。特急電車の座席には電源も備わっているので、移動中に充電することもできますよ。

日本からWi-Fiルーターを持って行く

海外出張や仕事の関係で、常にメールのチェックやインターネットアクセスが必要という方、もしくは方向音痴で無料Wi-Fiのある場所までたどり着くことが出来なさそう、そんな方には、日本から海外モバイルWi-Fiルーターのレンタルもおすすめです。

意外なほど簡単なロンドンのネット接続。メールやWebのチェックだけでなく、Facebookやツィッターのチェックなど、いろいろな用途で使えますね。
以上、ロンドンナビでした。



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-05-07

ページTOPへ▲

その他の記事を見る