競技で盛り上がる五輪メーン会場を歩いてみました

7月27日に始まったロンドン五輪。メーン会場をさっそく歩いてみました!

こんにちは!ロンドンナビです。
ついに始まったロンドンオリンピック。ナビは今日、開会式以来、大いに盛り上がっているメーン会場のオリンピックパークに行って来ました。中に入るのは5月に行われた予行演習以来、本番が始まってからはもちろん初めてです。どんな楽しいイベントが待っているのでしょうか?楽しみです。

ウエストフィールドには大勢の人、人、人

最寄りの地下鉄ジュビリー線ストラッドフォード駅から、パークへと向かいます。パークの近所に住んでいるナビは、ふだんから駅に併設されたショッピングモール「ウエストフィールド・ストラットフォードシティー」に買い物に出かけていますが、さすがに五輪の本番となり、モールに向かう歩道には今まで見たことのない大勢の人々があふれています。
オリンピックスポンサーの大きな広告や看板の中を抜けて、パークに向かいます。半年前には想像できなかったにぎわいで町が包まれています。みんな本当に楽しそう。ナビもわくわくしてきましたよ。

ピンクの案内版に導かれ……

会場内はもちろん、地下鉄駅や町中にあるオリンピック関係の案内表示はすべてピンク色に白抜き文字というデザイン。このピンク、オリンピックに引っ掛けて「オリンピンク」と呼んでいる人もいます。
そして紫色の上着を着たボランティアの人たちが会場の内外にたくさんいます。この人たちがとても親切、ちょっとでも立ち止まって迷ったりしていたら、すかさず声をかけてくれますよ。

さすが本番、案内表示は一新!

オリンピックスタジアムの目の前に最も大きな出入り口「ストラットフォードゲート」があります。ゲートには「ウェルカム!オリンピックパーク」と書かれており、ついに現場にやってきたのだな、と実感します。もちろんこれもオリンピンク色。その先に見える白いメインスタジアムがとても引き立ちますね。
すぐ左手にある水泳会場のアクアティックセンターは、正面に五輪マークが貼られどこからでも良く目立ちます。きっと日本の中継映像にもひんぱんに映っていることでしょう。
メーンスタジアムは開会式の後片付け中でした。ナビが訪れた日にようやくスタジアムの真ん中にあった聖火台が端に移動する工事が行われました。まだ競技が行われていないスタジアムは「まだ沈黙」と言った感あり。陸上の熱い戦いまで、あと少しです。
スタジアムのすぐ横には、赤い鉄材でできた巨大オブジェ「オービット」がそびえ立っています。初めてこの建物のデザインを知った時は「なんだこれ?」と思ったナビですが、スタジアムと並んで建っている姿はお見事、パークのすてきなアクセントになっていますよ。

英国の神髄?これぞイングリッシュガーデン

このオリンピックパークの特徴を1つだけ挙げるとしたら、ナビは間違いなく「自然がいっぱい」と答えます。万博など大きなイベント会場にありがちな「打ちっぱなしのコンクリートの上に、ユニークな建物が点在する」といった雰囲気とはまったく無縁。広さサッカー場357個分といわれるオリンピックパークは随所にさまざまな植物が植えられ、英国人のガーデナーたちが技を競って作った庭園があちこちにあります。
ですから、自然の中をのんびり散歩する感じで会場の中を歩けます。さらに色とりどり夏の花たちが目を楽しませてくれます。メインスタジアム裏手の「グレート・イングリッシュガーデン」はナビの一押し!ひとたび庭園に入ると、ここがオリンピック会場だということを忘れそうになりますよ。

巨大なグッズショップが登場!

会場内を歩いていると大きなビニールの袋を持った人と何度もすれ違います。中味は…そう!おみやげのようですよ。パーク内には、オリンピック関連グッズを扱う巨大なショップ「ロンドン2012メガショップ」ができていました。
市内のデパートや空港、駅などにもロンドン2012ショップが設けられていますが、ここの広さはさすがに別格。体育館のような店内、入口ではロンドン五輪のマスコット「ウエンロック」が金色になってお出迎えしてくれます。
最初はどう見ても「一つ目小僧」にしか見えなかったウエンロック君ですが、いろいろな競技をしているポーズを見たり、たくさんのポスターなどに登場しすっかり見慣れたせいなのか、このごろナビは「かわいいかも」と思うようになりました。メガショップには、競技施設の場内でしか買えない金色の特製ウエンロック君が売られていますよ。
もう1つの会場のみの限定商品は、各競技のポスターが胸に貼られた黒いTシャツ。これも市内の2012ショップでは買えません。デザインやサイズによってはすでに売り切れになっているアイテムも。いやー、良く売れていますね。

パーク内の新名所?世界最大のマック

パーク内には五輪スポンサーの1つ、マクドナルドが計4店舗を設けています。なかでも、場内のほぼ中心、ブリタニア・ロウ(Britannia Row)付近にあるマックは世界で最大級の広さを誇るとか。たしかに1,500人以上が一気に食事ができる規模の大きさには目を見張ります。
マックなんて……というなかれ。2階のベランダから眺めるメーンスタジアムはパーク内で楽しめる絶景の1つ。さらに、店内クルーは各国から選りすぐられた優秀なスタッフなのだとか。ちなみに、日本選抜クルーも園内にあるマックで働いているそうですよ。

大画面の前でみんなくつろいでいます


園内を歩いていると、さまざまな方向から大歓声が聞こえてきます。試合によっては夜11時近くまで延びることも。夜遅くまで、数万人の人々が園内で固唾を飲んで試合の行方を見守っています。
競技の観戦が終わった人々が集まるスポットがあります。それは、日本のパナソニックが設置した巨大画面のある公園。みんな芝生に腰を降ろして、サンドイッチやスナックをつまみながら、ピクニック気分で大画面に映る競技を楽しんでいますね。
ロンドンでは、テニスで有名なウィンブルドンのセンターコート横に「ヘンマンヒル」と呼ばれる大画面を楽しむ丘があるのですが、それと勝るとも劣らないにぎやかさ。お天気の良い時はこんなオープンエアのスペースが気持ちよくてうれしいです。次から次へといろいろな競技が放映され、数時間はあっという間に過ぎそうです。

パークで見る夕日はお見事!

五輪期間中の日没時間はだいたい9時少し前。ナビは、会場の夜景を見るのも楽しみにしています。
夕暮れ時には、見事な夕焼けがパークを覆います。みな、夢中になってシャッターを押していますよ。
日没後のパークでは、昼間とまた異なる景色が楽しめます。さまざまな色のライトに照らされた競技会場はもとより、赤いオービットタワー、ライトアップされてますます白く浮かびあがるメインスタジアム――。いやー、圧巻です。テレビで見るより、そして想像していたよりとても美しいです。見とれてしまいました。

まだまだ帰りたくない気分?!

気がつくと、時間は深夜0時に近付いていました。バスケットボールに引き続き、ホッケーの試合も終わったようです。たくさんの観客が出口へと向かっています。でも、場内は時間など気にしない人々が大騒ぎ。メインスタジアムをバックに真剣に記念撮影をする人たち、まったくの他人同士でひたすら笑いころげる人も――。試合が終わっても興奮が収まらないようですよ。オリンピックは始まったばかり、12日の閉会の日まで体力が持つのか、ちょっと心配になりました。
競技そのものが見れなくても存分楽しめるオリンピックパーク、たくさんのスタッフ、ボランティア、警備の人たち、騎馬警官とその愛馬に「おやすみなさい」を言って帰路につきました。
以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-08-01

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