王立裁判所

ゴシック建築の英国の最高裁判所。裁判を傍聴する目的で中に入ることもできます。

チャリングクロス駅から東に伸びる通りストランドに面して建つ堂々たるゴシック建築の建物。1882年、ヴィクトリア女王により開かれた王立の裁判所で、英国の最高裁判所にあたります。巨大な石造りの建物はまるでお城のようですが、いまでも毎日のようにさまざまな裁判が行われています。大きな裁判や重大な判決のある時は、ＢＢＣの生中継が建物の正面で行われています。中に入るときは、空港で受けるようなセキュリティチェックが行われますが、敷地へは14歳以上なら誰でも入れます。また法廷へは傍聴者として入ってみることもできます。入口ドアに「in private」「in camera」と掲げられていなければ、自由な傍聴が可能。裁判は月曜日から金曜日の10時から開始し、これに先立ち一般傍聴者の受付は朝9時30分から行われてます。また、法廷に入るのはちょっと…という人は敷地内のカフェでお茶を飲んでみてはいかが？また裁判所の裏手には、法律書専門の書店や法律事務所が点在しています。今でも英国の裁判官が着用を義務づけられている黒いマント（法衣）や白いカツラを扱っているお店も見つかります。