エリザベス1世がイングランド女王になるまでを過ごした宮殿。イースターから9月末までオープン!
こんにちは。ロンドンナビです。今回はずっと行ってみたいと思いつつなかなか行けなかったハットフィールド(Hertfordshire)にある宮殿ハットフィールド・ハウスに行ってきた模様をお伝えしようと思います。この宮殿はエリザベス一世が幼少時代過ごした建物で有名で、ガイドブックでもよく紹介される観光スポットのひとつです。゛必見゛!!オープン期間が毎年限られていて、今年(2010年)もイースターから9月30日までのみ観光が可能となっています。ご覧になりたい方はぜひお急ぎ下さい!!では、参りましょう。
駅に到着~!!
アクセスはロンドンからだとキングスクロス駅(Kings Cross Rail Station)よりファーストキャピタルコネクション(First Capital Connect trains)で ハットフィールド駅(Hertfield Rail Station)まで。所要時間約25分です。駅について改札口を出るとすぐ目の前にグレントエヌロード(Grent N Rd) という道路があります。その向こう側が宮殿です。迷うことなくほんとに簡単に目的地までたどり着けました。
ハットフィールド駅(Hartfield Rail Station)
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駅より目の前にあるハットフィールドハウス(Hatfield House)
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ハットフィールドハウスに到着。
やはり宮殿だけあってゲートはゴージャス。入ってすぐに料金支払い場所があります。車も同じようにゲートから乗り入れ可能で、同じところで支払いを済ませます。ここでナビはHouse Park & W Gardenの料金£11.50を支払いました。守衛のやさしいおじさん達が常時待機してみなさんがこられるのをお待ちしていますよ。
玄関前の彫刻
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案内版
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宮殿のゲート
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ゲートを入って宮殿への道
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ゲートから宮殿まではものすごくではありませんが徒歩約5、6分は歩きます。中へ進むほどにどんどん現実の世界から離れていくようです。
まずはレストランへ
食欲旺盛!?のナビはまず腹ごしらえにレストランへ向かいました。レストランは店内はもちろん外でもお食事できるようになっています。ナビが到着したころは団体観光客の方はいいませんでしたが、店内はどちらかというと団体の観光客の方々がテーブルを使われている気がします。メニューはというと、何だか大学のキャンティーのような感じですが味は結構満足できるものでした。ナビはその日のおすすめメニューだったスペシャルバゲットにしました。バゲットにサンドされたビーフが何かスペシャルのよう^^。もし天気がよければ外で召し上がることをぜひオススメします。おいしい空気と一緒に穏やかな時間を感じることができるでしょう。
次にギフトショップへ
さて空腹は満たされ元気回復のナビは、宮殿よりさきにレストラン前にあるギフトショップへ。そこはもう雑貨大好き人間にはたまらない空間が広がっていました。どれもかわいくて、あれもこれもと買ってしまいたくなります。ナビは偶然にもキャッシュデスクにいたスタッフの方のつぶやきをキャッチしてしまったのですが、彼女は商品を整理しつつ゛あ~ん、これも何ていいの~゛なんていいつつ仕事してました。
いざ館内へ
ノースコート(North Court)
ジャコビアン様式のこの館ですが、ナビはなぜかマレーシアにある建物のようにみえました(マレーシアへ行ったことはありませんが)。エリザベス一世と縁の深いここハットフィールドハウス。広大な敷地内には庭園(East Garden:オープン木曜のみ、West Parterre、Scented Garden、Palace Knot Garden)はもちろん、乗馬スクール(Riding School Conference Centre)や教会(St Etheldredas Church:オープニングタイム1-4pm)、学生グループに使われる(Picnic Shelter)、ピクニックができる広大な公園、そしてレストランやギフトショップがあります。また、数々の映画撮影にこのハウスは登場しているそうです。
そもそもここは1611年に権勢を誇ったロバート・セシル(初代ソールズベリー伯爵)によって建てられた宮殿をベースにして上記のように数々のスポットと庭園で敷地が埋められていて、現在もソールズベリー伯爵が住んでいらっしゃるそうです。プライベートな場所を除いて一部一般公開されている状態です。
<North Court>
ほんとうに残念ながら館内での撮影は一切禁止されていて、写真を添付することができませんでした。しかしながら、館内はまさに芸術でした。壁にかけられた数多くの人物ペイントや彫刻、本などまさに歴史が建物に刻み込まれているようでした。一番目に留まった窓からの景色では、通常エントリーできないPalace Knot Gardenはすばらしかったです。
<South Court>
また、同じ建物ではありますが、現在ノースコートが表玄関として使われていますが、以前はこのサウスコート側がメイン・エントランスだったようです。こちらも一般公開はされていません。但し、中庭から外見を知ることはできます。その中庭ですが、ナビは確か本でみた記憶があるのですが、イングリッシュガーデンに迷路(フット・メイズ)がありました。ナビ思わずにたりです。そして庭にもエリザベス1世を模したレリーフがありましたよ。
<The Old Palace>
また、同じくこのハットフィールドハウスの敷地内には王室ときわめて縁の深いオールドパレスがあり、ここがかの有名なエリザベス一世が幼少時期よりイングランド女王になるまでの間過ごされました。そこでは当時を呼び戻すかのように定期的に中世風晩餐会たる催しが開かれています。晩餐会の内容は、エリザベス一世やヘンリー八世のそっくりさん??達が当時の衣装に身を包み、食事やワインなどでもてなしをして下さるというものです。何だかおもしろそう~~。その場合は別途予約が必要です。
~ガーデンより~
*今年のローズウィークエンドとサマーガーデンショーは終了しました(2010年6月19、20日)。
最後になりましたが、ゲートより入って宮殿までの道のりの途中、陸橋をわたります。それは1877年に電車がここへ停車するための目的に作られたそうです。そこからの眺めも良かったですよ。それでは以上、ロンドンナビがハットフィールドハウスよりお伝えしました。