キャノン・ストリート駅

ロンドンの13ある鉄道ターミナルのひとつ。テムズ川の北岸にかかるホームの先端には、開業当時に作られた赤レンガのツインタワーが今も残されています。

金融街シティの南端にあるこの駅の開業は1884年、現在のロンドン地下鉄のサークル線の最終部分として作られました。地下鉄駅開業と同時に、国鉄（ナショナル・レール）のターミナルも完成しました。ただ、当時の面影が残る部分はロンドンブリッジから見える２本の塔くらいで、正面のシティ側では現在、ショッピングモールとオフィス・スペースからなる複合開発ビルの建設が続いています。この駅からは、ロンドン南東部のグリニッジ、ウールウィッチ・アーセナルなど近郊に向かう列車が出ている程度で、長距離列車や特急列車の運行はありません。また、地下鉄はサークル線とディストリクト線が乗り入れています。