「紅茶の国」イギリス。5つ星ホテルでティーレッスン&アフタヌーンティー!
こんにちは!ロンドンナビです。イギリスは世界中から紅茶があつまっている「紅茶の国」。今日は、紅茶の有名産地の解説・特徴、美味しいお茶のいれ方や紅茶の具体的な購入場所まで必要な知識や情報をきゅっとまとめて学べるレッスンをご紹介します。しかも、5つ星ホテルで評判のアフタヌーンティーも一緒に楽しめるんですよ。紅茶の本場英国でお好みのお茶を見つけて帰りましょう!短時間で女子力がUPできるプチレッスンスクール、今回は、ティー教室をご紹介いたします!
紅茶の歴史
1662年、イングランド王チャールズ2世がポルトガルから妃を迎えました。彼女の名はキャサリン・オブ・ブラガンザ。彼女は輿入れの際、茶道具や中国の茶、砂糖などをもちこみ、毎日のように飲んでいたそう。それが次第に訪問客にもふるまわれるようになり、紅茶がイギリスに知られるきっかけとなったといいます。そして1689年、オレンジ公ウイリアム3世とメアリー女王の時代に、東インド会社が中国と直接貿易をはじめ、イギリス上流階級の家庭でもお茶を飲むようになっていったそう。ただし、当時のお茶は紅茶ではなく緑茶。その後18世紀に入り、大の美食家で無類のお茶好きとして有名なアン王女が即位、ウィンザー城に茶室を作り茶会を楽しむなどイングリッシュティーの習慣を確立したといわれています。
場所はハロッズからすぐの5ツ星ホテル
カドガンホテル(Cadogan Hotel)
ティーレッスンの開催場所は、ハロッズから5分ほどのカドガンホテル。このホテルは、5ツ星ホテル。アットホームな雰囲気を持ちながらも、風格があり、一流のもてなしを約束してくれます。肩肘張らない5ツ星ホテルなんて、なかなかありませんよね。アフタヌーンティーにも定評があり、ナビが訪れた日も、テーブルには「予約」の札がたくさんおかれていました。ナイツブリッジのご婦人たちに長く愛され続けているホテルなのだそうです。
林原真澄先生
「紅茶講座とアフタヌーンティー」
英国ティー研究家林原先生の「紅茶講座とアフタヌーンティー」レッスンは、このホテルのエントランスをぬけてすぐ、1階のティールームで開催されています。林原先生は、日本企業での講演、ロンドン・東京において「JING TEA(ジンティー)」テイスティングイベントを多数行うなど、精力的に活動されています。「紅茶は、人の輪を作ってくれますよね。お茶にいらっしゃいませんか?と人をお誘いするきっかけにもなりますし、またその時間を豊かにもしてくれます。本場で皆さまのお好みのお茶探しのお手伝いが出来れば、という思いでレッスンをしています」とおっしゃっていた林原先生。少しの知識が有るだけでお茶選びが非常に楽しく、分かりやすくなるそうですよ。
林原真澄先生のプロフィール
英国ティー研究家 / 英国紅茶会社「JING TEA(ジンティー)」ブランドアンバサダー
「紅茶講座とアフタヌーンティー」(単発レッスン)、「英国ティーレッスンwith JING TEA」(5回レッスン)をロンドンで開催
林原先生のHP http://www.tealondonlesson.co.uk/grape2/
「JING」の紅茶(ティーパック)
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林原先生のイベント「紅茶講座with JING TEA」
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メニューには、アフタヌーンティーの歴史が
まず、先生から本日のレジュメをいただきます。紅茶の歴史や、ホテルのメニューにある紅茶の種類についてなど、ホテルのメニューに沿って、詳しく、丁寧に先生が説明してくれます。ナビが驚いたのは、茶葉はインド、スリランカ、中国などからの輸入がほとんどだということ。イギリスは茶園が国内に1箇所しかなく、生産量も少ないんだそうです。紅茶の国の紅茶は、輸入中心だったんですね。日本でも私たちがよく耳にするアッサムティー、ダージリンティーは、インドのお茶の産地から名前がついています。紅茶初心者の方は、アッサムティー、ダージリンティーといった代表的な産地のものから試すと良いそうですよ!
メニューには、アフタヌーンティーの歴史が
アッサムティー
日常茶としてよく一般家庭で飲まれているそう。濃いお茶なのでミルクをいれるとよくあうそうですよ。英国内のカフェなどで紅茶の選択がない場合、でてくる紅茶はアッサムティーが多いそうです。
ダージリンティー
紅茶の王様、ダージリンティー。茶園の数が少なく生産量も限られているため、高級茶。「マスカテルフレーバー」と称されるフルーティーな香り高さが特長だそうです。ミルクをいれずに、ストレートでいただくのがいいそうです。
優雅なひととき 、「JING」の紅茶でアフタヌーンティー
いよいよ紅茶選び!
ひと通り紅茶の説明が終わると「では、どうぞ紅茶を選んでください」と、先生がにっこり。今、説明していただいたメニューから好きな紅茶を選びます。運ばれてきた白いティーセットに紅茶を注ぎ、少し香りを楽しんでから、一口目。おいしい!このホテルで使用している紅茶は林原先生がブランドアンバサダーをしている「JING(ジン)」という会社のもの。ロンドンでは、「JING」の紅茶をだしている5ツ星ホテルも多いということです。
3段トレイが登場!
紅茶がでてきてほどなく、おまちかねの3段トレイがでてきました。もともとこのような3段トレイではなく、パン、スコーン、ケーキをサーヴする人がいたのですが、その手間をはぶくために現在のようになったといわれています。また、イギリスのカフェメニューでよくみかけるのが「クリームティー」というメニュー。この「クリーム」とは、クロテッドクリームのことだそうで、たいていはスコーンと紅茶のみ、というシンプルなもの。場所によっては、サンドウィッチがでてくる場合もあるそうですよ。紅茶のほかにシャンパンも一緒にいただく「シャンパンアフヌーンティー」というのもあります。ロンドンのアフタヌーンティータイムではこのシャンパンつきを楽しんでいる方もよく見かけます。
食べる順番は
サンドウィッチ→スコーン→ケーキ。サンドイッチは手づかみで。ナイフはスコーンをカットしたり、クロテッドクリームをぬる時につかいます。ポットの紅茶がなくなったら、お湯の追加もOK。気軽にスタッフに頼みましょう。
丁寧に説明してくれます
世界中から質の高い紅茶が揃っているという紅茶の本場、英国。「もの凄く沢山ある種類の紅茶の中から好みのお茶を見つけるためには少し知識が有るとうんと分かりやすく、見つけやすくなると思います。このティーレッスンを通じて、ご自身のお好みのお茶を見つけてその後のティータイムに続いていく様なきっかけにして頂ければ嬉しいです。」とのこと。レッスンでは、紅茶に関する知識はもちろん、紅茶の入れ方、おいしい紅茶が買えるお店情報まで教えてもらえます!
いかがでしたか?気分もおなかも満足することまちがいなし!のティーレッスン。レッスンが終わったあとも、大切な人とゆっくりとアフタヌーンティーを楽しんでくださいね。以上、ロンドンナビでした!