ぐるっと店内を見て歩くだけで幸せな気分になれる高級スーパー。地元の人の買い物かごの中も興味津々。閉店時間まぎわには、大幅ディスカウントも!
ハイストリート・ケンジントンの店舗
こんにちは、ロンドンナビです。今日は高級スーパー「ウェイトローズ」について紹介します。イギリスにはテスコやセインズベリーといった大型スーパーのチェーンがありますが、ウェイトローズはそもそも百貨店ジョンルイスの食品部門、いいかえれば「デパ地下」。これが街のあちこちに店舗を運営し、レベルの高い食材を提供しているため、中所得者から上の層の人々の支持を得ています。
では、店内のようすを、旅行者に便利そうな商品を中心に紹介しましょう。
最初はくだものの棚
くだものの棚は入口近くにあります
くだものの棚ではオレンジやりんごをはじめ、さまざまなベリー類が目につきます。メロンやパインアップルは日本に比べて安いのですが、切って食べるのがたいへんなので、別の棚にあるカット済みのを選ぶ手も。いちごやブルーベリー、ラズベリーなどは洗ってすぐ食べられますね。
パン&ケーキのコーナー
「ウェイトローズ」ではどの店にもベーカリーがあって、店内でパンを焼いています。イギリスならではのカップケーキも扱っています。ただ、サンドウィッチは別の棚で扱っています。
テイクアウェイのコーナー
テイクアウェイの商品は「フード・トゥ・ゴー(Food to Go)」のコーナーにまとめて売られています。サンドウィッチやラップのほか、最近英国人にも大人気のお寿司もこちらで売られています。冷えた飲料もここでピックアップを。「ウェイトローズ」自慢のフラッグシップストアであるカナリーワーフの店舗では、コンビニ1軒分くらいのスペースが「フード・トゥ・ゴー」のコーナーに割かれています。
そのまま食べられるものは意外と少ない?
店内にはラザニアやパスタ、ピザ、中華のおかず、インドのカレーなどがパッケージされたものが多数売られています。価格もそこそこ安いのですが、これらのものはすべて電子レンジかオーブンで加熱しないと食べられません。品物の裏をみて、オーブン(Oven)とか電子レンジ(Microwave)という表示とともに調理時間が書かれた商品は要注意です。一方、簡単に試せそうなのはチーズやハムなど。普通に並んでいる商品を買ってもよいですが、できれば計り売りで販売しているカウンターであれこれ頼んでみるのもオススメ。
ビールやワインも充実
ホテルでビールやワインを飲みたい人はお酒のコーナーを要チェック。ビールは英国だけでなく、欧州各地からさまざまなブランドが集められています。一方、ワインは地元産は少ないものの、フランスやオーストラリア産などを中心に格安品から高級品までさまざまなチョイスから選べます。また、シャンペンが安いのが魅力です。
ピクニック気分で公園で食べてみる?
いろいろな食材を試したいけど、ホテルの部屋で食べるのはちょっとつまらないーーという人は、公園であれこれ広げて食べてみるのはいかがですか?ロンドンにはありとあらゆるところに公園があり、地元の人々も日々のランチをふつうに屋外で楽しんでいます。
おみやげにしたい品目はこれ!
日本へのおみやげに紅茶やビスケットなど、いかにも英国っぽい食べ物をあれこれ買いたいときに、ウェイトローズの品ぞろえは便利。ナビのオススメはウェイトローズのプライベートブランド(PB)商品。特にウェイトローズ・エッセンシャル(Waitrose essencial)は、あくまで地元の人々が家庭で食べたり飲んだりするのに買う商品ですが、品質の良さと価格の手ごろさが魅力です。さらに、自社ブランドのオーガニック商品にもお買い得品がありますよ。ジャムと紅茶が狙い目の商品でしょうか?
店内にはカフェやオイスターバーも
店内に並ぶ食材を使った料理を食べたり、売られているお酒を楽しめたりできるコーナーもあります。だいたいどこのお店でも、ワインケラーが置かれていて、おすすめのワインが楽しめるほか、オイスター&ステーキが食べられるカウンターがある店舗や、大きなカフェがある店舗など、併設されている施設はいろいろな形態があります。なお、ジョンルイスのデパートに併設されている店舗では、ウェイトローズと別の階にカフェなどが置かれている場合もあります。
旅先でのスーパーの利用は、おみやげを買うために立ち寄ることが多いのかもしれません。でも、英国ならではの食材やフルーツを試すのに「ウェイトローズ」は好適なお店だと思います。店舗を見つけたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。以上、ロンドンナビでした。