英国ならではの宿泊施設、ベッド・アンド・ブレックファストについて紹介します。
B&Bの客室の例
こんにちは、ロンドンナビです。今日はロンドンのベッド&ブレックファスト(B&B)をご紹介しましょう。
B&Bとして用いられる施設はもともと「ゲストハウス」として、自宅の空き部屋を旅人の宿として貸した習慣が発祥といえます。田舎に行けばたしかに「本来のゲストハウス」が残っているケースもありますが、ロンドンのB&Bは「格安の宿泊機関の代名詞」になっています。
B&Bのあるエリア
ヴィクトリアコーチステーション界隈に集まる
ロンドンでB&Bが集まっているエリアは、国鉄のヴィクトリア駅周辺と、ロンドン西部のアールズコート周辺の2か所が代表的です。また、大英博物館に近いラッセル・スクエア周辺と、ヒースロー空港への直通列車が出ている国鉄パディントン駅周辺にもB&Bがかたまって建っています。
B&Bが集まるエリア
ヴィクトリア駅近く
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B&Bが集まるエリア
パディントン駅近く
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B&Bが集まるエリア
アールズコート駅近く
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B&Bが集まるエリア
ラッセル・スクエア駅近く
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B&Bに泊まるには
空港のホテル案内所でもB&Bを紹介してくれる
事前に予約するなら、普通のホテルに泊まるときと同様、ホテルの予約サイトなどで探して手配するのが一般的なやり方でしょう。また、空港などにあるホテルのインフォメーションカウンターで紹介してもらうこともできます。しかし、B&Bは設備が悪いところや、やたらに騒音でうるさい、お湯が出ないといったトラブルが起こりがち。「ネットでの予約では不安」だと、自分の足で探す人も少なくありません。そのときは、B&Bの玄関先にかかっている「Vacancy(空き室あり)」の看板を頼りに、丹念に泊まりたいエリアにあるB&Bを回りながら値段や設備をチェックすることにしましょう。
料金確認の際の注意
シャワールームが室内にある客室の例
B&Bの場合、客室内に「シャワー・トイレ」があるかないかで、宿泊費が大きく違います。「シャワー・トイレ」が客室内についている場合は「エンスイート(En Suite)」、他の宿泊客とシェアして使う場合は「シェアード(Shared)」と表現されるのが普通です。シェアして使う場合でも、各室にバスタオルやせっけんが置かれているので、それを共用のシャワールームに持ち込みましょう。なお、共用のシャワールームにはバスタブがあるけれど、個室にはシャワーのみ、といったケースもままあります。
テーブルの上にはお茶セットが
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バスタオルとせっけんは用意されている
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部屋にはテレビもついている
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設備のよいところでは冷蔵庫も
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お金を払うときの注意
フロントはリビングルームと兼ねていることも
B&Bに泊まるときは、チェックインの際、宿泊日数分の宿泊費全額を前払いするのが普通です。
もし、設備などに問題があるかどうか不安なときはとりあえず1泊だけ泊まって、状況をみてから延泊を考えるのも一つのアイデアでしょう。お金を払う際は、レシートをもらうのを忘れないようにしましょう。
朝食はどんなかんじ?
これにシリアルが付くB&Bも
B&Bの重要な要素であるブレックファストはどんなかんじでしょうか?たいていは、コーヒーまたは紅茶にオレンジジュース、シリアルにトーストというメニューが出されます。宿の地下などにある「ブレックファストルーム(レストランとは呼ばない)」で食べることになりますが、どこの宿もたいてい手狭で、時間帯によっては席が空くまで待たされることもしばしばあります。卵料理やソーセージなど、温かいおかずを追加料金を出せば作ってくれるB&Bもあります。
ブレックファストルームの様子
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朝食時間帯は曜日によって違う場合も
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B&B利用で知っておきたいこと
玄関のキーを渡されるところもある
それでは最後に、B&Bならではのお約束事項をいくつかおさえておきましょう。
・玄関のカギを渡されるB&Bによっては、部屋のカギと別に、玄関のカギを渡されることがあります。
・無線LANの課金ネットをどうしても使いたい人は要注意。宿代は安いけどネット利用料が高い(または、その逆)というケースがよくあります。料金条件をチェックする際に確認しましょう。
「B&B」ライフを楽しでいってくださいね。ロンドンナビでした。
その他情報
B&B
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-10-15