【大使館より】G8サミット開催に向けた警戒について

6/17-18に北アイルランドで開かれるG8首脳会合開催に向け、ロンドンでも警戒態勢が敷かれています。

G8ロック・アーン・サミット開催に伴う注意喚起

※6月11日付けで在ロンドン日本大使館領事部が発表した注意喚起のお知らせです。 

1.6月17-18日の2日間、北アイルランドのロック・アーンにおいてG8首脳会合(サミット)が開催されます。
2.今回のサミットを攻撃対象とした具体的なテロ関連情報はありませんが、英国治安当局は従来のサミットと同様に今回のサミット開催時にも厳重な警備体制を敷くことを予定しています。
3.サミットが行われる北アイルランドの治安情勢は一定の落ち着きを見せていますが、英国政府が発表している北アイルランドにおけるテロの脅威度は、引き続き5段階の上から2番目のSevere(深刻)となっています。現地では、昨年12月に英国旗の扱いを巡るロイヤリスト派の抗議活動が行われたほか、リパブリカン分派による、警察、軍、刑務所等の治安関係施設を狙ったテロ攻撃が断続的に行われています。
4.北アイルランド及びロンドン等英国の一部地域で、サミット開催にともないデモ等の抗議活動や集会などが行われる予定です。現時点で、これらの抗議活動が暴力的なものとなるとの情報はありませんが、参加人数が多数に上る活動もあり、これらの抗議活動に接した場合には、すぐその場を離れるなど安全確保に万全を期して下さい。
5.また、サミット開催と直接の関係はありませんが、5月22日にロンドン東部で英国兵士がイスラム教徒に殺害された事件を受けて、右翼団体の抗議活動が活発化しており、この抗議に反対するグループと小競り合いが発生し、逮捕者が出る事態が発生しています。
6.英国は、比較的安全な国だと考えられていますが、サミット開催の前後に英国に滞在・渡航される皆様におかれましては、一般犯罪への注意(下記の「安全の手引き」をご参照下さい)に加え、不測の事態が発生した場合には、当館ホームページや報道等から最新の情報の入手に努め、大勢の人が集まる繁華街や公共交通機関等では周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意してください。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-06-14

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