テムズ・バリア・パーク

ロンドンを洪水から守るため、テムズ川の下流に造られた水門。天気のいい日には、川からの風に吹かれてのティータイムも楽しめます。

テムズ川はかつて、北海からの高波や高潮が原因でたびたび氾濫しました。1984年に完成した水門は、全長520ｍの間に大小10の水門が最大幅61ｍで設置されています。従来の鉄骨で出来た水門のイメージとは随分異なりますが、普段は川面下に沈んでいる「遮蔽板」が緊急時に制御装置が回転することによって川面に立てられます。公園にある大きな「溝」のような部分は、かつて船を作っていた「ドック」の名残で、現在は植物が植えられた散歩道になっています。