イギリスに行ったらやってみたいことのひとつ、アフタヌーンティー。優雅な午後の過ごし方教えちゃいます。
こんにちは、ロンドンナビです。イギリスに来たら本場のアフタヌーンティーをしたい!と思っている人は多いはず。いまや紅茶の国として定着しているイギリスですが、お茶を飲む習慣は日本より遥かに遅れて18世紀頃に始まりました。今日はイギリスのアフタヌーンティーについて、紹介しましょう。
アフタヌーンティーの習慣は貴族や上流階級から始まったと言われています。当時、一日の食事が朝食と遅めの夕食の2回だけだったので、空腹を紛らわすためにお茶と軽食を食べたのが始まり。そのうち上流階級の女性たちの間でアフタヌーンティーにお客様やお友達などを招待し合うのが流行り、女性達がソーシャライズする場として確立されました。現在でもアフタヌーンティーは優雅なひとときを過ごすちょっと特別なイベントなんです。だからお出かけするときはちょっとお腹をすかせて、スマートカジュアルのドレスコードで行きましょう。
アフタヌーンティーで何を食べるの?
アフタヌーンティーは、お茶を飲むだけでなく軽くお食事もするもの、じゃあ何を食べるの?トラディショナル・アフタヌーンティーのメニューをご紹介いたしましょう!
♦サンドイッチ♦
だいたいどこも同じような内容です。本日はスイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)のアフタヌーン・ティーのメニューをちょっと拝借。
- きゅうりとミント風味のクリーム・フレチェ(クリームチーズのような感じ)
- スモーク・サーモン(スモーク・サーモンとホースラディッシュ)
- はちみつのロースとハムとチーズ
- コロネーション・チキン
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スコーン♦
そとはさくさくで中はしっとりしたイギリスを代表するスコーン。クロテッド・クリームという生クリームよりも濃厚でしっかりしたクリームとジャムをつけて食べます。クリームかジャムか、どちらを先につけるかというのはイギリス人の中でも話題になるのでどちらから先につけても大丈夫!
スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)
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スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)
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スウィーツ・パストリーズ♦
主にタルトとかケーキなど。アフタヌーンティーの華。場所によってルックスや内容は違ってくるみたいです。
本日のメニュー
- マカロン
- チェリー・タルト
- フルーツ・タルト
- チョコレートムース
- オレンジゼリーとフルーツスムージー
スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)
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スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)
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紅茶♦
必ず何種類かチョイスがあるので好きな紅茶を選びましょう。
とはいっても紅茶の種類の多さに圧倒されて何を選んでいいのか分からなくなってしまいますね。
ブレックファースト : 目覚めの一杯。濃い目でカフェインが強めのお茶。
アフタヌーンティー : ブレックファーストよりはカフェインが少なめ。それでもしっかりしています。
アッサムティー : インド産のしっかりした味わいのある強めのお茶。
ダージリン : インド産の香り高いお茶。アーモンドと野の花の香りが感じられます。
アール・グレー : ブレンドされた紅茶に柑橘系ベルガモット・オイルを混ぜた香りが高い紅茶。
ペパー・ミント : すっきりとした味わいで口の中に清涼感が漂うミントのお茶。カフェイン・フリー。
ルイボス : アフリカ産の香りのあるお茶。カフェイン・フリー
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シャンパン♦
ほとんどのところがシャンパン付のアフタヌーンティーを用意しています。アフタヌーンティーの前に飲むもよし後に飲むもよし。優雅なひと時を特別な時間にしてくれます。うふっ。
♦個性的アフタヌーンティー♦
最近では伝統的なアフタヌーンティーだけではなく斬新な現代のアフタヌーンティーが続出中。パンを使わないサンドイッチやカロリーを気にしなくてもいいアフタヌーンティーなど。スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)ではTLSee (tea-london-sightseeing) menuはロンドンのアトラクション、ビッグベンやタワーブリッジそしてタクシーなどをかたどったスウィーツが食べられます。
英国人が選ぶおススメアフタヌーンティーをご紹介
とはいっても、どこのアフタヌーンティーに行っていいか決められないかた、イギリス人が選ぶおすすめアフタヌーンティーの場所をリストにしてみましたので参考にしてください。
ほとんどのところは、予約をしてから行ったほうがいいようです。英語が苦手な人はネットでもOKなので挑戦してみてください。
リッツ・ホテル(The Ritz)
4週間以上前に予約をしないと入れないという有名店。予約の時間帯は1日5回。午前11時30分、午後1時30分、 3時30分、5時30分、7時30分 。ピアノやハープの曲が流れるエレガントなパーム・コートにて楽しめます。
フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)
フォートナム&メイソンのセント・ジェームズ・レストランではフォートナム&メイソン専属のテイスターの選ぶさまざまな紅茶が楽しめます。ベジタリアンの方、糖尿病の方、グルテンアレルギーの方も楽しめるメニューも用意していますい。
バークレー(The Berkeley)
ファション好きならバークレーのキャラメル・ルームでのアフタヌーンティーはいかが?スウィーツは最新のファッションコレクションからインスピレーションを受けています。どれも一口サイズでお上品にいただけますよ。マドンナなどのセレブも来る場所。
レーンボロ(The Lanesborough)
賞を受賞したレーンボロではクロテッドクリームとホームメイドのジャムとともに焼き立てスコーンが楽しめます。どの紅茶を飲もうか迷ったらイギリス初の紅茶ソムリエをよんでください。
ランハム(The Langham)
1865年からの伝統を誇るランハムのアフタヌーン・ティーはラグジュリーな雰囲気のパーム・コートでいただけます。紅茶は2010年の紅茶ギルドのトップロンドンアフタヌーンティーに選ばれました。
ドーチェスター(The Dorchester)
一日2回、午後2時30分と4時45分にアフタヌーンティーが楽しめます。また、8時に始まるハイ・ティーは観劇前のお食事にぴったり。
スイスホテル・ホワード(Swissôtel The Howard)
ロンドンが食べられる!?アフタヌーンティー。TLSee (tea-london-sightseeing) menuはロンドンのアトラクション、ビッグベンやタワーブリッジそしてタクシーなどをかたどったスウィーツが食べられます。
メトロポリタン(The Metropolitan)
メトロポリタン限定の現代女性にぴったりの斬新なアフタヌーンティー。ハートや花をテーマにしていてとてもかわいらしい。パンのないサンドイッチなどカロリーもかなり抑えられているので安心です。
ケンジントン宮殿のオランジェリー
(The Orangery at Kensington Palace)
1705年、アン王女がケンジントン宮殿の温室としての建てた場所。太陽の光が優しく注ぐ中で優雅に楽しめます。2時半と5時半から始まるアフタヌーンティーは予約不要。少々早めに行っくとすぐに入れます。
優雅なロンドンのひと時、どこのアフタヌーンティーで過ごすか決まりましたか?どこに決めてもきっと素敵な時間が過ごせるはずです。以上、アフタヌーンティーの空間が好きなロンドンナビでした。