冬のロンドンも満喫したい!そんなあなたにおススメする、秋冬限定イベント。
こんにちは、ロンドンナビ・マーボです。ロンドンは10月にもなると日照時間が日に日に短くなり、朝夕の寒さが体にこたえる時期、冬には厚い雲が空を覆い、なんとも憂鬱な季節。そんな季節だから楽しめるイベントを発見しました!地下鉄テンプル(Temple)駅から徒歩1分、テムズ川のほとりエンバンクメントやコベント・ガーデン、ストランドからも徒歩圏内で最高のロケーションにある5つ星ホテル、「スイスホテル・ザ・ハワード・ロンドン(Swissotel The Howard, London)」で10月から3月の秋冬限定の『スイス・ナイト』はいかがでしょうか?
スイス・シャレー(山小屋)のレストラン
フロントを通り過ぎ、レストラン「12・テンプル・プレース・レストラン(12 Temple Place Restaurant)」の中を突き進むとそこにスイスの山小屋「スイス・シャレー(Swiss Chalet)」が登場します。夏に宿泊客が朝食を楽しむガーデンが10月から3月までの間は温もりを感じる山小屋に変身です。家具やデコレーションはほとんどスイスから持ってきたもので、中には200年前に作られた貴重なアンティークのコレクションもあるんです。アットホームでなんだかぬくぬくしてきます。クリスマス・パーティーや忘年会、新年会が楽しめるプライベート・パーティー・スペースですが、火曜日と土曜日はチーズフォンデュが食べられるスペシャルナイト『スイス・ナイト』が開催されています。
鹿のはく製の壁飾り
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珍しい尾頭付きゴート・ファー・カーペット
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アンティークの装飾品
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シャレーには欠かせない暖炉
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スイスナイトのメニュー
メニューはこの黒板のフォンデュのみ
ここでのコースはただ一つ!そう、「チーズ・フォンデュ」です。
*スイス・フォンデュ カリカリのサワード・パン付き
*ハムの盛り合わせ
*ベイビーリーフのサラダ
*アップル・シュトルーデル 又は キルシェタルト(シェリーケーキ)
*シュナップス
赤も白もどちらもフォンデュにぴったりのチョイスです
ドリンクはワインリストからも頼めますが、テーブルの上の小さな黒板の裏には、チーズフォンデュにぴったりのスイスワインのチョイスがあります。全部試したナビのおススメはホワイト・ワインでした。
*Tamborini Swiss vino bianco
*Tamborini Swiss vino rosso
*Mauler Tradition Brut sparkling wine
前菜
最初に出てきたのはベビーリーフのサラダとハムの盛り合わせ。冬の食糧を確保するために保存食が発達したスイスのハムは美味!一緒に出てきたシュナプスはフルーツの蒸留酒で消化を助けるリキュールです。食前に飲んでもいいし、食後に飲んでもいいし、食べながら飲んでもいいんです。通な人はパンを浸してチーズフォンデュで味わうらしいですよ。
チーズフォンデュ!
そしてこちらがチーズフォンデュ!
スイスの家庭料理で伝統料理のチーズフォンデュは数種類のスイスチーズが使われます。家庭によってレシピは少しずつ違い “ハーフ・ハーフ”と呼ばれる2種類のチーズを使うこともありますが、スイスホテルでは、密に詰まった牛のチーズ、グリュイエール、とっても柔らかくて冬のチーズとして有名なヴァシュラン・モン・ドール、ウォッシュチーズの王様と形容される香りの強いエポワスの3つのチーズが使われています。チーズがチーズの味を引き立てるんですね!カリカリの歯ごたえのあるパンと一緒にいただきます。しっかりした味わいのチーズがアツアツとろとろでたまりません。このパンがまたフォンデュによくあう!
デザート
アフタヌーンティー「TLSee」でベーキング・インダストリー・アワード(焼き菓子業界の賞)をホテルとして初めて獲得するという快挙を果たしたスイスホテルのスウィーツは要チェックのお味。
こちらの2種類から選びましょう。
アップル・シュトルーデルはレーズンなどのドライフルーツがふんだんに使われているアップルパイ。甘いのが好きな方はカタードクリームをかけていただきましょう。
キルシェタルトはサクランボのリキュール、キルシェのスウィーツ。タルトというよりはケーキといったほうが日本人にはしっくりきそう。キルシュのフルーティーな風味がふわっと広がります。チョコレートソースをかけてもまた違ったおいしさに。
最後のお口直しのチョコレートは大人の味
スイスではスキーの後に山小屋でこうして鍋を囲み友達や恋人とチーズ・フォンデュを楽しむんですって。どんよりした冬でも仲間と集う至福の時間で暗い天気も吹き飛ばしてしまうんですね。そんな冬を楽しく過ごせて、ロンドンでスイスが体験できてしまうとってもおいしい『スイス・ナイト』を是非味わってください。以上、フォンデュ鍋を買ってしまいそうなロンドンナビ、マーボでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-10-22