イギリスの家庭料理「トード・イン・ザ・ホール」を紹介します!

「穴の中のヒキガエル」という名前を持つイギリス家庭料理。約300年以上前にすでにレシピが存在していたというこの伝統料理、つくり方はとっても簡単!


こんにちは!ロンドンナビです。今日は皆さんにイギリスの伝統料理をご紹介します。その名もトード・イン・ザ・ホール(Toad in the hole)。直訳すると「穴の中のヒキガエル」というなにやら怪しいネーミング!?「カエル」という名前がついていますが、もちろんカエルの肉は使いませんのでご安心を!中にはいっているのはおいしい生ソーセージなんです。約300年以上前にすでにレシピが存在していたというこの料理。初期のレシピの中では「Pigeons in a Hole(穴の中のハト)」と紹介されていたそうですよ。つくり方はとっても簡単!生ソーセージを香ばしく焼き、ヨークシャープディングを流し込んだあとはオーブンへいれるだけなんです。
サラダといっしょに!

サラダといっしょに!

つやつやグレービーソース

つやつやグレービーソース

専用の型で焼きました

専用の型で焼きました

トード・イン・ザホール(Toad in the hole)

材料:3~4人分
ソーセージ 400g
小麦粉 75g
バター  適量
●卵     1個 
●牛乳 75ml 
●水     55ml 
●塩、黒コショウ 適量
※オーブンを200度に設定し、あらかじめ温めておきます。
※底の浅い天板を準備してください。
(ナビの天板は 高2.5×縦16×横28 くらい)

●トード・イン・ザ・ホールの作り方

①まず、ヨークシャープディングをつくります。
ヨークシャープディングとは、小麦粉と卵でつくるパイの皮のようなイギリス家庭料理のひとつ。マフィン型のヨークシャープディングは、ローストビーフに添えられてくる定番のひとつ。
オーブンを200度に余熱しておきます。

オーブンを200度に余熱しておきます。

材料はあらかじめ計って準備しておきます。

材料はあらかじめ計って準備しておきます。

1.小麦粉をふるいます。

1.小麦粉をふるいます。

2.●を混ぜます。

2.●を混ぜます。

3.①にす②をすこしずつ、ゆっくりと流し込みます。

3.①にす②をすこしずつ、ゆっくりと流し込みます。

4.やさしく混ぜあわせます。そして冷蔵庫で30分ほど寝かせます。

4.やさしく混ぜあわせます。そして冷蔵庫で30分ほど寝かせます。


②次にプディングにいれる「カエル」をつくります。
1.オーブン皿にバターをのせ、オーブンの中で溶かす。

1.オーブン皿にバターをのせ、オーブンの中で溶かす。

2.バターがとけたら、ソーセージを均等に並べます。

2.バターがとけたら、ソーセージを均等に並べます。

3.オーブンへ戻し、焼き目がつくまでまちます。

3.オーブンへ戻し、焼き目がつくまでまちます。

4.ほどよく焼き目がついたらオーブンから出します。

4.ほどよく焼き目がついたらオーブンから出します。

5.熱々のオーブン皿にヨークシャープディングの生地を流し込みます。

5.熱々のオーブン皿にヨークシャープディングの生地を流し込みます。

6.再びオーブンへ戻し、30分ほど焼きます。

6.再びオーブンへ戻し、30分ほど焼きます。

今回使った生ソーセージはこちら。唐辛子入りのピリリと辛いもの。ちょっと太かったので、もう少し細めのものがいいかも。イギリスにはハーブ入り、黒胡椒入り、ジンジャー入りなどいろいろな種類の生ソーセージが売られています。日本ではなかなか手に入りにくいと思いますが、普通のソーセージにベーコンをまきつけるなどしてもおいしく仕上げることができますよ!

③焼けている間に、グレービーソースをつくります。
材料:3~4人分
玉ねぎ 半分(薄くスライスする)
スープストック 1個 (200mlのお湯でといておく)
マスタード 小1
ウスターソース 大1
赤ワイン 200ml
小麦粉 大1
砂糖 小1
バター油 大1
塩・胡椒 適量

●グレービーソースの作り方
1.スープストックにマスタードとウスターソース、赤ワインを加えておきます。

1.スープストックにマスタードとウスターソース、赤ワインを加えておきます。

2.油をひいたフライパンにたまねぎをいれしんなりするまで炒めます。砂糖もここで加えます。\n

2.油をひいたフライパンにたまねぎをいれしんなりするまで炒めます。砂糖もここで加えます。\n

※あめ色になる直前までゆっくり炒めてください。

※あめ色になる直前までゆっくり炒めてください。

3.小麦粉を加えて炒め、1を加えて弱火で焦がさないように20~30分ほどじっくりと煮詰めます。\n\n

3.小麦粉を加えて炒め、1を加えて弱火で焦がさないように20~30分ほどじっくりと煮詰めます。\n\n

5.塩胡椒で味をととのえて出来上がり。

5.塩胡椒で味をととのえて出来上がり。

濃厚グレービーの完成!

濃厚グレービーの完成!

生地がふくらんだら出来上がり!

真ん中の部分はしっとり、外側はカリカリ。本場イギリスでは、グレービーソースをかけてディナーにいただきます。ナビはおやつの時間にケチャップをつけていただくこともしばしば。トップの写真は丸いトード・イン・ザホール。パブではこのように丸い形ででてきます。専用の丸い型がイギリスでは普通に売られていますが、日本では入手困難だそう。でも、今回ご紹介したように、底のあさい天板でも代用可能です!オーブン料理は苦手.....という方も成功率高し!のイギリス家庭料理「トード・イン・ザ・ホール」。ぜひ一度お試しくださいね!以上、ロンドンナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-07-21

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