日曜日だけ食べられるロースト料理です。大切な人と囲む食卓はなによりのご馳走!
「チェシャム・アーム」のサンデー・ロースト
こんにちは、ロンドンナビのマーボです。日曜日だけにパブやレストランのメニューに登場するサンデー・ロースト。イギリスに来たら食べてほしい食事のひとつです。これを食べたら「イギリス料理はまずい」・・・なんていえなくなります。
では、サンデー・ローストって何なのか?ご紹介いたしましょう。
ローストするお肉の種類
ローストとは、オーブンで焼く調理方法のひとつ。お肉はチキン、ビーフ、ポーク、ラムが一般的。
「ザ・オリーブ」のスライス前のビーフの塊!
ビーフ
人気なのはビーフ。特に“ヨークシャー・ビーフ”や“スコティッシュ・ビーフ”はイギリスでもおいしいと有名。産地を記載している場合には期待してもいいかもしれません。
ロースト・ラムのスライス
ラム
そして、やはり人気はラム。イギリスの田舎に行くと緑広がる丘に羊がたくさん、イギリスで食べ慣れているだけあり日本で食べるより臭みがなくとってもおいしいんです。
「ザ・オリーブ」のスライスする前のポーク。
カリカリしておいしそう!
ポーク
ポークはイギリスでは新しい食材。セレブシェフがフューチャーしたことによって今では多くのレストランでみることができます。柔らかくて、歯ごたえもあり、若干の甘さもあって結構いけます。うまく調理してあれば日本の豚より結構おいしいんじゃないかと思うくらい。
ローストするお野菜の種類
野菜
お野菜は、ブロッコリー、カリフラワー、ニンジン、ジャガイモ。野菜はお肉のプレートに一緒に乗ってくる場合もあるし、野菜だけ取り分けるように野菜プレートにのり後で、好きなだけ取り分ける時もあります。ただし、歯ごたえも感じられないくらい柔らかく茹でてあることが多い・・・。
やわらかく茹でられた野菜
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「ザ・オリーブ」の野菜のロースト
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ジャガイモ
ジャガイモはロースト料理のなかでは重要な副菜!茹でた新ジャガのほかに、マッシュドポテトそしてローストポテト、チップス(日本でいうフライドポテト)など全ての種類のおジャガ料理がひとつのお皿に出てくることもあるほど。じゃがいもは日本より種類も豊富だし味が濃くとても美味。
「ザ・オリーブ」のロースト・ポテト
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ロースト・ポテトとチップス
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ヨークシャー・プディング
「ザ・オリーブ」の手作りヨークシャー・プディング
サンデー・ローストの発祥の地とされているイングランド北部、英国中部のヨークシャー地方の食べ物で、プディングといっても甘くはなく、パンのようだけれどもそれよりも軽くふわふわしたシュークリームの皮のようなもの。ヨークシャーの貧しい家庭では、このヨークシャー・プディングを食べてお腹を膨らませてから貴重なお肉を食べていたんですって。現在ではサンデー・ローストには欠かせない一品!
グレイビー・ソース
「ザ・オリーブ」のグレイビー・ソース。
エクストラで頼むとこうして出てきます。
そして忘れてはならないのがこのグレイビーソース!ローストした時に出る脂と一緒にローストした玉ねぎなどを使い、ソースにしています。このグレービーソース、イギリス人は大~好き!たっぷりかけて食べるんですって。足りない人は「エクストラ・グレイビー・プリーズ!」と頼みましょう。スーパー・マーケットにはグレイビーソースのモト「」が売っているので気に入ってしまった方はお土産にどうぞ。ちょっとインスタントな味ですが、それがイギリスっぽいかもしれません。
「ザ・オリーブ」のサンデー・ロースト(ビーフ)
「まずい!」と悪評の高いイギリス料理ですが、サンデー・ローストは英国が誇るおいしい料理といっても過言じゃないかもしれません。日本ではなかなかお目にかかれないサンデー・ロースト是非試してみてください。以上、野菜は固ゆでが好きなロンドンナビ・マーボでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-12-21