ロンドンでの「遅めの夕食」攻略法はこれ!

夕食時間を逃したけれど、食事をしっかりしたい……。そんな時のために遅い時間に食べられるスポットを押さえておきましょう!

アフター・シアター・メニューは「遅めの本格的ディナー」に狙い目です

アフター・シアター・メニューは「遅めの本格的ディナー」に狙い目です


こんにちは、ロンドンナビです。
きょうは、遅い時間に食事を取れるスポットとテクニックをご紹介しましょう。
遠いところに観光に出かけたり、お芝居を見たりした時などには、普通の時間帯に夕食を食べられないこともあるでしょう。そんな人のために、夜遅めでも食事ができる場所や方法を探して見ました。

遅い時間に食事できるところは少ない

たまたま開いていたのはフライドチキン屋さんだけだった…といったことも

たまたま開いていたのはフライドチキン屋さんだけだった…といったことも

アジアの街では、旅行先での深夜にかけての楽しみは「屋台巡り!」という人も少なくないでしょう。屋台以外にも、深夜2時くらいまで開いているレストランも数多く見かけます。
一方、イギリスでは夜10時を過ぎると食事ができる場所は極端に少なくなります。
遅い時間に食事などができる場所は次のようなところです。
・マクドナルド
・フライドチキンのテイクアウェイ
・中華料理のテイクアウェイ
・演劇終了後の「アフター・シアター・メニュー」を出す店

・コンビニと24時間営業のスーパー
これらのスポットをざっと紹介しましょう。
ソーホーのイタリアンレストラン

ソーホーのイタリアンレストラン

お店が開いていたら、まずはメニューをチェック!

お店が開いていたら、まずはメニューをチェック!

「お手軽で確実」マクドナルドを利用する

どこでも夜遅くまで開いているマクドナルド

どこでも夜遅くまで開いているマクドナルド

「ロンドンに行ってまでマクドナルドなんて……」という声も聞こえてきそうです。でも、街によっては、夜10時を過ぎるとマクドナルド以外の店は全く開いていないことさえあります。
外国で遅い時間に食事するのに、勝手知ったるマクドナルドは意外と便利ですよ。

「数の多さではピカイチ」フライドチキンのテイクアウェイ

店構えはちょっと怪しげ?

店構えはちょっと怪しげ?

イギリスには宗教上の理由で、牛肉や豚肉を由来の材料を使った食品を食べられない人々が大勢います。そういった背景もあり、イスラム教の教義に基づいた方法で処理した食品「ハラール Halal」のみ食べている人が大勢住んでいます。そんな人々のために、都心や住宅地などエリアを問わずロンドンのあちこちにフライドチキン店があります。
テイクアウェイはこんな感じです

テイクアウェイはこんな感じです

これらのお店は、おおむね深夜まで開いているので、何かの時に利用価値があるでしょう。扱っているメニューとしては、フライドチキンをはじめ、チキンバーガー、フライドポテトなど。
また、チキンではなく、ローストされた羊肉(ラム)を出す「カバブ店」もよく見かけます。中東パンの「ピタブレッド」にローストされたラムやチキンを挟んで食べます。
これらのお店はいずれも個人経営が多いため、値段や味は店ごとにばらつきがあります。
店先ではチキンやラムをローストしています

店先ではチキンやラムをローストしています

店先の看板には「ハラール」の文字も

店先の看板には「ハラール」の文字も

チキンバーガー

チキンバーガー

ラムカバブ&山盛りのポテト

ラムカバブ&山盛りのポテト

「お米が恋しい人はぜひ」中華料理のテイクアウェイ

チャーハン+おかずで6ポンドくらいです

チャーハン+おかずで6ポンドくらいです


香港が以前、英国領だったからなのか、簡単なキッチンとカウンターからなる「中華料理のテイクアウェイ店」がロンドンのいたるところにあります。
メニューが漢字と英語で書いてあるのも心強いでしょう。
価格は「おかずがかかったご飯もの」1品でだいたい6ー7ポンドです。
同じような形態で、ベトナム系の料理を出すお店もあります。
看板の漢字が目印に

看板の漢字が目印に

中華レストランでチャーシューなどを買う手も

中華レストランでチャーシューなどを買う手も

「おしゃれに食べるなら」アフター・シアター・メニュー

劇場街では、店先の看板をチェック!

劇場街では、店先の看板をチェック!

夜遅くまで開いているレストランが少ないロンドンですが、市内中心部・ソーホーの劇場が集まるエリアには、ミュージカルなどの舞台が終わったあとに食事を提供しているお店があります。
店先に「アフター・シアター・メニュー(After Theatre Menu)」と掲げられたお店では夜10時を過ぎでもしっかりしたコースメニューを用意しています。お芝居を見たあとの余韻を楽しむ場所ですが、観劇の有無と無関係に遅い食事を食べられる場所として利用することももちろん可能です。

「夜食と言えば中華?」チャイナタウンで食べる

夜食はラーメン、という人は中華街に急げ!

夜食はラーメン、という人は中華街に急げ!

また、ソーホーといえば「チャイナタウン」の存在も見逃せません。
比較的ローカルチックな食堂を中心に、午前0時過ぎまで開けている所もあります。それこそ小腹が空いている時に麺類やお粥を食べるのはひとつの楽しみかもしれません。

「安くて簡単」コンビニや24時間営業のスーパーに行く

お弁当みたいで美味しそうなのですが……

お弁当みたいで美味しそうなのですが……

食事ができるスポットとはちょっと趣が違いますが、コンビニやスーパーは意外と心強いでしょう。
どのお店にも、すぐに食べられるサンドイッチやサラダなどが店頭に置かれています。最近では、「英国風の」お寿司を見かけることもあります。お店によっては、加熱済みのローストチキンやパイなどを並べているところもあります。これらの商品は1ー3ポンド(120ー360円)とお値段も手頃です。
加熱しないと食べられないのが痛いですね!

加熱しないと食べられないのが痛いですね!

ただ、注意したいのは、加熱しないと食べられない商品が多いことです。お店には、パイやパスタなど、一見すぐに食べられそうなお弁当のような商品を多く見かけるのですが、これらは電子レンジやオーブンで温めないと食べられません。ロンドンで目一杯活動したいという人は、「電子レンジがある宿」に泊まると何かの時に心強いことでしょう。

「食事できそうでできない場所 」遅い時間のパブは飲み物のみ!

せめてこんなおつまみを出してくれるとうれしいのですが……

せめてこんなおつまみを出してくれるとうれしいのですが……

ロンドンの至る所にある「パブ」。いつもどこでも賑わっていて、遅い時間の食事ができる場所として期待できそうです。
しかし、食事を提供するパブでは食事のオーダーストップが夜9時半ごろ。飲み物は夜11時ごろまで頼めるのですが、遅いディナーを楽しめる場所としては不向きです。
夜遅くまで開いている「フィッシュ&チップス屋さん」もありますが、ちょっとヘビーかも

夜遅くまで開いている「フィッシュ&チップス屋さん」もありますが、ちょっとヘビーかも


正直なところ、ロンドンでの夜遅い時間の食事のチョイスはいまひとつ。
「お腹が空いてどうしようもない」ということがないように、深夜にかけてのご飯対策を覚えておくといいですね。
以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-02-21

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