2012年のロンドン

こんにちは、ロンドンナビです。
オリンピックが開催される2012年の祝日と主なイベントについてご紹介しましょう。６月にはエリザベス女王の即位60周年記念行事も行われ、祝日が１日追加されます。また、2012年の注目スポットについてもお伝えしましょう！
（スケジュールや行事日程は予告なく変更されることがあります）

2012年のイングランドの祝日

イギリスの場合、イングランド（ウェールズを含む）、スコットランド、北アイルランドで祝日の日程が若干異なります。以下は、ロンドンがあるイングランドの祝日です。
・１月２日（月）元旦の振替休日（Lieu of New Years Day Holiday）
・ ４月６日（金）グッドフライデー（Good Friday）
・ ４月９日（月）イースターマンデー（Easter Monday）
※４月６〜９日はイースターの４連休
・ ５月７日（月）アーリー・メイ・バンクホリデー（Early May Bank Holiday）
・ ６月４日（月）スプリング・バンクホリデー（Spring Bank Holiday）
・ ６月５日（火）ダイヤモンド・ジュビリー・ホリデー（Diamond Jubilee Holiday）
※６月２〜５日はダイヤモンド・ジュビリーの４連休
・ ８月27日（月）サマー・バンクホリデー（Summer Bank Holiday）
・ 12月25日（火）クリスマス（Christmas Day）
・ 12月26日（水）ボクシングデー（Boxing Day）

2012年の注目イベント

2012年はなんといっても、ロンドンオリンピックの開催が最大のイベントとなります。また、五輪の前月６月には、エリザベス女王の即位60周年を祝う式典「ダイヤモンド・ジュビリー」が盛大に行われる予定です。

● １月
１日：ニューイヤー・パレード…１万人の参加者、50万人の観衆が盛大に新年を祝います。パレードは目抜き通りのピカデリー（通り）から、リージェント・ストリート（南側）を経て、官庁が並ぶホワイトホールを歩きます。
29日：チャイニーズ・ニューイヤー…１月23日が旧正月元旦であることにちなみ、翌週の日曜日に記念行事が行われます。主催者によると「旧正月の祝賀行事としては、中華圏以外でもっとも大きな規模」ということです。
● ２月
21日：パンケーキデー…イースターを控え、卵やバター、牛乳などの贅沢品を使い果たすために設けられた日、とされています。当日は、市内のあちこちデーパンケーキをフライパンに載せて走るパンケーキレースが行われます。国会議員のセンセイたちもレースに参加します。
● ３月
17〜18日：セント・パトリックデー…アイルランド系の人々が、守護神セント・パトリックを敬うために行う行事です。例年、緑の衣装をまとった人々がパレードなどを行います。
25日：夏時間実施…日本との時差がこの日から８時間となります。

● ４月
６〜９日：イースターホリデー…「復活祭」のお祭りとして、例年４日間の連休となります。年によって日程は変化します。
７日：ザ・ボートレース…オックスフォード大とケンブリッジ大がテムズ川を舞台に行うレガッタの大会です。観客は数十万人とも、すでに100年以上の歴史があります。
22日：ザ・ロンドンマラソン…市民マラソンとして世界的に有名なロンドンマラソンには、日本からも有力選手が数多く参加します。３万人以上の市民ランナーも、バッキンガム宮殿前のゴールに向けひた走ります。
23〜７月27日：ワールド・シェークスピア・フェスティバル…春から夏にかけて、市内のさまざまな会場でシェークスピアの演劇が行われます。

世界のトップランナーが参戦するロンドンマラソン

シェークスピア・フェスティバルにも注目ですね

● ５月
22〜26日：チェルシー・フラワーショー…世界中の園芸家が技を競うこのショー。日本のプロフェッショナルたちも出展します。例年、切符は早めに売り切れるため、見学希望の方は事前の手配を忘れずに！

● ６月
２〜５日：ダイヤモンド・ジュビリー…1952年に即位されたエリザベス女王の在位60周年を祝う行事。
※ ２日：エプソム・ダービー…女王が伝統的な競馬レースを観戦します。
※ ３日：テムズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ページェント…1000隻もの船がテムズ川を下り、在位60周年を祝います。
※ ４日：ハイドパークなどで無料コンサート
※ ５日：女王の馬車によるパレード…セントポール大聖堂で記念ミサが行われます。
19〜23日：ロイヤル・アスコットでの競馬レース…観客（特に女性）が、さまざまな帽子のファッションなどを競うことでも有名です。
23〜７月８日：ワールドプライド・ロンドン2012…いわゆるゲイの人々などが蔑視などの差別に対する反対を訴える行事。市内で大きなパレードを催されます。
25〜７月８日：ウィンブルドン・テニス（全英オープン）…夏の恒例、「ウィンブルドン」がオリンピックの直前に行われます。

● ７月
３〜８日：ハンプトン・コート・フラワーショー…園芸家の間ではチェルシー・フラワーショーと並ぶ大きな行事と評されています。
６〜８日：英国Ｆ１…シルバーストーンで行われるＦ１レース。例年、世界中からのファンがレース観戦に訪れます。

13〜９月８日：ＢＢＣプロムス…100年以上の歴史を誇るクラシック音楽の祭典。会期中は80近いプログラムが催されます。メーン会場はロイヤル・アルバート・ホールです。
15〜22日：全英オープン・ゴルフ…ゴルフ４大メジャー大会の１つ。ランカシャー州ロイヤルリザム＆セントアンズゴルフクラブで開かれます。

21〜27日：オリンピック聖火リレー…イングランドの西の果て、マイルエンドからリレーが始まります。途中、アイルランドの首都ダブリンにも立ち寄ることになりましたが、世界規模でのリレーは行われません。
27〜８月12日：ロンドンオリンピック…今回の五輪は既存施設で多くの競技が行われるのも特徴です。なお、開会式に先立ち25日には女子サッカーの予選が始まります。

● 11月
４日（前後）：ガイ・フォークス・ナイト…国会議事堂に火をつけようとした容疑で捕まったガイ・フォークスの事件にちなみ、花火を上げる習慣があります。
11日：リメンバランス・デー…戦没者追悼記念日。第１、２次世界大戦デー命を落とした兵士を悼む行事。ただ、近年ではアフガニスタン駐留中に亡くなった兵士の追悼も合わせて行われています。

● 12月
25日：クリスマス…ロンドンでは交通機関がほぼすべて停止するなど、完全にお休みとなります。
26日：ボクシングデー…この日、バーゲンセールの火ぶたが切って落とされます。
31日：大みそか…テムズ川沿いでは、元旦０時から新年を迎える花火大会が行われます。

ボクシングデーのバーゲンの様子です

大みそかの花火大会は数十万人の観衆が集まります

注目のスポットは？

2012年に行われるロンドン五輪に合わせて、ケーブルカーと展望台が建設されます。これらの施設は五輪開催後もそのまま残される予定。ロンドンの新たな観光地として人気を集めることでしょう。
■ ケーブルカー
ロンドン東部の国際展示場・エクセル（ExCel）と、テムズ川対岸にあるＯ２ドームとの間にケーブルカーが五輪開催までに設置される予定です。交通機関としての利用だけでなく、観光目的で利用する人も増えることでしょう。

■ アルセロール・ミタル・オービット
五輪メーン会場のオリンピックパーク内に立てられた巨大オブジェで、上部には展望台も設けられています。目下「ロンドンで作られた芸術作品としては最大」なのだとか。高さ115メートルあります。

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