行ったことのある人は必ずお薦めする噂の観光地。夏休みも終わって少し落ち着いたので、ゆっくり宮殿を楽しんできました。
入口の門
こんにちは、ロンドンナビのマーボです。大人気、ハンプトン・コート・パレスに行ってきました。ロンドンのウォータールー駅から電車で一本、35分でハンプトン・コート駅に到着!そこからテムズ川に架かる橋を渡るとすぐに宮殿の門が見えてきました。お城ではないので、入口は意外に簡素。とはいっても、大きな門の上にはなんか動物が付いています。門から宮殿まではさすがに広くチケット売り場に立ち寄った後に宮殿内へ入ります!
案内マップ
見どころは大きく分けて3つ、とチケット売り場のおばさんが教えてくれました。
* ヘンリー8世の宮殿
* ウィリアム3世の宮殿
* 有名なお庭
宮殿入りました!
人だかり!!!なんだなんだ!?
宮殿の入口を進んでいくと何やら人だかりが!人をかき分け様子を見ると、あーーー、ヘンリー8世だ!本気で腕相撲をやってますよ。こんな感じで、俳優たちによる再現劇が宮殿のいろんなところで見ることができるんです。チケットを購入した時にもらえるツアーのプログラムで当日のイベントをチェックして人ごみにまぎれて参加してみましょう!
インフォメーション
インフォメーションでイヤホンガイド
ちょっと寄り道をしましたが、まずインフォメーションを目指しましょう。ここで無料のイヤホンガイドを借りることができます。借りるときに「ジャパニーズ・プリーズ!」と笑顔を添えて言ってみると日本語のイヤホンガイドを借してくれますよ。
色とりどり、貸出コート
そして忘れてはいけないのは当時の人になりきれるコート。これをを着て宮殿内を回れるというなかなか斬新なサービス。寒いときには最高!
「面白い!」と評判のよい台所
狭い小道のフィッシュ・コート
狭いフィッシュコートを通り台所へ進みます。小道にすることで日が当らないようにして温度を下げて自然の冷蔵庫として使っていたんですって。古人の知恵ですね。道の両脇の倉庫に食べ物が収納されていたんです。
600人もの食事を一日2回まかなっていたこの台所はさすがに圧巻。いくつかの部屋はどこも広くて天井が高く、パンやローストビーフを焼くための大きなかまどがあります。今日はこのかまどに火が焚かれいました。この勢いで調理すれば、そりゃおいしいビーフができるわけですね!
容器がわりに使われていたパイ
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お皿が所せましに並んでます
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パンを焼いていたかまど
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本当に火が炊かれてるかまど
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大きな樽が並ぶワイン貯蔵庫
そして、これがワイン貯蔵庫。当時水は危険でビールやワインを飲むのが習慣だったんです。当然子供も・・・。
ヘンリー8世の結婚式
集合場所コートに呼びに来てくれたキャサリン妃の妹
さて、今日はヘンリー8世の6回目の結婚式。捨てたり、処刑したり、かわるがわる6人もの妻と結婚したヘンリー8世の最後の妻との結婚式が体験できるツアーが始まります。これまた、演劇風。ツアーに参加しているはずなのに、結婚式の来賓の一員になってしまったかと錯覚してしまう演出はこのハンプトン・コート・パレスが人気の理由と納得。皆さんも結婚式に出席してみてください。新婦キャサリンの結婚後の悩み相談などおしゃべりに参加できますよ。
ホーンテッド・ギャラリー
幽霊話が好きなイギリスですからここハンプトン・コートでもゴーストにまつわる話は当然あります。
その名もホーンテッド・ギャラリーではヘンリー8世の5番目の妃の幽霊が出没すると言われています。処刑される直前に泣き叫びながら捕えられたその姿でこのギャラリーを走るそうです。
チャペル
チャペルの入口
ハンプトンコートにはチャペルがあります。最初の妻と離婚して、アン・ブーリンと結婚するために国の宗教を変えてしまったヘンリー8世。意外と宗教心は強かったんですね。ここの天井は見事なブルーとゴールドで装飾されていて目が釘付けになります。
チューダー時代のお庭
中庭にはチューダー朝の庭が再現されています。交易が盛んになる前の時代の庭は現在の感覚とは全く違った素朴なお庭。草をぼうぼうに伸ばし放題にして美しい緑を堪能するのが流行りだったとか。この囲いも当時を模して造られています。特に緑と白のしましまはチューダー朝の代表の柄。ヘンリー8世を語るには欠かせない模様と色なんですって。
代々伝わる家の動物
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当時の一番ファッショナブルなお庭
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ウィリアム3世
奥へ進むとウィリアム3世の住んでいた宮殿を見ることができます。この宮殿は当時先進国だったフランスの様式を取り入れた作りになっていて、武器が壁に美しくならぶ部屋から出発し、部屋をひとつずつ進むと徐々に王のプライベートな空間になっていきます。この王は外交が嫌いで内気な性格だったらしくその性格がところどころに表れています。
でも今日は残念ながら雨模様。閉館の時間も迫ってきたので続きはまた。一度だけでは楽しみきれないハンプトンコート、次に行くのがもうすでに楽しみ。ツアーガイドを朝から片っ端に参加しているイギリス人の女性に出合いましたが、最高よ!と絶賛。あまり時間のない人は朝早起きをして頑張ってまわりましょうね!以上、ロンドンナビ雨女のマーボでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-09-24