4月29日はロイヤルウェディング!

4月29日、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が行われます。パレードのルートやスケジュールなどを紹介しましょう。

4月29日に結婚式を挙げる、ウィリアム王子とケイトさん

4月29日に結婚式を挙げる、ウィリアム王子とケイトさん

こんにちは!ロンドンナビです。2011年4月29日、この日は世界中がロンドンに注目すると言ってもいいですよね。王位継承順位2位のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式がウエストミンスター寺院で行われます。英国王室の大イベントです。英国のロイヤルウエディングとしてはそう、1981年ウィリアム王子の母親である故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式を覚えている人も多いはず。あれからちょうど30年、ロンドンはこの結婚式の話題でとてもハッピーな雰囲気が溢れています。
(結婚式に関するホームページも開設されました。 )

当日は「国民の休日」に

結婚式前後のロンドンは世界中からの観光客であふれるでしょう

結婚式前後のロンドンは世界中からの観光客であふれるでしょう

昨年秋、2人の婚約が発表され、挙式が4月29日に行われることも決まりました。4月末のロンドン、明るくきらきらした春まっさかり、結婚式のパレードがなくても観光するには最高の季節ですよね。キャメロン首相がこの日を「国民の休日」と決定したおかげで、5月2日のバンクホリデーまで4連休、直前のイースターの休みとつなげて、3日間職場などを休むとなんと11連休にもなるんですよ。ロンドン市民の中には自宅を誰かに貸して自分はどこか南の島でバカンス、なんて予定を立てている人もいます。一方、英国政府観光庁では、この日のパレードを一目見たいとロンドンにやってくる外国からの観光客は110万人にのぼると推計しています。日本のゴールデンウィークに英国旅行を予定されている人は飛行機やホテルの予約が取りにくくなることも予想されます。

さまざまな記念グッズが登場

イニシャルがデザインされたティータオルやピンクッションが人気とか?

イニシャルがデザインされたティータオルやピンクッションが人気とか?

二人の結婚にあやかったグッズもさっそく売られています。王室が正式に販売したものは、淡いブルーに二人のイニシャルがデザインされたティータオルが最初でした。あとは同じ色合いのハート型のピンクッション。これらはバッキンガム宮殿に併設されたショップで購入することができます。よく見かけるのは婚約発表の時の写真が表紙になった二人の写真集、やはりその写真が使われたマグカップ。キーホルダーや絵皿、絵はがき、クッキーの缶なんかもあります。はなはだ怪しいモノも多数ですが、おめでたいものなので、気にいったものがあればぜひどうぞ!
公式グッズが手に入るバッキンガム宮殿のギフトショップ

公式グッズが手に入るバッキンガム宮殿のギフトショップ

公式グッズの数々

公式グッズの数々

市内のおみやげ屋さんにも関連グッズがあるのですが……

市内のおみやげ屋さんにも関連グッズがあるのですが……

なんとも怪しい感じのものもたくさんあります

なんとも怪しい感じのものもたくさんあります

注目はケイトさんのウエディングドレス!

ケイトさんは当日、こんな高級車に乗ってやってくるのでしょうか?

ケイトさんは当日、こんな高級車に乗ってやってくるのでしょうか?

2月中旬、この結婚式の招待状が世界各国へ郵送されたというニュースが流れました。エリザベス女王の名前で配られた招待状は1,900通、日本へは皇太子夫妻へ届いたようです。結婚式で重要な役目をする新郎新婦の付添人もウィリアム王子には弟のヘンリー王子が、ミドルトンさんには妹のピッパさんがなることが決まりました。
注目はミドルトンさんが着るウエディングドレス。デザイナーは誰になるのか、が市民の間で興味の的となっています。公営とばくのブックメーカーの倍率によると、一番人気は有名人のドレスを手がけているフィリッパ・レプリーさんだそうですが、婚約発表の時に着ていたワンピースのデザイナー、ダニエラ・イッサさんもミドルトンさんのお気に入り。あるいは故ダイアナ妃が着用したウェディングドレスのデザイナー、デビット&エリザベス・エマニュエルにすでに発注済みという噂など、いろいろと憶測が飛び交っています。

パレードのルートはこんな感じ

パレードはセント・ジェームス・パークに沿ってほぼ半周します

パレードはセント・ジェームス・パークに沿ってほぼ半周します

パーティを覗くことは出来ませんが、パレードが行われるのはロンドンでも一番の観光地。パレードのルートを、ナビと一緒に歩いてみましょう!

当日はまずミドルトンさんが車でウエストミンスター寺院へ、11時から結婚式が行われ、そのあと、式を終えた二人が馬車でバッキンガム宮殿までパレードをします。このパレードを見るために世界中から人びとが集まるのですね。
宮殿でエリザベス女王主催の午餐会、夜はチャールズ皇太子主催の晩餐会と舞踏会が開かれる予定です。

■ ウェストミンスター寺院

式が行われるウェストミンスター寺院

式が行われるウェストミンスター寺院

ウェストミンスター寺院は故ダイアナ妃のお葬式が行われたのが記憶に新しいところ、あの時の悲しそうなウィリアム王子をナビは覚えています。英国王室とゆかりの深い教会で戴冠式が行われる場所でもあります。(4月27日から29日は一般客の入場はできません)

■ 国会議事堂とビックベン

パレードは議事堂のすぐそばを通ります

パレードは議事堂のすぐそばを通ります

これぞロンドン、ゴシック建築の壮大な建物がテムズ川沿いに堂々と建っています。150年以上にわたりロンドンの時を告げているビックベンの周辺には、普段はその姿をなんとかカメラに納めようとする観光客でにぎわっています。

■ ホワイト・ホール

戦没者慰霊碑が建つ通り、ホワイト・ホール

戦没者慰霊碑が建つ通り、ホワイト・ホール

この通りは、トラファルガー広場から国会議事堂とを結んでいます。英国でもっとも有名な住所で首相官邸のあるダウニング街がこの通り沿いにあります。
この奥に首相官邸となっている「ダウニング街10番地」があります

この奥に首相官邸となっている「ダウニング街10番地」があります

観光用の馬車でパレードルートを走るのも楽しいですよ

観光用の馬車でパレードルートを走るのも楽しいですよ

■ ホース・ガース・パレード

たまたま催し用の入口が準備されていたホース・ガース・パレード

たまたま催し用の入口が準備されていたホース・ガース・パレード

いわゆる馬の衛兵の詰め所になっている建物ですが、裏側には毎年6月、エリザベス女王のお誕生日を祝う式典が行われる広場があります。2012年ロンドンオリンピックではビーチバレーの会場になることが決まっています。
ホース・ガーズの入口。パレードは建物をくぐって裏手へと回ります

ホース・ガーズの入口。パレードは建物をくぐって裏手へと回ります

普段は馬に乗った衛兵が控えています

普段は馬に乗った衛兵が控えています

■ ザ・マル

式典のときには、国旗がずらりと並ぶ通り、ザ・マル

式典のときには、国旗がずらりと並ぶ通り、ザ・マル

バッキンガム宮殿からトラファルガー広場までまっすぐに伸びた道、式典のパレードのために造られました。パレードが行われる時には道の両側に国旗が飾られ、大変華やかになります。パレードを見るにはここがベスト、と密かにナビは思っているのですが、きっと人、人、人…前夜から泊まり込みで場所の確保をする人が現れる可能性も。王子やミドルトンさんをきちんとこの目で見るためには、せいぜい前から4番目くらいに立っていないと、何も見ることができないことになってしまいます。

■ クラレンスハウス

近くまで近寄るのはちょっとむずかしいですが…

近くまで近寄るのはちょっとむずかしいですが…

ウィリアム王子のロンドンでの公式居住地です。ただ、新婚の二人は王子が所属する空軍の基地がある北ウェールズのアングルシー島で新婚生活を送る予定です。

■ バッキンガム宮殿

女王の居所、バッキンガム宮殿

女王の居所、バッキンガム宮殿

エリザベス女王のロンドンでの公邸および執務場所。黒い帽子と赤い軍服姿の衛兵交代はロンドンへ来たら一度は見ておきたいもののひとつですよね。
当日、パレードを見に来る人びとはこんな感じになるのでしょうか?<br>(写真はローマ法王のパレード時のもの)

当日、パレードを見に来る人びとはこんな感じになるのでしょうか?
(写真はローマ法王のパレード時のもの)

このバルコニーに二人が登場してきっとキスをするのでしょうね。これもできれば現場で見たいですね。でも、当日はテレビを通して見るのが一番かもしれませんが…。当日のお天気は快晴になりますように!以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-03-16

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