イギリス人の朝ごはんと朝の過ごし方！

平日の朝はスピーディーに！

平日の朝は火を使わない朝食をするのがポイント。トースターでパンを焼いて、バターとジャムで食べたり、シリアルは人気のお手軽朝食。それに加えて人気のスピーディーメニューは、オートミールと牛乳で作るポリッジ。ポリッジは日本のお粥の様な感覚。作り方は簡単です。オートミールとオートミールの倍量の牛乳を入れて電子レンジで２分ほどチン！で出来上がり。出来たポリッジの上に砂糖やはちみつ、フルーツのコンポートを好みでかけて甘くして食べます。経済的で健康的、そして腹持ちも良し！ということで、学生の朝食には欠かせない存在だとか。

１番奥からポリッジ用オート、そしてクランチ、ムスリ

スピーディー朝食でも、紅茶は必ずポットで入れます

クランペットの存在

クランペット。これはナビがイギリスに来て初めて見たもの。イングリッシュマフィンの様な、でもマフィンよりもっと弾力があり、つるつるとした触感、表面は穴ぼこがポコポコと空いています。これをトースターに入れ、カリッと焼いたら、バターとマーマイトという野菜を発酵して作った塩辛いペースト状の物を塗って食べるのがポピュラーな食べ方。イングリッシュ・マフィンではなく、クランペットを選ぶ理由は？とイギリス人に質問すると、クランペットは日持ちもよくて、バターだけで食べても十分においしい。でもマフィンはチーズや玉子を挟まないと味気がないでしょ？という答えが返ってきました。なるほど・・・この時、イギリス人家庭でクランペットの存在の重要さを発見したのでした。

朝といえば紅茶

ロンドンナーの間でコーヒーの人気は上がり調子。でもまだまだ、家で飲むホットドリンクとしてはリラックス効果、アットホームな気分を味わうという意味でも断然紅茶が根強く人気です。紅茶の入れ方で議論になるほど、それぞれモットーにしている入れ方がある様子。今回はナビ家での紅茶の入れ方をご紹介します。

こだわり【１】ティーバッグの紅茶でもティーポットを使って入れる。お湯と葉っぱが回転する効果で美味しくなるとか・・・
こだわり【２】紅茶の葉が水滴で濡れないようにポットを乾かしておくか、お湯を入れながら葉っぱ、もしくはティーバッグを入れる。
こだわり【３】ティーバッグは普通のイングリッシュ・ブレックファストの紅茶とアールグレイを混ぜる。香りとこくが出てミルクティーにぴったりの味になるとか・・・
こだわり【４】紅茶をカップに入れたら砂糖を入れて混ぜる。最後にセミスキムミルク（低脂肪乳）で色を見ながらミルクの量を決める。イギリス人の間ではミルクが紅茶の先か後かというのでこだわり派が二手に分かれる様子。

ちなみに紅茶を来客にもてなす時は、必ず砂糖・牛乳は？と聞きます。聞かれた人は砂糖”１で”（ティースプーンに１杯）とか、”なしで”という風に答えます。これはお決まり文句。

のんびり週末の朝の過ごし方

週末はベッドで紅茶を飲みながら、本を読んだりしてゆっくり起きるというのが贅沢なひと時。このなんともないひと時に幸せを感じます。週末の朝はとにかくサイクリストが目立ちます。本格的なタイトな競輪ユニフォームを着て、朝日と風を防止する用のサングラスという装い。社会人クラブなのか、グループで走っているのをよく見かけます。小さな子供連れの家族が公園でサイクリングしているのもよく見かけます。もっと多いのが、ウォーキングをする人たち。犬を連れて歩いたり、イギリス人は朝の散歩が大好き。

カフェに集まるサイクリスト

朝食はやっぱりイングリッシュ・ブレックファスト

毎日食べている人もいると言うイングリッシュ・ブレックファスト。コレステロールが高くて怖くて毎日は食べられない～と言う人がほとんどですが、これを食べると週末気分がアップします。イングリッシュ・ブレックファストには水でもジュースでもなく、やはり紅茶です。口の中のオイリーさをなくす効果があるのだそう。イングリッシュ・ブレックファストの作り方をまとめてみました。今回は、マッシュルームやソーセージはなしで。ちょっとお気軽バージョンと言うことで！

揚げパンを作ります。

たっぷりめの油で薄切り食パンをカリッと焼きます。

ぶ厚めに切って、焼きトマトを作ります。

ベーコンと今日はスクランブルでなくて、目玉焼き

朝にまとめて週末の買い出し

朝のスーパーにて。１０時開店と同時にどんどんとやってくる人。駐車場はすぐに満車ぎみ。買い物かごやトローリーを覗いてみると、ロースト用の肉を買う人が多い事に驚き！この日の夕食になるのでしょうか。その他にも、大量のアルコールを購入して、パーティの買い出し風な人も多いです。