ロンドン市内からヒースロー空港への交通手段と、イギリス出国の手順です。
いよいよ、ロンドンから帰国の途につきます。日本などに向かう国際線の大半は、街の西側にあるヒースロー(Heathrow)空港からの出発です。(情報は、2015年7月現在)
空港は中心街から20キロ。公共交通を利用した場合、ロンドンの中心地から1時間半〜2時間、また、チェックインにかかる時間を計算すると、飛行機の出発時刻の4時間〜5時間前には出発するようにしましょう。また、空港には駅が3つあり、飛行機が出発するターミナルにより行き先が異なります。自分が搭乗する飛行機がどのターミナルから出発するのか、必ず確認しましょう。
【市内から地下鉄で空港へ】
★空港への電車のルート
空港へは地下鉄ピカデリー(Piccadelly)線が乗り入れています。空港には駅が3つあります。
○ターミナル1、2、3(Terminal 123)駅
○ターミナル4(Terminal 4)駅
○ターミナル5(Terminal 5)駅
空港に出入りする電車は、以下の2つのルートで走っています。
市内→ターミナル1、2、3駅→ターミナル5駅
市内→ターミナル4駅(8分停車)→ターミナル1、2、3駅→市内
★空港駅への運賃
ヒースロー空港は、地下鉄路線図ではゾーン6にあります。トラベルカードを利用する場合は、ゾーン6も利用対象地域に入っているものを買いましょう。
大人片道運賃は、ロンドン中心部(ゾーン1)からヒースローまで5.70ポンド。
オイスターカードを使う場合、利用時間帯が月-金曜の7:00-9:30なら5ポンド、それ以外の時間帯であれば3ポンドです。
【ヒースロー・エクスプレスで市内へ】
ヒースローエクスプレスが発着するパディントン駅
一部の航空会社のチェックインもできる
ヒースローまでは約20分で到着
国鉄パディントン(Paddington)駅とヒースローとの間には、
ヒースロー・エクスプレス(Heathrow Express)という特急列車が走ってます。所要時間は、ターミナル5(Terminal 5)駅まで約20分。パディントンからの始発は5:10、終電は23:25。
★電車のルート空港には駅が2つあります。
○ターミナル1、2、3(Terminal 123)駅
○ターミナル5(Terminal 5)駅運行経路
パディントン-ターミナル1、2、3駅-ターミナル5駅
なお、ターミナル4へは
ヒースロー・コネクト(Heathrow Connect)が連絡しています(無料)。
★空港駅への運賃(乗車前に購入した場合)
片道 2等 21.5ポンド/1等 29.5ポンド
往復 2等 35ポンド/1等 53ポンド
※往復切符は1カ月間有効。
※車内で精算すると5ポンドの追加料金が取られます。
【ヒースロー・コネクトで市内へ】
国鉄パディントン(Paddington)駅とヒースローとの間にはヒースロー・コネクト(Heathrow Connect)という各駅停車が走ってます。所要時間は、パディントンからターミナル4(Terminal 4)駅まで約30分。パディントンからの始発は4:42、終電は23:03。途中のEaling Broadwayでは地下鉄セントラル(Central)線から乗り換えられるので、ヒースロー・エクスプレスでパディントンから行くよりも便利なこともあります。
★電車のルート
空港には駅が2つあります。
○ターミナル1、2、3(Terminal 123)駅
○ターミナル4(Terminal 4)駅
運行経路
パディントン-ターミナル1、2、3駅-ターミナル4駅
なお、ターミナル5へは、ヒースロー・エクスプレスが連絡しています(無料)。
★パディントン-空港駅への運賃
片道 10ポンド
途中のHayes駅まではトラベルカードやオイスターカードでの乗車も可能。
地下鉄のルートは、車内の看板で確認を
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ヒースローエクスプレスとコネクトのルート
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【ナショナル・エクスプレスの長距離バス】
ビクトリア駅裏手にあるコーチステーション
ビクトリア駅の北側にある「
ビクトリア・コーチステーション(Victoria Coach Station)」からヒースロー空港の「セントラル・バス・ターミナル」へのバスが出ています。所要時間は約1時間。片道6ポンド。
【タクシーで市内へ】
市内から直接タクシーで行こう、という人は、いわゆる黒い「キャブ」に乗っても行けますが、ホテルの人に「ミニキャブ(Mini Cab)」を頼んでもらうとタクシーより割安で行けます。
【空港でのチェックイン】
あらかじめ調べておいた、搭乗便のチェックインカウンターがあるターミナルへと向かいましょう。日本への直行便のある航空会社の出発ターミナルは次の通り。
・日本航空(JAL)…ターミナル3
・全日空(ANA)…ターミナル2
・英国航空(BA)…ターミナル5
空港のセキュリティチェックで思わぬ時間がかかったり、空港内が非常に広いのでゲートまで歩くのがたいへんだったりするので、必要以上に時間には余裕を見て空港に行くようにしましょう。
搭乗手続き
搭乗便のチェックインカウンターでは、搭乗券を受け取って、荷物を最終目的地まで預けます。なお、BAが出発するターミナル5とANAが出発するターミナル2では、まず自動チェックイン機(または事前にネットでチェックイン)で搭乗券を受け取った後、その先にある「Bag Drop」で荷物を預けることになっています。
【液体類の持ち込み制限】
液体類の持ち込み制限について再確認を
液体類はそれぞれが100ミリリットルを超えない容器に入れる必要があります。(以下は、BAによる案内全文)
この制限は液体、ジェル、ペースト状のものに適用され、次のものを含みます
・シャンプー/クリーム/ヘアジェル、ヘアスプレー/日焼け止めローション/チューブ入り歯磨き/液体またはスプレーの制汗剤/香水/マスカラや口紅などの化粧品/水を含むドリンク、スープ、シロップ/その他同様な物質
100ミリリットルを超えない液体の各容器はすべて、縦20センチ×横20センチ以内、または容量1リットル以内のジッパー付きもしくは開閉可能な、透明なビニール袋に入れる必要があります。すべての品目はこのビニール袋に無理なく入れることができ、袋は完全に閉じることができなければなりません(袋は出発検査場手前で配布している)。空港の手荷物検査場では、この袋を機内持込み手荷物から取り出し、手荷物とは別にX線検査が必要です。
【出国検査は省略】
ここを通過したら、いよいよロンドンとはお別れ
英国では、出国検査の手続きはありません。セキュリティチェックを終えたら、そのままゲートへと向かうことになります。
ゲート番号が出発ぎりぎりまで決まらないことがよくあるので、その場合は、免税店エリアに掲げられているボードに案内が出るまで待ちましょう。
帰国日には、十分すぎるほど時間に余裕を持って行動してください。公共交通機関の運行状況をチェックすることも忘れずに!では、気をつけて帰国してください。
以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-07-02