■英国の電話事情

ロンドンからかける電話事情は?

グリーンパーク近くで見つけた電話ボックス

グリーンパーク近くで見つけた電話ボックス

ロンドンには、2階建てバスとならぶ街の名物「真っ赤な公衆電話ボックス」が町並みに彩りを添えています。しかし、携帯電話の普及で使っている人をほとんど見たことはありません。日本で使っている携帯電話を使ってローミングサービスで通話することもできますし、「SIMロックフリー」の携帯端末があれば、現地用のSIMカードを購入すればより格安に通話できます。一方、ホテルの客室にも電話がついていますが、手数料が割高です。 

【公衆電話】

ドアのない電話ボックスの例(グリニッジにて)

ドアのない電話ボックスの例(グリニッジにて)

公衆電話はロンドンのいたるところに設置されています。しかし、保守点検が悪く故障していることも。英国の公衆電話は、日本と違いお金を入れる前でも「音」がなります。もし、なにも音がしなければ「故障中」なので、別の電話を探しましょう。 
インターネットが使える公衆電話

インターネットが使える公衆電話

一般的な公衆電話

一般的な公衆電話

駅構内の公衆電話は比較的に壊れていることが少ないです。

駅構内の公衆電話は比較的に壊れていることが少ないです。

外国人の利用が多い駅構内の公衆電話には詳しい説明書きも。

外国人の利用が多い駅構内の公衆電話には詳しい説明書きも。

色んなクレジットカードが使えます。

色んなクレジットカードが使えます。

 ★電話の掛け方
受話器を取ると「音」がするのを確認してから硬貨(またはクレジットカード)を入れます。通話先によっては、「最低いくら入れなさい」と画面に表示されることもあります。番号は、国内なら0から、海外なら00+国番号(日本なら0081)から市外局番+加入者局番と押します。 

電話機自体にもこのように掛け方がイラストで掲載されていることも多いので参考にしてみてください。

電話機自体にもこのように掛け方がイラストで掲載されていることも多いので参考にしてみてください。

【携帯電話】

現地で買った携帯端末+SIMカードの例

現地で買った携帯端末+SIMカードの例

★ローミングサービスの利用
日本で使っている携帯端末を英国に持ち込んで、ローミングサービスを使って通話することができます。しかし、日本で使っている端末そのままでは海外で使用できず、機器を一時的に借りることになる場合もあります。 なお、ローミングサービスを利用している相手がロンドンにいる場合でも、日本へ一度国際電話をかけることになります。また、その通話を受ける相手も日本から英国への国際電話代に当たる通話料を負担せねばなりません。 また、日本で契約されている携帯で、メールの送受信やネットでの検索(グーグルでの地図検索なども含む)には、海外で使用した時のパケット使用料が課金されます。ただし、アイフォーン(iPhone)などスマートフォンについている無線LAN機能は無料で使えます。 料金や使用方法についての詳細は、日本で加入している携帯プロバイダーに問い合わせましょう。 

★現地でSIMカードを買う
英国では、旅行者でも「現地用の携帯番号」がついたSIMカードが簡単に買えます。いわゆる「SIMロックフリー」の携帯端末(GSMでも3Gでも可)があれば、コンビニや携帯電話会社のサービスショップでSIMカードを入れて、すぐ使用できます。 また、携帯本体をロンドンで買うこともできます。ただし、SIMロックフリーではなく、購入先の携帯会社のSIMしか使えないようにロックしてあるケースも多いため、注意が必要です。

【無線LANへの接続】

マクドナルドの無料無線LANの初期画面

マクドナルドの無料無線LANの初期画面

日本から、パソコン本体やスマートフォンをロンドンに持ち込んで、ネットに繋いで使うユーザーも増えています。ロンドンには、カフェやレストランの多くで、無料のLAN接続サービスを行っています。しかし、ホテルの客室から繋ぎたい場合などは、有料でも確実に繋がる方法を確保しておきたいですね。一方、コンピュータの普及で、ロンドンではインターネット・カフェは減少の一途です。

★有料サービスの例
通信会社BTが「BT Openzone(http://www.btopenzone.com/)」というネットワークをロンドン全域に広げています。Wi-Fiの信号が来ているところなら、どこでもログインできます。様々なプランがあり1時間4ポンド、1日10ポンド、5日25ポンド、30日間39ポンドがベースのプランです。

★マクドナルドなら無料
マクドナルドの全店舗では、無料で確実に無線LANに繋げることができます。店舗にFree WIFIと書かれた案内パンフが置いてありますので、それを参考に接続を。最初に1度だけ、名前や普段使っているE-Mailアドレスなどを聞かれますが、あとは自分で決めたログイン名とパスワードでいつでも入れます。ただし、店舗によっては電源が取れるコンセントはありません。スマートフォンを日本で使用している場合、WIFIさえあればLINEやWhatsapp、Skypeなどのアプリを入れておけばインターネットさえあれば電話を掛けることも可能なので困った時にはマクドナルドに駆け込むのがおすすめ!

★インターネット接続ブース
ヒースロー空港には、有料のコイン式インターネット接続ブースがあります。日本語は読めますが、書くことはできません。

いかがでしたか?日本よりもWIFIが街の至る所で普及しているロンドンはスマートフォンを利用していれば街歩きに困ることもあまりありません。どうしようもなく困った時には、ロンドン市内にある在英大使館、日本食スーパーやレストンランなどで日本人に手助けをしてもらうという手もあります!
みなさまが電話を緊急でかける必要のない、安全なロンドン旅行を楽しめることを願っています。以上ロンドンナビでした。

その他情報

イギリスの国/地域番号:44

●通信会社BTのホームページ
http://www.payphones.bt.com/publicpayphones/paymentprices.htm)
●BT Openzone
http://www.btopenzone.com/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-01-19

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