12月のロンドン 【2011年】

待ちに待ったクリスマスがやって来ます! 年末のバーゲンセールも見逃せません。

イルミネーションが点き、街は華やかです

イルミネーションが点き、街は華やかです


こんにちは、ロンドンナビです。
1年で最後の月、12月が来ました。太陽が出ている時間はすっかり短くなりましたが、街はクリスマスの雰囲気でいっぱい。日暮れが早い分、午後4時過ぎからクリスマスの美しいイルミネーションが楽しめますよ。ただ、クリスマス当日の12/25は、公共交通機関がすべてお休みとなります。
この時期に見逃せないのは、年末にかけてのバーゲンセールです。特に、クリスマス明けの26日「ボクシングデー」の大バーゲンは、人気店では早朝から行列ができるほどの大騒ぎです。
また、大みそかには恒例の花火大会がテムズ川川岸で行われます。
12月のロンドン、祝日と主なイベントを一気ご紹介しましょう。

12月25日(日)クリスマス Christmas

クリスマスまでに「格差反対」のデモ隊が撤収してくれると良いのですが(セントポール大聖堂前にて)

クリスマスまでに「格差反対」のデモ隊が撤収してくれると良いのですが(セントポール大聖堂前にて)


今年はクリスマス当日が日曜日(つまり、イブは土曜日!)となるため、27日が振替休日となります。イギリスの場合、多くの企業が23日に通常営業を終えて、24日以降は年末年始休暇の体制に入ります。
○クリスマス当日は、地下鉄や市内バス、鉄道や長距離バスなど公共交通機関はすべてお休み。
○ヒースロー空港と市内を結ぶ「ヒースローエクスプレス」のみは例外的に動く予定ですが、タクシーはクリスマス割増料金を取られますので注意が肝心です。
○ロンドンの街中に備え付けられている「レンタサイクル」なら、交通が止まってしまっても無敵ですね!

<ナビのおすすめ>
キリスト教で最も大事なイベントであるクリスマスには、ぜひ教会に行ってみましょう。おもな教会でのクリスマスミサの予定は次の通りです。
・ウエストミンスター寺院 10:30から
・セント・ポール大聖堂 11:00と15:15から
・サザーク大聖堂 8:45と11:00から
(教会側の事情で変更されることもあります)

12月26日(月・祝日)ボクシングデー Boxing Day

昨年のボクシングデー(セルフリッジでの行列)

昨年のボクシングデー(セルフリッジでの行列)


クリスマスの翌日に、使用人たちに贈り物(=箱)を送ったことからボクシングデーと呼ばれます。この日の狙い目はなんといってもクリスマス明けの大バーゲン。大手デパートから高級ブランド、有名アパレルなど、ありとあらゆるお店が大幅ディスカウントで売りつくしセールを行います!
○お店によっては、いつもより早い時間に前倒しでオープンします。狙いのお店は事前に営業時間をチェックしておきましょう。
<ナビのおすすめ>

バーゲンのお買い得品を探すなら、大手デパートが集まるオックスフォード・ストリートに行きましょう。セルフリッジやジョン・ルイスなどは例年早朝から行列ができます。ただ、高級デパートのハロッズは27日の9:00からバーゲンがスタート(26日は閉店)です。

12月27日(火)振替休日 In Lieu of Christmas day


クリスマス(25日)の振替休日です。この日は、交通機関が休日ダイヤで運行される他は、ほぼ街は正常通り機能します。この日に前日26日のバーゲンで売れ残った商品をのんびり探す、という人も意外と多いようですよ。

見逃せないイベントは?


クリスマス関連のイベントがロンドン市内の随所で行われます。この時期にロンドンを訪れるなら、クラシックのコンサートや、バレー「くるみ割り人形」の舞台などが見逃せない催しでしょうか?
◎年末年始のクラシックコンサート
例年、12月中旬から1月2日ごろまで、年末年始のコンサートがほぼ日替わりで行われます。クリスマスの音楽満載のプログラムの日があると思えば、日本人にとって年末には欠かせない「第九」の演奏会もありますよ。
コンサート会場として、ロイヤル・アルバート・ホールとバービカンセンターが使われます。
◎バレー「くるみ割り人形」
欧州ではクリスマスになると、伝統的に「くるみ割り人形」の公演が行われます。あちこちの劇場で上演されますが、いずれもアレンジに特色があり、比べてみると「同じ物語」をモチーフにしているとは思えないほど違いがあります。
会場としては、ロイヤル・オペラハウスとロンドン・コロシアム(イングリッシュ・ナショナル・オペラ)の2カ所が有名ですが、今年はグリニッジの02ドームでも公演があります。
昨年の花火大会の一コマ

昨年の花火大会の一コマ

◎大みそかの花火大会
例年、12月31日(大みそか)夜にはテムズ川に面して立つロンドンアイを中心としたエリアで花火大会が開かれます。時間は年越しに合わせて元旦の午前0時から、ビックベンの鐘の音とともに一斉に打ち上げが始まります。当日はテムズ川両岸に数十万人の人々が集まり、ゆく年をしのびます。
なお、当日の地下鉄は終夜営業で、翌朝4時までは全線無料となります。
花火大会では川岸の道路が見物客に開放されます

花火大会では川岸の道路が見物客に開放されます

寒い中、花火開始まで数時間待ちます

寒い中、花火開始まで数時間待ちます

見ておきたいスポットは?


クリスマスの風景として見ておきたいスポットをいくつかご紹介しましょう。
オックスフォード・ストリートのイルミネーション

オックスフォード・ストリートのイルミネーション

◎リージェント・ストリートとオックスフォード・ストリートのイルミネーション
クリスマスの恒例イルミネーションが2つの通りに設置されます。どちらもロンドンを代表するショッピングストリートで、旅行中かならず1度や2度は立ち寄ることになるでしょう。
トラファルガー広場のツリーです

トラファルガー広場のツリーです

◎トラファルガー広場のクリスマスツリー
クリスマスのロンドン名物といえば、この広場のツリーです。例年、ノルウェーから送られてくるもみの木が広場の中央に建てられます。今年は、ツリーとともにロンドン五輪のカウントダウン時計をいっしょに写真に収めたいものです。
サウスバンクのマーケットにて

サウスバンクのマーケットにて

◎サウスバンクのクリスマスマーケット
クリスマスイブまでの毎晩、テムズ川の南岸・サウスバンクで、クリスマスマーケットが開かれます。ロンドンでもあちこちでクリスマスマーケットが開かれますが、ここが規模的には最も大きく、多くの人々が集まります。会場はロイヤル・フェスティバル・ホール裏側のテムズ川岸です。

12月の気候は?

午後3時過ぎでもかなり暗くなります

午後3時過ぎでもかなり暗くなります


12月のロンドンは想像以上に寒いので、防寒には手抜かりのないように心がけましょう。耳が隠れる帽子に手袋は必携です。もし、着るものが足らなかったら現地で買うという方法もあります。
寒さ以上に日本人にとってキツいのは「日照時間がとても短い」ことでしょう。冬至ごろの日の出は朝8時頃、日の入りは午後4時前です。
<ナビのおすすめ>
防寒着を買うなら、格安衣料の専門店・プライマークが狙い目です。ロンドンにいる間だけ使うつもりで買っても惜しくない値段が魅力です。あるいは、市内各所に店舗網を広げるユニクロで「ヒートテック」を買う、という方法もありますが…。
繁華街は人でいっぱい。スリにはくれぐれも注意を!

繁華街は人でいっぱい。スリにはくれぐれも注意を!

12月のロンドンはクリスマスでどこもかしこも人でいっぱい!くれぐれも貴重品の管理には注意して、スリなどに遭わないようにしたいものです。
以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-11-29

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