9月から10月にかけてのロンドンのイベントなどを紹介します!
こんにちは、ロンドンナビです。
2015年9-10月のロンドンについてご紹介しましょう。
例年だと、9月の夏場ごろまで何と無く夏の風情があるのですが、15年の夏は異常な冷夏でした。7月の初めに数日30度を超えた日があったのですが、その後は気温が上がらず、8月中旬にはロンドン近郊の最低気温が13-14度まで下がるという異常ぶり。お盆休みに日本から来られた皆さんは、「寒くて着るものが足らない」と慌てて衣類を買いに行ったようですよ。
9-10月の天気
秋のロンドンの天気はおおむね良好です。ときどき季節性の低気圧に襲われ、悪天候に見舞われることも。ロンドンの天気は変わりやすいですから、滞在中はテレビのニュースチャンネルやネットで天気予報などをチェックすると良いでしょう。
※9月の気候最低 16度
最高 12度
降水量75ミリ
※10月の気候最低 15度
最高 9度
降水量57ミリ
2015年の9−10月は?
9/19にはトラファルガー広場で日本祭りも実施予定
おそらく例年より秋の訪れが早そうなロンドンですが、今秋に限っては街じゅうが熱くなるイベントが9月の中旬から10月末にかけて行われます。日本代表も参戦するラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会が9月18日に開幕します。日本からもかなりの数のサポーターがシルバーウィークに合わせて英国を訪れるようですよ。
9-10月のイベントを順を追って紹介しましょう。
【イベント】-9月12日 BBCプロムス BBC Proms
100年以上の歴史を持つ恒例夏の音楽会。期間中には80近いさまざまな演目が開かれます。入場料は5ポンドから、とお財布にもやさしい!
すでにチケットが売り切れているコンサートでも、当日早めに並べば、立ち席で入ることができますよ。
なお、最終日にはハイドパークなど英国各地で野外コンサートが行われます(ロンドンでは有料)。ハイドパークでは閉幕頃に盛大な花火の打ち上げがあります。
■BBCプロムス BBC Proms
期間:開催中-9/12
場所:ロイヤル・アルバート・ホールなど Royal Albert Hall
【特別公開】開催中-9月27日 バッキンガム宮殿、夏の公開
バッキンガム宮殿の夏の恒例一般公開が行われます。今年の特別展は「A Royal Welcome」と題して行われます。
■バッキンガム宮殿、夏の公開 Summer Opening of Buckingham Palace
期間:7/27ー9/27
場所:バッキンガム宮殿 Buckingham Palace
【イベント】9月12日 ツアー・オブ・ブリテン Tour of Britain
すっかり、市民にとって身近なスポーツとなった自転車ロードレース。秋の恒例、ツアー・オブ・ブリテンの最終日の第8ステージがロンドンの中心地で9月12日に開かれます。今回はコースが大幅に縮小され、トラファルガー広場中心の一角を周回します。
■ツアー・オブ・ブリテン Tour of Britain
期間:第8ステージ 9/12
場所:トラファルガー広場中心の一角
【イベント】9月18日-10月31日 ラグビー・ワールドカップ(W杯)
4年に1度のラグビーの祭典、W杯が開催されます。試合はロンドンをはじめとするイングランド各地で実施されます。チケットは公式サイトで残席があれば自由に購入できます。ただし、当日券の発売についての発表は8月下旬現在、出ていません。
日本は、ブライトンで南アフリカと(現地で9/19)、グロスターでスコットランド(同9/23)およびアメリカ(同10/11)と、ミルトンキーンズでサモアと(同10/3)とそれぞれ予選リーグを戦います。
【イベント】9月18-22日 ロンドンファッションウィーク London Fashion Week
来年の春夏コレクションのファッションショー「ロンドンファッションウィーク」が行われます。今回は、従来の会場であるサマセット・ハウスからソーホーのブリューワー・ストリート・カー・パークに場所が移されての開催です。これに伴い、週末の「ロンドンファッションウィークエンド」も場所がかわり、チェルシーのサッチギャラリーで行われます。
詳細はそれぞれのイベント案内のサイトを見てください。
【イベント】9月19-20日 オープンハウスロンドン2015
普段開放されていない諸施設が市民向けに公開される日です。通常は3日間の日程で行われます。実施要項が発表されたらすぐにメール等で入場を申し込まなければならないスポットや、抽選に参加する必要がある場所など、注目を浴びるスポットへの入場はなかなか高いハードルがあります。
【イベント】9月22日 オペラハウスのパブリックビューイング
© ROH / Elliott Franks 2013
夏から秋にかけての恒例、ロイヤルオペラハウスの演目が実況中継される「BP Big Screens」がロンドンほか、英国各地で行われます。2015年は計3回催されます(うち2回は終了)。
・9/22「ロメオとジュリエット」19:30から毎回、メイン会場となるトラファルガー広場は“満席”となり、入場制限が行われるほどの大人気。演目は以下の通りです。トラファルガー広場以外の会場はこちらをご覧下さい。
【イベント】10月11日 ディーワーリー
Photo courtesy of Mayor of London
ディーワーリー(Diwali)はヒンドゥー教の新年のお祝いです。10月末から11月初めのインド暦の第七番目の月の初めの日がそれにあたり、この日は新月と重なります。ディーワーリーには、ヒンドゥー教の女神ラクシュミーをお祝いする習慣があります。ロンドンでも在住のインド系の人々などが盛大に祝います。
■ディーワーリー Diwali
開催:10/11 12:00から
場所:トラファルガー広場 Trafalgar Square
【時刻調整】25日 夏時間の終了
日本との時差がこの日から9時間となります。
入国審査に時間がかかる見込みです!
ラグビーW杯の観戦者はもとより、そうでない人々も、期間中に訪英する方は普段より入国審査に時間がかかる可能性があります。というのは、ラグビーは南半球でもさかんに行われており、特にオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカからのサポーターが大挙して観戦に訪れるからです。これらの人々と日本国籍者が受ける審査の列は同じ。ツアーに参加して英国を訪れても条件は同様です。飛行機着陸から荷物を取って税関の外に出られるまでの所要時間は2時間は取っておきましょう。したがって、たとえば日本から11時台に出発する直行便でロンドンに着いても、街中に出られるのは早くて現地時間の19時過ぎとなります(いずれも現地時間)。
なお、英国は欧州大陸で行われている「シェンゲン条約」に入っていないため、仮に欧州のどこかを経由して英国に向かっても日本に着いた時と同じ方法、手順での入国審査を受けねばなりません。
シルバーウィークや10月の連休に英国を訪れるなら
日本では英国ほどにラグビーは盛んではありません(残念ながら)。でも、この時期にせっかく英国を訪れるならぜひその雰囲気を味わってみましょう。
試合開催日には、今回のW杯の試合を行うイングランドなどにある全部の都市プラス、ラグビー発祥の地である「ラグビー」の街にFANZONE と呼ばれるPV会場が設営されます。ロンドンでは、街の中心に当たるトラファルガー広場、聖地・トウィッケナムに近いリッチモンドパーク、そしてロンドン 五輪の会場になったオリンピックパークの3カ所にFANZONE が置かれます。試合の興奮を是非PV会場で感じてみてください。
また、市内のあちこちのパブで試合が放映される見込みです。ビール片手に雰囲気を楽しんでみてはどうでしょうか?
9月と10月の日本の連休に英国を訪れる方も多いと思います。混んでて、寒くて予想より大変な旅になるかもしれませんが、どうぞ楽しい滞在をお楽しみください!
以上、ロンドンナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-08-27