ロンドン五輪サッカーの日本代表が戦うスタジアムを一挙紹介します!
日本のサポーターも通りぬけることになる
ミレニアムスタジアムのゲート
こんにちは、ロンドンナビです。
きょうは、日本で注目の的となっている「ロンドン五輪のサッカー競技」に一挙ご紹介します。男子、女子のいずれも予選リーグ全試合を地方都市で戦うことになりました。なかなか情報が得られない各スタジアムへの行き方なども含め、必要なインフォメーションを集めてみました。
日本が最初に戦うのは、開会式前日の7/26。「なでしこ」が、ウェールズ・カーディフのミレニアムスタジアムに登場します! サポーターが現地に集う頃には日本での興奮も高まっていることでしょうね。
では、サッカーの各競技会場について、日本代表の出場スケジュールとともに追って見ることにしましょう!
※スケジュールは事前情報になるので、変更される場合があります。詳しくは大会オフィシャル情報を確認してください。
コベントリー/シティ・オブ・コベントリー・スタジアム City of Coventry Stadium
イングランド中部にあるコベントリー。イングランド2部リーグ・コベントリーの本拠地となっているスタジアムは、日本のリコーが命名権を取得、普段はリコー・アリーナと呼ばれています。
五輪では、男女合わせて12試合を開催。日本代表が予選リーグで男女合わせて3試合を戦うほか、女子の3位決定戦も行われます。
<日本代表の試合予定>
7/25 開始17:00(日本時間7/26 01:00) 女子・日本×カナダ
7/28 開始12:00(日本時間20:00) 女子・日本×スウェーデン
8/1 開始17:00(日本時間8/2 01:00) 男子・日本×ホンジュラス
収容人員: 32,500人
行き方: ロンドン・ユーストン(Euston)駅からバーミンガム行きなどで約1時間のコベントリー駅下車。同駅から徒歩でPool Meadow Bus Stationへ行き、そこからバスでスタジアムに向かいます。また、バーミンガム国際空港からコベントリー駅までは電車で約15分です。
グラスゴー/ハムデン・パーク Hampden Park, Glasgow
Photo by Roger May/Wikimedia Commons
ハムデン・パークは、スコットランド最大の都市グラスゴー南郊外にあるスタジアムです。1903年に建てられた同スタジアムでは現在、スコットランド代表チームの試合が行われる他、スコットランド3部リーグのアマチュアチーム、クイーンズパークFCが本拠地として使っています。五輪では 、男女合わせて8試合が行われます。
<日本代表の試合予定>
7/26 開始12:00(日本時間20:00) 男子・日本×スペイン
Photo by LOCOG
収容人員: 52,000人
行き方: グラスゴー・セントラル(Glasgow Central)駅から、マウント・フロリダ(Mount Florida)駅または、キングス・パーク(Kings Park)駅へ行きます。両駅からいずれも徒歩5分。
ニューカッスル/セント・ジェームズ・パーク Newcastle St. James Park
イングランド北西部ニューカッスルの中心部にあるセント・ジェームズ・パークは、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドFCの本拠地。チームのオーナーが経営するスポーツ用品チェーン「スポーツ・ダイレクト・アリーナ」の名もあります。五輪では、男女準々決勝など9試合が行われます。
<日本代表の試合予定>
7/29 開始19:45(日本時間7/30 03:45)男子・日本×モロッコ
収容人員: 52,387人
行き方: ナショナルレール(NR)のニューカッスル・セントラル(Newcastle Central)駅から徒歩で約15分、またはスタジアムに隣接する地下鉄セント・ジェームズ・パーク(St. James Park)駅から徒歩3分。
カーディフ/ミレニアム・スタジアム Cardiff Millennium Stadium
ウェールズのカーディフにあるミレニアム・スタジアムは、1999年に開催されたラグビー・ワールドカップのメーン会場として建てられた、ヨーロッパでは2つ目の開閉式屋根を持つ全天候対応型スタジアムです。現在は、サッカーとラグビーのウェールズ代表の本拠地として使われる他、サッカーのイングランド2部リーグ・カーディフのホームでもあります。五輪では、本番競技の最初の試合として7/25の16:00から英国×ニュージーランド(女子)のゲームが行われる他、男子の3位決定戦も予定されています。
<日本代表の試合予定>
7/31 開始14:30(日本時間22:30)女子・日本×南アフリカ
収容人員: 74,500人
行き方: ナショナルレール(NR)のカーディフ・セントラル(Cardiff Central)駅から徒歩で約10分。
マンチェスター/オールド・トラフォード Manchester Old Trafford
プレミアリーグの強豪、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)の本拠地で、「シアター・オブ・ドリームズ(夢の劇場)」という愛称もあります。ここみスタジアムが建てられたのは1910年、たび重なる改装を経て現在の形となりました。歴史的にも規模的にもイングランド有数のスタジアムです。五輪では、男女の準決勝など9試合が行われます。
<日本代表の試合予定>
決勝リーグの舞台(日本代表は予選リーグの結果次第でここで試合を行います)
収容人数: 76,000人
行き方: ナショナルレール(NR)のマンチェスター・ピカデリー(Manchester Piccadilly)などから、路面電車(Metro)でオールド・トラフォード(Old Trafford)駅下車。駅から徒歩10分。
ロンドン/ウェンブリー・スタジアム London Wembley Stadium
ロンドン北郊外にあるウェンブリー・スタジアムは2007年に完成。天に架かる長いアーチが特徴的、 "The Venue of Legends"(伝統の舞台)の愛称も付けられています。ここでは、ふだんイングランド代表の国際試合が行われます。五輪では、決勝の舞台として使われることになりました。日本代表は組み分けの結果、ウェンブリー・スタジアムで戦うには準決勝まで勝ち進まねばなりません。
<日本代表の試合予定>
決勝の舞台となります。(日本代表は予選リーグの結果次第でここで準決勝を戦います)
収容人員: 90,000人
行き方: 地下鉄ウェンブリーパーク(Wembley Park・ジュビリー、メトロポリタン線)駅から徒歩5分。
現地に向かうときは…
ピッチに向かう選手はどんな気持ちなんでしょう……
日本でチケットを買って観戦に向かう人も多いことでしょう。予選リーグの試合会場はいずれもロンドンから遠く離れた場所にあり、スタジアムの近くに国際空港もあります。
あえてロンドン・ヒースロー空港への直行便ではなく、欧州の主要ハブ空港経由で、グラスゴー、マンチェスター(ここへは香港、シンガポールからも直行便あり)、ニューカッスル、バーミンガム(コベントリーから空港まで15分!)へ向かうルートも検討してみてください。
日本代表の活躍を祈りながら、試合の日を待つことにしましょう!
以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-05-23