7-8月はロンドン五輪が開催される月。さまざまな関連行事も行われます。
開会式のきっぷを持ってここに並べる人がうらやましい！
こんにちは、ロンドンナビです。
いよいよオリンピックが開かれる夏がやってきました。日本選手の活躍に期待したいものですね。一方、五輪関連のイベントも目白押し、音楽や演劇といった、アート関係の催しがあちこちで開かれます。
ナビでは、この夏（7ー8月）の催しを一挙にご紹介します。
夏のイギリスへの旅の参考にしてくださいね。
気候と天気
抜けるような青空の日もありますよ
ロンドンの夏は意外と雨が降ります。日本でウィンブルドンの中継を見ていて、「雨で中断」のため試合が始まるのを目をこすりながら待っていた経験がある人もいるでしょう。最高温度が30度を超えることはまれ、夕方遅くに五輪の競技を見る人は、帰る頃には肌寒いかもしれません。
抜けるような青空の日は、ぜひ積極的に街を歩いてください。たまたま雨に出くわしたら、博物館やショッピングモールを訪れてはいかがですか？
※７月の気候
最低 15度
最高 23度
降水量33.1ミリ
※８月の気候
最低 16度
最高 23度
降水量43.6ミリ
〈イベント〉開催中ー7月5日まで ウィンブルドンテニス
世界4大大会の1つ、ウィンブルドンの季節がやって来ました。直後に五輪のテニス競技がウィンブルドンで開かれることが決まっているからなのか、今年はいろいろなイベントの影に隠れてしまいそうですが……。
今年は当日券がサイトで前々日の正午（英国時間）から売られることになりました。運のいい人は直前にセンターコートの切符が手に入るかもしれません！
■ザ・チャンピオンシップ、ウィンブルドン The Championship, Wimbledon
期間：6月26日ー7月5日
場所：オール・イングランド・ローン・テニス・クラブ The All England Lawn Tennis Club
〈イベント〉7月3ー8日 ハンプトンコート・パレス・フラワーショー
5月にチェルシーフラワーショーを実施する王立園芸協会（RHS）が、郊外の離宮ハンプトンコートでフラワーショーを行います。出展作品はチェルシーのものより「庶民的」という話も…。
■ハンプトンコート・パレス・フラワーショー Hampton Court Palace Flower Show
期間：7月3ー8日
場所：ハンプトンコート・パレス Hampton Court Palace
〈音楽会〉7月13日ー9月8日 BBCプロムス
100年以上の歴史を持つ恒例夏の音楽会。期間中には80近いさまざまな演目が開かれます。入場料は5ポンドから、とお財布にもやさしい！ すでに売り切れているコンサートのきっぷも当日早めに並んで買うことができますよ。
■BBCプロムス BBC Proms
期間：7月13日ー9月8日
場所：ロイヤル・アルバート・ホールなど
〈イベント〉 開催中ー7月8日 ロンドンプライド
同性愛者による差別防止について訴える世界最大の催し。7/7には、市内中心部を練り歩くパレードも行われます。
■ワールドプライド・パレードデー World Pride Parade Day
日時：7月7日 13:00ー16:30
場所：オックスフォード・ストリートからリージェント・ストリートを経て、トラファルガー広場まで
〈特別公開〉開催中ー10月7日 バッキンガム宮殿、夏の公開
今年、エリザベス女王が即位60周年を迎えたのを記念し、夏の公開では関連の記念品が展示されます。
■バッキンガム宮殿、夏の公開 Summer Opening of Buckingham Palace
期間：開催中ー10月7日（但し、7月9ー30日は休み）
場所：バッキンガム宮殿
〈五輪関連〉7月21日ー27日 ロンドン市内での聖火リレー
（BBCのニュース映像から）
7/27の開会式を前に、聖火が21日からロンドン市内を巡ります。リレーのルートは「何時にどこに現れるか」が事細かに発表されていますので、それに合わせて見物に行って見てはどうでしょうか？
開会式当日はハンプトンコートから船でテムズ川を下り、タワーブリッジ横のシティーホールまで来た後、開会式まで一度「姿をくらます」そうですよ。
http://www.london2012.com/torch-relay/
〈ロンドン五輪〉7月27日ー8月9日
いよいよ五輪の本番です。残念ながら当日券を買って競技会場に入るということは出来なさそうです。でも、マラソンやトライアスロン、自転車のロードレースなど、沿道から声援を送ることができる競技もあります。
メーン会場のオリンピックパークにて
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マラソン・藤原選手の活躍に期待！
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五輪きっぷには一日乗車券が付きます
心配なのは期間中の公共交通機関の混雑です。観戦チケットと共に、1日乗車券が配られる予定ですが、とくにロンドン市内東部の混乱は覚悟せざるを得ません。
巨大オブジェ「オービット」
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五輪スタジアムの内部です
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〈イベント〉8月26-27日 ノッティングヒルカーニバル
毎年8月下旬に行われるノッティング・ヒル・カーニバル。欧州で最大級のカーニバルともいわれ、例年、数十万人の観客で大にぎわいです。カリブ系の人々による楽しい踊りや歌を存分に楽しんでみましょう。
※当日は周辺が道路交通が規制されます。
■ノッティングヒルカーニバル Notting Hill Carnival期間：8月26ー27日
会場：ノッティング・ヒル周辺
〈パラリンピック〉8月29日ー9月9日
主にパラリンピックで使われる
イートンマイナー競技場
五輪終了後に開かれる身障者のスポーツの祭典です。オリンピックパークをはじめ、市内東部の会場を使って行われます。種目によっては、当日券も販売されそう。会期中にロンドン市内を滞在予定の人は要チェックです。
ナビのおススメ 『炎のランナー』リバイバル上映
五輪のロンドン開催に合わせて、イギリス映画の代表作ともいえる『炎のランナー Chariots of Fire』のデジタルリマスター版がロンドンをはじめ、イギリス各地で7月13日から上映されることになりました。この映画は、1924年のパリ五輪での勝利を目指す2人のランナーを描いたもの。日本では、映画だけでなく、ギリシャの音楽家ヴァンゲリスが作曲したテーマ曲も有名ですね。
今夏には『炎のランナー』の劇場版（演劇）もギルグッド劇場（Gielgud Theatre）で上演されます。
■リバイバル版『炎のランナー』
さまざまな訓練が行われています
五輪とパラリンピックの実施に備え、ロンドンではテロ対策のため警備が強化されています。突然の道路や駅の封鎖などが行われる可能性もあります。行動には時間的余裕を持って、万一の際には、警察官や係員の指示に従いましょう。
今年は特に交通が混み合ってたいへんかもしれませんが、安全で楽しい夏の旅をお祈りしています。
以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日：2012-06-27
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