9&10月のロンドン 【2014年】

一気に寒くなる気配のロンドンの秋。9-10月のイベントを紹介します。

こんにちは、ロンドンナビです。
2014年の夏は、初めは急激に暑くなったものの8月中旬から気温が急降下。秋は例年より早くやってきそうです。しかもロンドンの秋は日本より短め、10月半ばを過ぎると一気に寒くなります。
9、10月ともに日本と比べ、うんと冷え込みますから、しっかり防寒の準備を怠りなく。
今秋は、足を運びたい特別展覧会が目白押し。「芸術の秋」を存分に楽しむこともできます。
では、2014年秋のロンドンをご紹介しましょう! (9-10月に祝日はありません)

9月でも冷え込むロンドン

日本の9月はまだ「暑い」ですが、ロンドンはすっかり秋の雰囲気。下旬ともなれば日照時間が急激に短くなります。少なくとも、薄手のコートやジャンパーが必要です。
さらに10月に入るとめっきり寒くなります。日によっては、しっかりしたコートやジャンパーを着ないと寒さに耐えられないでしょう。「衣類が足らない!」と思ったら、ロンドンでは比較的割安なH&Mやザラなど「ファストファッションのお店」で防寒具を探してはどうでしょうか。
予算に余裕がある方は、お土産ついでに英国伝統の高級コートやカシミヤのセーターを買うのもよいでしょう。

ロンドンのお天気

オープントップバスはちょっと寒いかもしれません

オープントップバスはちょっと寒いかもしれません

秋のロンドンの天気はおおむね良好です。ときどき季節性の低気圧に襲われ、悪天候に見舞われることも。ロンドンの天気は変わりやすいですから、滞在中はテレビのニュースチャンネルやネットで天気予報などをチェックすると良いでしょう。
※9月の気候
最低 16度
最高 12度
降水量75ミリ
※10月の気候
最低 15度
最高 9度
降水量57ミリ

<イベント>開催中ー9/13 BBCプロムス

100年以上の歴史を持つ夏のクラシック音楽会。メーン会場はロイヤル・アルバート・ホールです。9/13(土)の最終日には恒例の野外音楽会がロンドン・ハイドパークをはじめ、英国各地で行われます。
コンサートチケットの購入などは案内サイトを参照して下さい。

<イベント>9/2-30 トータリー・テムズ

今年の案内サイトトップページ

今年の案内サイトトップページ

テムズ川沿いで毎年行われるフェスティバル。2012年まで週末のみ行われていましたが、2013年には10日間、2014年はほぼ1カ月間かけて実施されます。
関連イベントはその数100以上。詳しくは案内サイトをチェックしてください。
ナビのおすすめは、9/5-9にグリニッジで行われる帆船フェスティバルです。

<イベント>9/13-21 ロンドンデザインフェスティバル

昨年はこんなオブジェも登場!

昨年はこんなオブジェも登場!

12回目を迎えたデザインのお祭り。市内各地のギャラリーや博物館で関連行事が行われます。フェスティバルにちなんだオブジェや展示品などが、市内の思わぬ場所でを見つかります。今秋は日本大使館でも関連イベントが開かれます。

<イベント>9/18-21 ロンドンファッションウィークエンド

春物をメーンに紹介されるファッションショーを開催。デザイナーブランドの即売会場もあって期間中は大いに賑わいます。事前にチケットを確保しておきましょう! 会場はサマセットハウスです。
これに先立ち、「ロンドンファッションウィーク」が9/12−16日に開かれます。こちらは「プロ向け」の要素が強く、多くのショーは招待状を受け取った人々しか入れない仕組みになっています。

<イベント>9/20-21 オープンハウスロンドン2014

ロンドン市内の文化財をはじめ、公園、美術館、さらには現在建設中の現場など全部で800か所以上のスポットが市民向けに開放されます。多くは先着順で並べば入れますが、首相官邸など事前に抽選に参加し当選者のみ入場出来る施設もあるほか(締め切りは9/7)、各施設が独自に「事前申込者のみ参加可能」という制限を付けている場合もあります。
国会議事堂の中も入れます!

国会議事堂の中も入れます!

イベントに向け、専用のガイドブックが発売されるほか、ウェブサイトで詳細をチェックすることが出来ます。

<イベント>9/27 ジャパン祭り

2013年に引き続き、ジャパン祭りがトラファルガー広場で開催されます。模擬店をはじめ、きものの試着会、漫画を描くコーナーなどが設けられる予定。なんと会場で「ラジオ体操」をやろう!というイベントも行われます。

<イベント>10/8-19 BFIロンドンフィルムフェスティバル

今年で58回目を迎えた、秋の恒例映画フェスティバルです。テムズ川南岸のBFIサザークで、連日さまざまな映画が上映されます。プログラムの発表は9/3、チケットの発売は9/18からです。

<おしらせ>10/26 夏時間の終了

10/26の午前2時をもって、夏時間が終了します。午前2時になったら時計を午前1時に戻すというのがルールですが、当日英国にいる方は「寝る前に時計を1時間遅らせておく」ことで対応できます。これによって、日本との時差は8時間から9時間へと延びます。飛行機や列車の出発時間は夏時間/冬時間の補正をした上で告知されているので、わざわざ自分で計算する必要はありません。(10/26の深夜をまたいで飛ぶ飛行機や夜行列車、バスなどでは若干の誤差が生じますが)

<ナビのおすすめ> 今秋から始まる特別展覧会

ロンドン五輪開催のおかげで、スポーツイベントは市民の間にもすっかり浸透しましたが、こんどは「芸術関連」の行事にも親しんでもらおうと、ロンドン市役所はこの秋に開かれる特別展について積極的にPRを行っています。その中から主なものをご紹介しましょう。
◆Ming Exhibition
中国の明代のさまざまな文化財が展示されます。陶磁器のコレクションがメーンとなるもようです。大英博物館で9月18日から2015年1月5日まで行われます。入場券が別途必要です。
◆Rembrandt The Late Works
オランダの画家、レンブラントの晩年の作品を集めた展覧会。ナショナル・ギャラリーで10月15日から2015年1月18日まで。入場券は予約制です。
◆Late Turner
英国を代表する画家、ターナーの作品展。亡くなるまでの15年間に描かれた作品を一挙に公開します。テート・ブリテンで9月14日から2015年1月25日まで行われます。入場券が別途必要です。

夏休みに比べ、9-10月のロンドンは観光客も少なめ。効率よく街を回ることができるでしょう。
ちょっと寒いかもしれませんが、秋のロンドンをぜひじっくり楽しんで下さい。
以上、ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-08-27

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