ナショナル・トラストの英国ガーデン散策しに行きました!

ロンドン郊外にある、英国・ナショナルトラストの歴史的建造物の庭園に行ってきました。

こんにちは、ロンドンナビです。今回はロンドンの西の郊外バッキンガムシャーにある、クライブデンへ行ってきました!クライブデンは英国ナショナル・トラストの歴史的建造物。ガーデニングが華やかになる夏に訪れるのがベストだと聞き、天気の良いある日、夏の終わりの英国ガーデンを思いきり堪能してきました。英国ナショナル・トラストとは、自然環境や貴重な歴史的建造物が失われていくのを防ぐため、一般の人々からの寄付金を募ってプロパティ(保存地)を買い取り、後世に残していこうというもの。英国ザ・ナショナル・トラストの会員になると、ほとんどのプロパティで入場無料となります。

巨大な敷地内

今回訪れたのは、有名な政治家、ナンシー・レディ・アスターが住んでいた邸宅の庭園。邸宅は後に5つ星ホテルとなり、現在も運営されています。
高いブロック塀沿いに歩いて行くと入口が

高いブロック塀沿いに歩いて行くと入口が

事務所とお手洗いのある場所

事務所とお手洗いのある場所

元々は、馬小屋だった様です。

元々は、馬小屋だった様です。

入口の、小さな窓口でチケットを買い、係員からマップをもらいます。入口すぐの部屋で、クライブデン庭園のビデオが観ることができます。この場所ももともとは駐車場と馬小屋だったんだな・・・そんな想像を巡らせます。どうやら歩き尽くせないほどに大きな庭園の様。期待をふくらませながら、いざ出発です。
ナショナル・トラストの英国ガーデン散策しに行きました! ナショナルトラストガーデン 自家発電所

自家発電所

そのままの様子が再現されています。

そのままの様子が再現されています。

入口にあったマップ

入口にあったマップ

ゲートをくぐると始まります

ゲートをくぐると庭園が始まります。気持ちが良く緑が茂っている中を、ウォーキングするようにずんずんと進んで行きます。道は大きく幅広く取られていて開放的。そうすると、メインの噴水がみえるではないですか。
綺麗な整備された道が続きます。 綺麗な整備された道が続きます。

綺麗な整備された道が続きます。

今回、クライブデンを下調べしておいたナビ、クライブデンのシンボルであるこの噴水も、写真でチェックはしていたものの、目の前にすると、あまりにも迫力があり美しく、ただただ呆然としてしまいました。歴史のある美しい物というのは、どれだけ見ていても飽きないものですね!なんと、この貝殻はマーブルで出来ていて、噴水はローマから取り寄せられた物だとか。はぁ、なんて贅沢なのでしょう。
クライブデンの象徴である噴水!

クライブデンの象徴である噴水!

第2の感動が

噴水の美しさの余韻に浸りながら、また3分ほど歩くと、小さなゲートがありました。中に入ってみると、巨大なガーデンが現れました。メンテナンスの行き届いた立派なイングリッシュガーデンです。広さは縦は70mほど、横は50mほど。そのスペースの全てが芝生で覆われていて、直線的にガーデニングが施されています。園内のたくさんある木も直線的にぐるりとカットされていたり、羽ばたく鳥の様にカットされていたり、1/4だけがぽっこり切り取られていたりで、面白いアイデアにナビもわくわくします。
芝生がふかふかでジャンプせずにはいられません!

芝生がふかふかでジャンプせずにはいられません!

ナショナル・トラストの英国ガーデン散策しに行きました! ナショナルトラストガーデン お花の中央にまっすぐに伸びる道

お花の中央にまっすぐに伸びる道

敷地の半分も回れていない・・

整備された道を外れて森の中を歩いていると、大木を見つけました。そこで座って少し休憩していると、絶景が見えました。クライブデンは少し丘高くなっており、見下ろすと周辺の美しい景色が見られます。緑の隙間に川もあり、そこでボートも乗れる様です。
森林浴ですね。

森林浴ですね。

川を発見!

川を発見!

ナショナル・トラストの英国ガーデン散策しに行きました! ナショナルトラストガーデン
散歩途中に見つけた、休憩所。ここで、昔は小さなパーティが開催されていたそうです。

散歩途中に見つけた、休憩所。ここで、昔は小さなパーティが開催されていたそうです。

色々な角度から景色が見られます。

色々な角度から景色が見られます。

もう1時間位歩きました。

もう1時間位歩きました。

お墓もあります

階段を降りて行くと存在する、この左右対称の小さな空間は、戦争で亡くなったアスター氏の親戚、知人が眠るお墓。芝生と石で出来た地面にはそれぞれの名前などが彫られた石が埋まっています。緑に囲まれたこの静かな場所の中心にはジーザスが立っています。
階段を降りていくと見えるお墓

階段を降りていくと見えるお墓

左右対称なデザイン

左右対称なデザイン

こんな所に、顔の像が!

こんな所に、顔の像が!

もうひとつの“亀の噴水”

100段ほどある急な階段を降りていくと、亀の噴水があります。小さな隠れ家の様なスペースにあるこの噴水。噴水から溢れる水の静かな音を聞き、贅沢な英国カントリーサイドの景色を一望しながら、ベンチで一休みです。

クライブデン邸

少し丘を越えると見える迫力のある邸宅、そして、その建物を引き立たせる庭園。ここまで来るのに2時間は歩いたのではないでしょうか。この日は花は咲き乱れ、天候にも恵まれ、最高のクライブデンが見られました。ナビが訪れた日は学校の休暇中で、子供たちが公園中を走りまわっていました。これだけの数の庭園とたく さんの緑と景色を見て回っても飽きず、気持ちよくて疲れも感じずに夢中になって歩きました。
巨大な敷地

巨大な敷地

こちらもまた直線的なガーデニング

こちらもまた直線的なガーデニング

邸宅からの眺め

邸宅からの眺め

この階段を上って邸宅へ。

この階段を上って邸宅へ。

キューピッドが何かを狙ってる!

キューピッドが何かを狙ってる!

邸宅の横側から

邸宅の横側から

カフェで一休み

オーランジェリーで。

オーランジェリーで。

黙々歩いた後は、ゆっくりと水分補給と休息。アフターヌーティーから、ランチメニューまで揃ってういます。お天気がいい日だったのでもちろん外の席でサイダーを飲みながらくつろぎました。日光が入る観葉植物でいっぱいのオーランジェリーも広々としていて気持ちが良さそうです。
入口に鳩の小屋の塔。

入口に鳩の小屋の塔。

ナビの大好きなオーランジェリーで興奮!

ナビの大好きなオーランジェリーで興奮!

緑がいっぱいの店内

緑がいっぱいの店内

大きなスコーン

大きなスコーン

大きなケーキ

大きなケーキ

気分が良くて、お昼からサイダーをいただきました。

気分が良くて、お昼からサイダーをいただきました。

迷路

カフェで一息ついて、元気もつきました。すると迷路が。迷うことを少し恐れながらも、緑で作られた迷路は初めてで、思い切って入ってみることにしました。初めは自分がどこにいるか頭の中で覚えられていたのに、ぐるぐるしているうちにやはり、どこがどこだか分からなくなり、迷路の罠にはまってしまいました!
先が見えない!

先が見えない!

目がぐるぐるしてきました。

目がぐるぐるしてきました。


最後の最後まで期待以上のものに出会わせてくれたクライブデン。感激続きであっという間に気づけば3時間以上も歩いていたナビ。季節によってまた様々な景色や花たちに出会うために、何度も訪れたいと思いました。以上ロンドンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-09-13

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