ロンドンで観光客が集まるショッピング街で1、2を争うリージェント・ストリートについてご紹介します。
リージェント・ストリートの繁華街は
ピカデリー・サーカスから始まります
こんにちは、ロンドンナビです。今日は、ロンドンきってのショッピング街、リージェント・ストリート(Regent Street)についてご紹介します。通りは、バッキンガム宮殿前から延びるザ・マルに近い記念塔「ヨーク公記念柱」から、ピカデリー・サーカス、オックスフォード・サーカスを経て、オールソールズ教会までの約1.4キロ。ただ、一般的にリージェント・ストリートというと、ピカデリー・サーカスとオックスフォード・サーカスの間を指すことが一般的です。
では、通りを4つの地域に分けて紹介してみましょう。
ザ・マル-ピカデリー・サーカス
ロンドン三越
リリーホワイト
リージェント・ストリートの道標
ピカデリー・サーカスの南側には観光客(とくに日本人)には重要なスポットがあります。地下鉄ピカデリー・サーカス駅を南側に出ると、通りの先の方に記念塔「ヨーク公記念柱(Duke of York Column)」が見えます。この塔の裏側の階段を下るとザ・マル(The Mall)にぶつかります。マルの側から、通りを北に上がりながら、ポイントを見ていきましょう。
・ブリテン&ロンドン・ビジター・センター/Britain & London Visitor Centre(西側)ロンドンと英国全体をカバーする観光案内所。ホテルの紹介や、劇場チケットの手配のほか、欧州大陸への鉄道チケットの販売窓口「レイルヨーロッパ(Rail Europe)」があります。
・ロンドン三越/London Mitsukoshi(東側)いわずと知れた日本資本のデパートです。いつもツアー客でにぎわっています。
・ジャパンセンター/Japan Centre(東側)日本食材や雑貨を扱うお店。すしブームのおかげで、イギリス人の顧客もたくさん見かけます。
・リリーホワイト/Lillywhite(東側)ピカデリー・サーカスに面した格安スポーツ用品店。店内はいつも「満員」の賑わいです。
ピカデリー・サーカスからハムレーズまで
見事な弧を描いています
ピカデリー・サーカスからリージェント・ストリートに入ると、通りは弧を描いて北へと伸びています。通りの両側にある白いビルは、すべて商業目的で建てられたもので、人が住むためのアパートはありません(ロンドンの場合、繁華街の表通りでも上の方に人が住んでいることが多いです)。また、この付近の不動産物件のオーナー(大家さん)は、エリザベス女王なのだそうです。
それでは、ピカデリー・サーカスから主な店を見ていきましょう。
・スティング/The Sting(通りの西側)
ピカデリー・サーカスに面した一等地に進出したオランダ生まれのアパレル店です。
・ウィッタード/Whittard(西側)紅茶の専門店。おみやげになるお茶やティーカップがそろっています。
・ナショナルジオグラフィック/National Geographic (西側)アメリカのドキュメント番組の関連グッズショップ&カフェです。
・ユニクロ/UNICLO(通りの東側)日本の「ファストファッションの王者」は、ロンドンでも大人気です!
・アクアスキュータム/Aquascutum(東側)イギリスを代表するトレンチコートの老舗。店の奥の方でセール品を扱うことも。
・ザラホーム/ZARA Home(西側)スペインのアパレル「ザラ」の家庭用品専門店。見るものすべて欲しくなる?
スワロフスキー
ハケット
・スワロフスキー/Swarovski(西側)
世界的に知られるクリスタルガラス製アクセサリーの老舗です。
・ハケット/Hackett(西側) いかにもイギリスっぽいジャケットの専門店です。
・トミーヒルフィガー(東側)/Tommy Hilfigerアメリカのカジュアル「トミー」はイギリスでも人気があります。
・バーバリー/Burberry(西側)もはや説明は不要?コートの老舗として不動の地位を保っています。
・ブルックスブラザーズ/Brooks Brothers(東側)アメリカの「トラディショナルスタイル」の代表的なブランドでイギリスにもファンがいます。
・カルバンクラインジーンズ/Calvin Clain Jeans(東側)アメリカのデザイナーによるカジュアルブランド、ここはジーンズを主に取り扱っています。
・フェラーリ/Ferrari(西側)F1レーシングチームとして有名なフェラーリ。真っ赤なノベルティーグッズでいっぱい。
トミーヒルフィガー
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バーバリー
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ブルックブラザーズ
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フェラーリ
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リーバイス
・リーバイス/Levis(東側)世界に知られるジーンズの大御所。ロンドンのメインショップはここです。
・チャーチズ/Church’s(西側)「伝統的英国紳士」が使う靴やさまざまな小物が並んでいます。
・ハムレーズ/Hamley’s(東側)イギリスを代表するおもちゃ専門店。大人が手にしたいアイテムもずらり?
へドン・ストリート
へドン・ストリートのレストラン街
リージェント・ストリートを歩いていて、おや?と思うのはカフェやレストランが見つからないこと。そんな時に立ち寄ってみたいのが、へドン・ストリート(heddon Street)のレストラン街です。リージェント・ストリートの西側にある小道「へドン・ストリート」には、レストランが5~6軒立ち並んでいて、ランチやディナー、午後のお茶などが楽しめますよ。ファストフードやカフェテリア系のお店に飽きた人にはよい場所ではないでしょうか?
ハムレーズからオックスフォード・サーカスまで
通りの真ん中に立って撮りました!
ハムレーズとコンドゥイット(Conduit)・ストリートからオックスフォード・サーカスの間にあるお店を見ていきましょう。
クラークス
カンペール
リバティー(奥まった古い建物)
FCUK
・クラークス/Clerk’s(西側)日本にもファンが多いカジュアルシューズの店。ザラホームの近くにも1軒あります。
・カンペール/CAMPER(西側)スペイン生まれのカジュアルな皮靴のお店。イギリスで買うと格安感あり?
・ギャップ・キッズ/GAP Kids(東側)あの「GAP」の子ども服のみを扱う店舗です。ちなみに大人用ならピカデリー・サーカスの北側に店舗があります。
・リバティー/Liberty(東側)ありとあらゆるファブリック関係の商品を扱っています。手芸小物が好きな人は要チェックのお店です。
・バナナリパブリック/Banana Republic(東側)カジュアルウェアのバナリパ。日本とはちょっと違った趣味のラインナップも?
・H&M(東側)欧州を代表するカジュアルのお店。バーゲン品は涙が出るほど安い?!
・アップルストア/Apple Store (西側)iPadやiPhoneを触るおびただしい数の人々の様子は一見の価値があります。
・フレンチコネクション/fcuk(西側)ちょっと奇抜なファッションセンスがイギリスでは人気です。
・ベネトン/Benetton(オックスフォード・サーカスの南西角)元祖「ファストファッション」のベネトン。あざやかな色使いは今も人気です。
・H&M(オックスフォード・サーカスの北西角)H&Mの中でも、ここはロンドン屈指の売り場面積を誇ります。
・ナイキタウン/Nike Town(オックスフォード・サーカスの北東角)各種のスポーツウェアはもとより、ナイキが手掛けるサッカーやラグビーチームのレプリカシャツが狙い目です。
オックスフォード・サーカスからオールソールズ教会まで
「渋谷式横断歩道」と呼ばれるスクランブル交差点
オックスフォード・サーカスを過ぎて北に進むと、それまでの喧騒が一気に静かになります。ショッピング街はオックスフォード・サーカスから今度は左右に延びるオックスフォード・ストリートがメインとなります。このあたりには、いわゆるショップよりも飲食店がメイン。ですから、ショッピングの前後に食事をしたり、お茶を飲んだりするのに便利です。ファストフードやカフェのチェーン店もありますよ。リージェント・ストリートは、北側正面に建つ「オールソールズ教会(All Souls Church)」に突き当たったら終わりです。
道が分からなくなったら地図でチェックを!
ロンドンで観光客が集まるショッピング街では1,2を争うと言っても過言ではないリージェント・ストリート。滞在中に何度も足を運ぶことになるでしょう。ただ、この付近はスリ被害が多いところです。財布などの携帯品にはくれぐれも気をつけましょう。以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-11-24