ロンドンオリンピック、現地は大盛り上がり!

会期の半分を過ぎたロンドン五輪、ボルテージはますます上がっています!

こんにちは、ロンドンナビです。
日本選手の活躍で、大いに盛り上がりを見せているロンドンオリンピック。毎晩、眠い目をこすってテレビにかじりついている人も多いのではないでしょうか?
五輪メーン会場の近くに暮らしているナビ。日本選手の動向も気になりますが、地元イギリスチームの頑張る姿からも目が離せません。
開幕以来、ナビが連日走り回って集めたオリンピックのさまざまな様子を、きょうは一挙にご紹介します。テレビには映らない周辺の状況もお伝えしたいと思います。

7/27 開会式@オリンピックスタジアム

実は、開会式が始まる半日前まで入場チケットが売れ残っていました。でも、価格は1枚2,012ポンド(約250,000円)。ナビは少しでも開会式の熱気を感じたくて、スタジアムの最寄り駅・ストラットフォードに行ってみました。
すると予想以上のお祭り騒ぎ!いろいろな国からやってきた観客が駅前で写真を撮り合ったりと大賑わいでした。
ナビは、花火が見える場所まで行こうかとも思ったのですが、テレビでじっくり鑑賞。せめて「女王陛下」のヘリを見たかったなあ、と悔やんでいます。

7/28 自転車ロードレース@サレー州

この日は、なでしこのスウェーデン戦と、女子バレーボールの日本チームの初戦があって、どこに行くべきか迷いました。結局、英国チームの1つ目の金メダルの期待がかかっていた男子自転車ロードレースを見に行くことに。
ナビが観戦に出かけたのは、ロンドン南東郊外サレー州のいなか。通常の自転車ロードレースでは、観戦に行ってもその場所を集団が通りかかるのは1回だけなのですが、今回は郊外の丘陵を9周するコースを設定。その「サーキット」の沿道に行けば、何度も選手が見えるお得な「応援」ができました。日本選手も2人が参加。結果は、英国選手は振るわず、金メダルを逃しました。

7/29 愛ちゃん&佳純ちゃんの卓球観戦

五輪が始まって最初の日曜日。この夜、ロンドン東部の展示場施設ExCeL(エクセル)で行われた女子卓球個人3回戦を見に行きました。
日本からはあの福原愛、石川佳純の2選手がエントリー。どちらも世界ランキングが1けたのため、1、2回戦はパス!3回戦からの登場となりました。
でも卓球って、大きな体育館で一度に4つの台を使って試合が行われます。それぞれの観客が自分が見たい選手をバラバラに応援するため、なんとなく集中できません。(テレビだと、あたかも会場で1試合だけ行っているように見えますが)ともあれ、両選手ともこの日は勝利!もっとも、個人種目ではメダルが取れませんでしたが、団体で銀メダルを獲得できたので良しとしましょう。

7/30 五輪メーン会場初入場

ナビはこの日、競技観戦チケットは持っていなかったのですが、メーンスタジアムのあるオリンピックパークに入ることができました。5月の予行演習で内部はくまなく歩いたのですが、さすが本番。すべての施設が稼動、しかも観戦客でパーク内は大賑わいとまったく雰囲気が違いました。
夕刻に入場したナビは、スポンサー各社が開設したパビリオンがとてもおもしろくて、あちこちハシゴ。五輪パークで万博会場のようなエンターテインメントがあるとは意外や意外。中でも、パナソニックの「3Dシアター」では、前日の競技ダイジェストを3Dフィルムで映し出していて、あまりの臨場感に驚きました。
さらに夜のお楽しみは、BBCのパーク内スタジオに「この日のヒーロー」が来ること。観客にも良く見えるよう、中継は屋外で行われます。スタジオ前はヒーローを讃えるファンでいっぱい!毎晩11時過ぎにインタビューが行われることから、スタジオ前は連日多くの人々でにぎわっています。

8/2 五輪出場最高齢71歳、法華津選手の馬術!

五輪の中でナビがもっとも楽しみにしていた競技は馬術です。日本ではあまり親しみがないかもしれませんが、イギリスでは乗馬が盛ん。どんな戦いになるのでしょうか?世界遺産のグリニッジパークを使って競技が行われるのも興味深いです。
内外のメディアの注目を浴びたのは、今回のロンドン五輪参加選手の中で最高齢の71歳、法華津寛選手。ドレサージュ(馬場馬術)と呼ばれる競技に出た法華津選手、フィギュアスケートのように決められた動きをし、規定どおり課題がクリアできると点数が高いそうです。
馬術を見るのは初めてでしたが、文字通り人馬一体となっての演技は「見事」という以外に言葉が見当たりません。1964年の東京五輪以後、幾度も五輪に出場した法華津選手ならではの余裕ある演技は、ナビの心に強く残りました。

8/3 柔道無差別級を観戦

ナビが最初の抽選で当てた切符は、柔道無差別級でした。日本からも男女1人づつがエントリー。うち、杉本美香選手は銀メダルを獲得しましたが、上川大樹選手は2回戦で敗退。日本男子柔道が初の「金なし」の瞬間をこの目で見る残念な結果となりました。
館内は、フランス柔道界のヒーロー・リネール選手の応援団が大半。まるでプロレスやボクシングを見ているかのような騒ぎよう。さらに、サウジアラビア初の五輪女性選手や、史上最大に「重たい」グアムの男子選手が登場と、話題盛りだくさんの楽しい観戦となりました。

8/3 フェルプス選手を見に、水泳会場へ

五輪の花形競技の1つ、水泳。日本は北島選手がいまいちでしたが、銅メダルの獲得ラッシュには驚かされました。
ロンドン五輪の水泳で最強選手といえば、やはり米フェルプス選手。なかなか金メダルが取れずに、本人もあせっていたのかな、と思った矢先、ナビが見に行った日のバタフライ100mで見事に金を獲得。最高の泳ぎを目の前で見ることができました。
表彰式を生で見たのもここが最初。映画「炎のランナー」の音楽がかかる中、メダル授与式が行われました。たとえ銅メダルでも日の丸が上がるのを見たかったのですが、それは欲張りすぎでしょうか?

8/4 日本男子サッカー、準々決勝へ

男女ともに決勝リーグに残ったサッカー日本五輪代表。いても立ってもいられず、ナビはマンチェスターまで遠征しました。しかも試合は、あの香川真司選手が移籍を決めたマンチェスター・ユナイテッドの本拠地、オールド・トラフォードで行われるとあって、思い立って出かけることに。
しかし、観戦チケットは持っていないナビ。「空席問題」でもめたくらいですから、当日券は売られるだろうと電車に飛び乗ったまでは良かったのですが、マンチェスターに着く前に「きょうは切符を売らない」と友人から連絡が。結局、地元の人の好意で観戦チケットを分けてもらい、なんとかスタジアムにもぐりこむことができました。
それにしても驚きました。まさか日本代表が満員の観衆の前でプレーすることになるとは。スタンドに立つなり足ががくがく震えました。
この日のエジプト戦には勝利を収めましたが、その後、準決勝で負けてしまったのは残念です。
全世界が注目した「ボルトの100m」や、日本選手に期待がかかった女子マラソンは終了しましたが、オリンピックはまだ終わっていません。選手のさらなる活躍に期待したいものですね!
以上、ロンドンナビでした。



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-08-08

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