7月27日に開幕するロンドン五輪。準備は順調に進んでいます!
メーン会場は9割がた完成しました。
こんにちは、ロンドンナビです。
きょうは、7月27日に開幕するロンドンオリンピックに向けての準備状況についてご紹介しましょう。
開幕まであと6カ月に迫った1月27日には、開会式のテーマも発表されました。
開会式のテーマは「驚きの島々」
開会式当日はどんな雰囲気になるのでしょうか?
(展望施設のビューチューブより)
開幕まであと6カ月に迫った1月27日、開会式の概要が発表されました。
総合プロデューサーは、映画『スラムドック$ミリオネラ』の監督として知られるダニー・ボイル氏。当日は、年号にちなんで20時12分にプロローグイベントが開始され、21時から開会式のメーン式典が行われます。
開始の時には、72トンの大きな鐘がオープニングを告げる予定だそうです。
前回大会の北京オリンピックの際は、巨額の資金が開会式にも投入されたそうですが、ロンドンでは「予算は北京オリンピックの3分の1くらい」と地味なイベントになると、控えめなコメントも聞かれます。
ちなみに、聖火の点火については、 「準備は進んでいるが、方法は当日まで秘密」ということです。
オービットは5月1日オープン
2011年12月にてっぺんの高さまで完成しました
メーン会場横に建てられた巨大オブジェ「アルセロール・ミタル・オービット」。英国で作られた最大の芸術作品とのふれこみで、人々の注目を集めています。
このオブジェは高さ115メートル。途中には展望台も設けられています。オープンは5月1日と決定、関係者は「メーン会場のプレイベントの開催までには間に合いそう」と胸をなでおろしています。
選手村の収容人数は16,000人
マンションへの転用が決まっている選手村。
選手や大会役員が滞在する選手村の準備も進んでいます。
滞在可能人数は16,000人で、1日当たり50,000食を準備するとか。大会終了後は、3,000戸のマンションとなる予定です。
選手村の目の前には、欧州最大級の都市内ショッピングモール「ウエストフィールド・ストラットフォードシティー」があります。
交通の混乱解決が課題
ここから市内中心へはわずか数分!
ロンドン市内のセントパンクラス駅から会場隣接のストラットフォード・インターナショナル(国際)駅までは、高速列車で約8分で結びます。しかし、乗降に時間がどの位かかるのかと、悩みはつのります。
高速鉄道は、日本製車両が使われています
|
|
会期中、地下鉄が大きな遅延を起こさねばよいですが…
|
混雑が懸念されるカンニングタウン駅
また、競技会場は市内のあちこちに分散しているため、行き方に迷う観戦客もいることでしょう。とくに、カンニングタウン(Canning Town)駅はメーン会場の「オリンピックパーク」、室内競技が行われる「ロンドンエクセル」と「ノースグリニッジアリーナ(ザ・O2)」、乗馬競技が行われる「ウーリッジアーセナル」の4会場の中継地点となるため、かなりの混乱が予想されます。
チケットはほぼ完売!
愛ちゃん&佳純ちゃんの試合も生で見てみたいものですが…
気になる観戦チケットですが、1月現在でほぼ完売の状態です。日本向けには、チケットぴあで2月中旬まで抽選受付を行っています。
ただ、サッカーなど出場国が未定の球技については、欧州居住者枠もまだたくさん残っている状態ですので、組み合わせが決まってから何らかの方法で再度販売されるかもしれません。
2011年夏に行われたビーチバレーのプレ大会
|
|
予選をかねて行われた体操のプレ大会会場
|
チケットなしで五輪を楽しむには…
北京五輪のときは、連日大画面でのライブ中継が行われました
チケットはないけど会期中にロンドンに行って、五輪の雰囲気を味わいたいという人もいることでしょう。
一般道路を走るマラソンや競歩、自転車のロードレース、トライアスロンといった競技なら、沿道で声援を送るというアイデアもあります。
また、ロンドン市内の大きな広場や公園、さらにオリンピックパークの内部には、数千ー数万人が集まれるライブ中継スポットが設置される予定です。
マラソンなら沿道で応援もできますね!
|
|
自転車ロードレースは開会式翌日の予定です
|
北京で五輪旗を引き継いだボリス・ジョンソン・ロンドン市長
この夏のロンドンには世界中から「五輪をこの目で見てみたい」人々が殺到することでしょう。ホテル代の高騰も予想されています。その場に居合わせたい人は、一日も早く手配を始めましょう。
以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-02-07