ロンドンで電気製品を使うには?プラグも電圧も日本と異なる英国、準備は怠りなく!
デジカメの電池が切れた、ビデオの充電ができない……。ロンドンでの旅の思い出が記録できなくなったらがっかりです。あらかじめ必要なプラグを準備しておきましょう。
【電圧】
英国の電圧は240V、50Hzです。日本で使われている100V対応の電気器具を持っていく場合は変圧器が必要です。しかし、最近のデジカメ、パソコン、ビデオ用の電源アダプターは、「ユニバーサル対応」といって、100~240Vのいずれにも対応できるようになっています。出発前に、取扱説明書などをよく読み、確認しておきましょう。
【プラグ用アダプター】
プラグは三つ叉で、先が四角い形になっている「BFタイプ」という変換アダプターを用意しましょう。「ユニバーサル対応」の充電器や電源アダプターを使う時でもコンセントに差し込むプラグの変換アダプターは必須です。
日本の量販店や空港売店の他、ロンドンでもドラッグストアの「ブーツ(Boots)」などで手に入ります。
ホテルの洗面台にある100V共用のシェーバー用電源
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スイッチのついた英国のコンセント
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【コンセント】
コンセントの形も日本と異なります。コンセントの形は3穴で、穴はそれぞれ四角です。また、コンセントの横にスイッチがあり、スイッチをオンにしないと電源が入らないので注意しましょう。
また、多くのホテルの洗面所には、シェーバー(電気カミソリ)用のコンセントがついていることがあります。これを使ってデジカメや携帯電話など、電流容量の小さい電気器具の充電はできますが、大きな負荷のかかる電気器具(ドライヤーなど)を繋ぐと内部のヒューズが飛ぶ恐れがありますから、注意してください。
【クーラーとヒーター】
壁に付けられたヒーターの例
ロンドンの気候は夏でも涼しく湿気も低いため、ごく限られた場所を除いて、クーラーの設置はありません。ホテルのほとんどの部屋にはクーラーはついていません。一方、ヒーターは必ず設置されています。ホテルの部屋でも、温風が吹き出てくるタイプではなく、壁ぎわにスチームが設置されている場合がほとんどです。なお、ヒーターの温度調整は、サーモスタットで行う場合とスチームそのものについているスイッチやつまみで制御する場合などまちまちです。
せっかく日本から「海外対応」の電気器具を持って行っても、電圧切り替えのスイッチを入れ間違うと大きな事故に繋がります。出発前に改めて持参する電気器具の説明書を読むことをお勧めします。
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記事登録日:2010-04-28