有料のトイレもあるので要注意、ペットボトルの水は必携!
英国は先進国ですから、衛生状態にほぼ問題はありません。でも、国鉄駅のトイレは有料だったり、テロ対策で地下鉄駅にはゴミ箱がなかったりとロンドン特有の事情もあります。
市街地に置かれている、有料トイレの「カプセル」。
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あるショッピングセンターのトイレの個室。
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【トイレ】
ロンドンで街歩きをしていて、トイレ探しに困ることはまずありません。きちんと紙も備え付けられていますし、手洗い台には必ず石けんがあります。
★店舗で借りる
代表的なデパートをはじめ、大きなショッピングモール、大きなスーパーには必ず顧客用のトイレが設置してあります。 ただ、「○○Express」と呼ばれるコンビニタイプの店舗にはトイレがないので要注意です。
★カフェやレストランで借りる
食事やお茶を飲むのに立ち寄るレストランやカフェ、パブで、ついでにトイレを借りることができます。英国の場合、飲食店のトイレでチップが必要なことはまれです。
スターバックスやコスタ(Costa)、ネロ(NERO)など、コーヒーショップのチェーン店ではトイレの設置がない店舗が多いので要注意です。
一方、マクドナルドのトイレは無料で利用できます。本来、「顧客向け」の施設ですが、観光客が立ち寄るのは黙認しているようです。
★ホテルで借りる
「海外の街でトイレに困ったらホテルへ行こう」という話しを良く聞きます。でも、ロンドンではあまり良い方法ではありません。高級ホテルなら入口の門番に呼び止められますし、エコノミーな宿ではロビーにトイレがないことさえあります。別の場所を探した方がよさそうです。
★観光地で借りる
多くの観光客が訪れる場所(トラファルガー・スクエア、レスター・スクエア、コベントガーデン、など)にはトイレが設置されています。博物館や美術館のトイレを使うという手も。例えば、SOHOに近いナショナル・ギャラリーは無料で入れるので、「トイレだけ借りちゃう」強者もいるそうですが……。
★駅のトイレを使う
地下鉄でトイレのある駅は非常にまれです。
一方、ヴィクトリアやウォータールー、ユーストンなど代表的な国鉄駅には有料トイレが設置されています。利用料は30ペンス。機械に小銭を投入してバーを押して入る所や、人にお金を払って入る所があります。小銭への両替機もトイレのそばにあります。
【飲み水】
水はスーパーで買うと安く手に入る
イギリスの水は硬水ですがそのまま飲んでも問題はないと言われています。 でも、慣れない旅先でお腹を壊したりしたらたいへん! ペットボトル入りのミネラルウォーターを買って持ち歩くことをお勧めします。
★ 水を買うスーパーやドラッグストア(ブーツなど)、街角の商店などで手軽に買えます。 500cc入り1本の値段は、スーパーで買うと50~60ペンス程度、国鉄駅の売店では1ポンド以上で売っていることがあります。ホテルの部屋で飲むのには、スーパーで売られる2リットル入りの大瓶が価格的にお得です。
ただ、英国で売られているペットボトルの水には、炭酸なしと炭酸入りの2種類があります。日本では炭酸水を飲む習慣があまりないので、買うときには要注意! エビアンなどの炭酸なしは「スティルウォーター(Still water)」 、炭酸入りは「スパークリングウォーター(Sparkling water)」と呼びます。
★レストランで飲む水一般的に、レストランで水が欲しい時は、ビールなどのドリンクを頼む時と同様に、「炭酸なし」か「炭酸入り」かのどちらかのミネラルウォーターを頼むことになりますが、水になんてお金を払いたくない、という人は、「タップウォーター(Tap water)が欲しい」と言えば、水道水をコップに入れて持って来てくれます。時々、セルフサービスのカフェなどに置いてある無料の水はたいていタップウォーターです。
★ホテルの湯沸かしポットロンドンのホテルの客室には、ほぼ必ず湯沸かしポットが置いてあります。お湯を沸かすのは、洗面所の水を使って問題ありませんが、ロンドンの水道水はカルキが多めなので、気になる人はミネラルウォーターを沸かせば良いでしょう。
【衛生事情あれこれ】
街角におかれたリサイクル用のボックス
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まだ使える衣服や靴を入れる箱
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★ゴミ箱
「英国人はゴミをゴミ箱に捨てる習慣がないのではないか… 」と思うほど、 ゴミ箱があるのに街にゴミが散乱しています。人々は路上や外で歩きながら、モノを食べるのが平気、という習慣が関係しているのかもしれません。ゴミ箱は、街路のところどころに置かれていますが、地下鉄構内には「テロ対策(ゴミ箱に爆弾が仕掛けられたことがある)」で全く設置されていません。地下鉄の車内には、テイクアウトの食べ物のゴミがよく放置されていますし、こぼれた飲料で床がべとべとのことも。座席の後ろと窓との間のスペースにはきっとバナナの皮や空き缶が転がっていますよ。
★洗剤を洗い流さない英国人
英国には、「食器を洗剤で洗っても水でゆすがない」という奇妙な習慣があります。
レストランなどではともかく、 ベッド&ブレックファスト(B&B)などで「普通の主婦」が台所で洗い物をしているところは依然そうかもしれません。「ゆすがなくて、乾けば大丈夫な洗剤」が使われているのだと思うしかないですね。
トイレと飲み水の問題は、旅には欠かせないポイントです。しっかり予習して、スムーズに旅を進めたいものですね。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-04-28