名物の2階建てバスでロンドンをめぐろう! 市内を縦横に走り回る赤い2階建てバスはロンドン名物の1つ。
ビックベンの真下を走る2階建てバス
市内を縦横に走り回る赤い2階建てバスはロンドン名物の1つ。深く掘られた地下鉄のホームと地上との間を上がったり下りたりするのはたいへんだ、とバスを積極的に利用する市民も少なくありません。
【運賃の支払い】
バスの運転手に直接支払うと2ポンド(2010年の料金)ですが、非接触式ICカードの「オイスターカード」で支払えば1.20ポンド。「トラベルカード」も利用できますが、車内では売られていないので、事前に地下鉄駅などで購入しておきましょう。
※日本出発前にオイスターカードを買う
オイスター・カードは「英国政府観光庁 ダイレクト・オンラインショップ「(VisitBritain Direct)」で購入できます。とくにヒースロー空港やユーロスターが到着するセントパンクラス駅の切符売り場はいつも混み合っているので、出発前にカードを購入しておくと、現地では混雑に巻き込まれることなく、ゆったりと旅を楽しむことができます。
【運行本数と間隔】
ロンドンの中心部は通常、5~10分間隔でバスが走っています。時刻表はバス停に掲げられています。また夜間や日曜・祝祭日は運行本数が大幅に減ります。
【所要時間】
各路線の主な停留所までの所要時間はバス停に貼られています。ただ、道路事情による遅延は往々に起こります。ロンドン市内の主要道路にバスレーンが設けられていますが、朝晩には渋滞が起こり、予定より大幅に時間がかかることも。特に中心地を走る路線を利用する時は、十分な時間的余裕を持って乗るようにしましょう。
まれなことですが、運転手の勤務時間の都合で、路線が目的地の手前で打ち切られ、後続のバスに乗り換えてくれと言われることがあります。
【バスの運行時間】
バスの運行時間は路線で異なります。早朝から夜間まで運行する路線がほとんどですが、なかには24時間通しで走っている路線もあります。また、深夜の地下鉄がなくなったあとの時間帯には、路線番号に「N」と付けられたナイトバスも運行されます。
降りるときには、ボタンを押して運転手に知らせよう
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優先席(プライオリティ・シート)の表示
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2階建てバスの中はこんな感じ
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バスが動いている時の階段の上り下りはちょっと危ないかも
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ナイトバスは「N+系統番号」と示される。なお、ふつうのバスでの24時間運行されるものがある
【ナイトバス】終電に乗り遅れたら、地下鉄路線に沿ってナイトバス(Night Bus)が24時間運行しているので、それを利用しましょう。運転間隔は30分から1時間に1本程度ですが、高価なタクシー代を使わずに済むと市民の間では好評です。ただ、昼間の路線とは若干異なるルートで運行されるので、利用時にはバス停に貼ってあるルートマップでよく確認しましょう。運賃は昼間のバスと同じ片道
2ポンド(現金支払い)。オイスターカードも使えます。トラベルカードは翌朝4時半まで利用可能です。
【旧式のバス「ルートマスター」】
ロンドンを紹介するガイドや資料には、必ずと言っていいほど旧式のバス「ルートマスター(Route Master)」の画像が使われています。馬車のように、運転台が前の方に取り付けられていて、乗り降りは後ろから。いまだに車掌さんが車内で切符を売ったりしています。一時は廃止されそうになったこの「ルートマスター」ですが、現在はルート「9」と「15」の一部区間で復活運転されています。料金などはふつうのバスと同じで、オイスターカードでも乗れます。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-04-30