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学問と宗教の町、ケンブリッジを歩く～キングスパレードとその周辺編

中世の町並みと現代の建物が見事に融合した景観がすばらしい観光地、ケンブリッジ。短い滞在時間でもたっぷり満喫できるスポットをご紹介！

こんにちは！ロンドンナビです。ハりーポッターでおなじみ、『ホグワーツ魔法学校』行きの電車が出るロンドン・キングスクロス駅から約５０分のとｋろにある、イギリス東部の町ケンブリッジ。世界屈指の大学の地としてあまりにも有名ですね。ケンブリッジは、町の中心部に大きなメイン通りがいくつかあり、そこに、観光、グルメ、ショッピングがぎゅうっとつまっています。メイン通りからでているたくさんの小道にも、歴史を感じさせる建物や、ステキなお店がいっぱい！今日はケンブリッジ観光の中心的存在、キングスパレードとその周辺を案内したいと思います！

絶対はずせない！キングスカレッジ　（King's　College）

いわずと知れた大学都市、ケンブリッジ。その立ち並ぶカレッジ群の中で、もっとも美しいといわれているキングスカレッジは、１４４１年にヘンリー6世により建設されました。正面玄関は、チャペルとあわせた建築様式で１９世紀に建てられました。正面玄関左には、カレッジを総仕上げしたヘンリー８世の像があります。

キングスカレッジの正面入口。

左面からの眺め。

右面からの眺め。

必見！キングスのチャペル

礼拝堂は、４代の王によって７０年かけてつくられヘンリー８世の時代に完成しました。ゴシック様式の見事な天井は、圧巻！ナビは口をあけてみあげてしまいましたが、他の観光客の方たちも同じでしたよ！

ステンドグラスとルーベンス「三王の礼拝像」

チャペルの一番奥にある祭壇に飾られたステンドグラスと、ルーベンスの「三王の礼拝像」。1961年に寄贈されたものですが、この絵をかざるためにわざわざ祭壇の位置を低くしたとか。

ドラゴンと犬がお出迎え。

ゴシック調の天井。

見事なステンドグラスと絵画。

チャペル内は、たくさんの人がいるにもかかわらず、とても静かです。祭壇の横の長いすにすわり、目を閉じて中世の歴史に思いをはせたり、お祈りをしたり.....。他の観光客の人たちも、思い思いの時間をこのチャペルですごしていました。

チャペルをぬけると、カレッジの中を流れるケム川とコート（四角い中庭）。絵葉書のようです。

コートからみるキングスのチャペル

緑の芝生がまぶしい！

パント風景と鴨。やすらぎます。

正面入口からでると、たくさんのお土産屋さんが並んでいます。キングスカレッジ公認のお土産屋さんで、ぜひお土産を！カレッジの収益になるそうです。

ケンブリッジ大学のグッズがいっぱい！

カフェもたくさんあります。

では、ケンブリッジの新名所へご案内いたします。キングスカレッジを右手に、徒歩１分。

コーパスクロック(Corpus clock)

２００８年にケンブリッジ大学コーパスクリスティ校の図書館にできた新名所。このカレッジの卒業生が寄付したもので、２億円の制作費と７年の歳月をかけてつくられました。学生時代を無駄にすごしてしまった、という後悔からこの時計を作ったそうです。時間を食べる怪物が時計のうえにのっています。この怪物、コチコチコチという針の音にあわせるように、まばたきしたり、おしりをゆらゆら揺らしたりします。うすぐらくなってからみると、迫力アップ！

この「ケンブリッジのバッタ」が動く姿を、制作者が説明しています。ご覧ください！序幕式には、コーパスカレッジ所属のホーキンス博士が参加しました。幕をひいた瞬間の博士も、ちょっと引き気味だったとか。

コーパスクロックを５分ほど先へ歩くと、向き合うようにある二つのカレッジをみることができます。

セント・キャサリンズ・カレッジ（St. Catharines College）／　コーパス・クリスティ・コレッジ（Corpus

コーパスカレッジ

多くのカレッジが貴族や王の寄進によるもののなかで、コーパスカレッジは、ギルドとよばれた町人によって設立されました。　ここのパーカー図書館は、古書を所蔵していることでも知られていいます。一冊でも消失していないか、毎年、厳しい検査があるそう。

キャサリンカレッジ

キャサリンズ・カレッジは、もとは病院だったらしく、Ward Block（病棟区）と名付けられている部分もあるとか。いつも門がしまっていますが、チャペル側から中へ入れます。

では、Ｕターンして、コーパスクロックまで戻りましょう。

ベネットストリート（BENET STREET)

コーパスクロックある角を右へ曲がると、ベネットストリート（BENET STREET)。左手にあるパブ「イーグル（ＥＡＧＬＥ）」は、ケンブリッジで一番古いパブだそうです。ここのフィッシュ＆チップスはおいしいですよ！

ベネットストリート

パブ「イーグル」

カフェやお土産も。

ウインドウショッピングを楽しみながら道なりにすすむと、インフォメーションセンターを発見。ここで観光、イベントなどいろいろな情報をゲットできます。

ケンブリッジインフォメーションセンター(Cambridge Tourist Infomation Centre)

ケンブリッジの情報はここでキャッチ！
インフォメーションセンターの人たちはとても親切。わからないことは何でも聞いてみましょう。たどたどしい英語でも、じっくり耳を傾けて、答えてくれます。ケンブリッジの地図もここでどうぞ。￡２で売っているお店が多いのですが、￡１で買えます。

すぐ順番がきます。

インターネット検索も可能。

インフォメーションセンターをでて左へ目をむけると、サーカスのようなテントが！

マーケットヒル（Market Hill)

ここは、ナビが大好きな場所のひとつ。さほど大きくない広場に、たくさんのテントテントテント！ところ狭しと並ぶテントの市場！新鮮な野菜と果物、服、CDなどが勢ぞろい！かわいくて、個性的な手作りクラフトのお店がたくさんあり、ぶらぶらとみているだけでも楽しいんです！「NO　PHOTO」のお店が多く、写真でご紹介できないのが残念！お値段もGOOD！ぜひ掘出し物をみつけてくださいね！

休みの日は、たくさんの人でごったがえします。

広場中央の噴水。

ナビかわいいストールを買いました！

マーケットヒルのお向かいには、きりりとそびえたつ大きな教会があります。ちょっと近寄りがたいですが、大丈夫。中へはいってみましょう。

グレートセントメアリ教会　（Great St.Marys）

ビッグベンの鐘の元祖！？今も昔もかわらない町の中心地。
この教会が初めて設立されたのは、８００年以上前。今もむかしもかわらずケンブリッジの中心地としてここにあります。火災や宗教運動などによる消失、その後の再建により、現在はこの部分だけが残っています。教会の中は薄暗く、落ち着いた雰囲気。１２３段の螺旋階段を上れば、ケンブリッジを一望できます。体力に自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

教会の西側には鐘があり、時間ごとに聞き覚えのあるメロディーが流れます。実は、ビッグベンと同じ音色なんです！この教会でもともと使っていたものを、ビッグベンでも採用したそうです。ケンブリッジ大学のベルとしての役割もあるとか。

教会内は厳粛な雰囲気。

おみやげも売っている。

聞き逃さないで！

さあ、１周してキングスカレッジにもどってきました。お楽しみは、スコーンがおいしいと評判のカフェへ。

エンティーズ(AUNTIE'S TEA SHOP)

１９７２年のオープン以来、海外からの観光客はもちろん、地元住民からも愛されているこのカフェ。「エンティー」は「おばさん」の意味。ただし、「おばさん」ではなく、かわいらしいメイド服のお姉さんがおいしいアフタヌーンティーを運んできてくれます。この日は、紅茶とジャムとクリーム付のスコーンをいただきました。濃厚なジャムとあっさり味のクリームを、さくさくしたスコーンにたっぷりぬって、がぶり。う～ん、ほろにがい紅茶が甘いスコーンにぴったりです。セントメアリ教会とキングスカレッジをながめながら、テラス席で贅沢なアフタヌーンティー！