雨でも楽しい!?ケンブリッジでパンティング!

たくさんの美しい橋がケム川にかかるケンブリッジ。ケンブリッジ名物「パンティング」で橋とカレッジを巡ろう!

こんにちは!ロンドンナビです。「ケム川にかかる橋」という町の名にもあるように、たくさんの美しい橋がケム川にかかるケンブリッジ。ケンブリッジを訪れ、橋の上からケム川をながめたとき、観光客が船遊びを楽しんでいるのを見かけると思います。ボートとちょっとちがうの形の船を船頭さんが長いポールでうまく操り、船をすすめています。「おもしろそう!あれはなに?」とはじめてみた時はきっと思うでしょう。あれは、「パント」というケンブリッジ名物「観光船」なんです。今日はこの「パント」をご紹介しましょう!船上からの眺めはまた格別。一味違う雰囲気のケンブリッジの顔がみえてきます!
ケム川からみたカレッジ

ケム川からみたカレッジ

陸上からは見られない場所も

陸上からは見られない場所も

アイス屋さんもパントで登場

アイス屋さんもパントで登場

天気のいい日はパント船でいっぱいになるケム川。セルフハイヤーするもよし、ガイドツアーを満喫するもよし! 天気のいい日はパント船でいっぱいになるケム川。セルフハイヤーするもよし、ガイドツアーを満喫するもよし! 天気のいい日はパント船でいっぱいになるケム川。セルフハイヤーするもよし、ガイドツアーを満喫するもよし!

天気のいい日はパント船でいっぱいになるケム川。セルフハイヤーするもよし、ガイドツアーを満喫するもよし!

パントって何?

一般的に「パント」という言葉は 平底につくられた船をさし、 船の構造はもっぱら浅い川などで利用可能なようにできています。クワァントとよばれる5メートルのポールで船をあやつりますが、このポールでパント船を進めることをパンティングといいます。もともとパント船は商業用で、中世には重工業製品をはじめ様々な商品がパント船を利用して運ばれていたそう。その後鉄道が敷かれ、パント船は商業用としての役目を終え、現在ではケンブリッジ観光の目玉のひとつとなっています。ケンブリッジに観光予定がないという方は、オクスフォードでもパンティングが楽しめるそうですよ。

パンティングを楽しむためには

ガイドツアーチケット販売所

ガイドツアーチケット販売所

インターネットで購入も楽ちん!

インターネットで購入も楽ちん!

「ガイドツアー」と「セルフハイヤー」
パントを利用する際、「ガイドツアー」と「セルフハイヤー」とがあります。ガイドツアーでは船頭さんが船を漕いで、ルートにそった名所の案内をしてくれます。「セルフハイヤー」では、自分たちでポールをあやつり、船遊びを楽しめます。もちろん、ガイドもありませんから、お値段も安め。セルフハイヤーのみを扱う会社や、セルフハイヤーとガイドツアーのチケット販売所が別々になっている場合もあるので、購入前に確認してくださいね。

チケットを購入
チケットの購入方法は、①インターネットで購入、②直接売り場で購入③路上で声をかけているパンティング会社の人から購入 の3つがあります。ケンブリッジには、パンティング会社がいくつかあり、ツアーの内容、金額なども違います。会社は、ヤフーUKなどのサイトから「Cambrige Punting」で検索すると、たくさん出てくるので、比較してみてもいいかも。会社によっては、ナイトツアーやゴーストツアーなど趣向をこらしたものもあります。今回ナビが利用したのは、「スキューダモアズ・パンティング・カンパニー(Scudamores Punting Company)」。こちらの売り場でチケットを購入します。
売り場でチケットを購入すると

売り場でチケットを購入すると

時刻と人数をかいたチケットをもら

時刻と人数をかいたチケットをもら

乗船時間まで乗り場で待ちます。

乗船時間まで乗り場で待ちます。

土砂降りでも楽しいパンティング!

チケットには船に乗る人数と、乗船時間がかかれています。混んでいなければすぐ乗れますが、15分くらい待つのが普通。乗り場で並んで待っていると、乗船時間近くにスタッフがきて、船に案内してくれます。ナビたちの乗船時間がせまってきたころ、晴れていた空の雲行きが怪しくなってきました。そして、空は真っ暗になり雨がポツリ、ポツリ・・・かわりやすいイギリスの天気。雨の日に傘をさしてパントしている観光客を見て、「わざわざ雨の日にパントしなくてもいいのに」と思っていたけれど、「乗る前は晴れていたんだなぁ~」と実感。パント船は12人乗りがメインタイプだそう。ナビたちの船には8人の観光客が乗りました。
乗船時はスタッフが船をおさえます。

乗船時はスタッフが船をおさえます。

船は本来12人まで乗れるそう。

船は本来12人まで乗れるそう。

雨が。。。。。

雨が。。。。。

知識豊富なガイド券船頭さん

知識豊富なガイド券船頭さん

雨ニモ負ケズ....

雨ニモ負ケズ....

ガイドさんはとっても知識が豊富!
7つのケンブリッジの代表的なカレッジと8つの橋を巡るガイド付きツアーがいよいよスタート。と同時に、雨足が強くなり、ついに大粒の雨がバケツをひっくり返したように降ってきました。私たちのガイド兼船頭さんは、日に焼けた笑顔がとてもセクシーなシンガポール出身のお兄さん。まだひとつめのカレッジにも到着していないのに、すでにびしょぬれです。ナビたちの船に乗っている人たちもカッパを着たり、傘をさしていますが、みんなすでにぬれています。景色が傘にかくれて見えない!でもシャッターチャンスをのがさず傘と傘の間から写真を撮るぞ!

7つのカレッジと8つの橋を巡る
船頭さんの自己紹介のあと、船に乗っている人たちもちょっとだけ自己紹介。アメリカ、イタリア、韓国と、いろいろな国の人たちがいました。
まず数学橋の下をくぐりぬけ、クィーンズカレッジへ。船頭さんがカレッジや橋にまつわる話をしてくれます。
次はキングスカレッジ。今日は突然の激しい雨で靄がかかり、カレッジの姿すらよくみえません。
そして船はクレアカレッジのクレア橋を通ります。ナビが是非写真をとりたかったのが、この橋に飾られているかけた石球!以前「ケンブリッジの橋」をご紹介したときのいわくつきの石球です。橋の下からみると、本当にくっきりとかけているのがわかりましたよ!
クィーンズカレッジの数学橋

クィーンズカレッジの数学橋

クレアカレッジのクレア橋

クレアカレッジのクレア橋

晴れの日は逆さキングスが映るそう

晴れの日は逆さキングスが映るそう

橋の上からでは見れない紋章も

橋の上からでは見れない紋章も

橋の下の模様も美しい

橋の下の模様も美しい

陸上とはちがう目線で

陸上とはちがう目線で

セントジョーンズカレッジの橋

セントジョーンズカレッジの橋

中継地点はマグダレン橋をすぎた所

中継地点はマグダレン橋をすぎた所

船が進んでいくうちに、だんだんと雨も小降りになり、トリニティカレッジに着くころにはほとんど雨もあがっていました。イギリス建築の巨匠クリストファー・レンが手がけたレン・ライブラリーを右手に、船はゆっくりと通り過ぎていきます。傘を閉じると、船の上からでしか見られない景色が広がります。陸上とは違った目線で見る景色も、ひときわ美しいケンブリッジ。トリニティカレッジとすぎると、いよいよヴィクトリア女王絶賛の橋をもつセントジョーンズカレッジの「ため息橋」をくぐります。

中継地点へ到着
ため息橋をすぎると、ツアー前半は終了。最後のマグダレン橋を通り抜けると、ボート昇降場に到着します。ここで船を降りたい人は降りることができます。また、ここから出発するツアーもあるのだとか。ナビたちの船からは、2名の女性が船を降りました。ここからUターンとなります。帰り道は雨もすっかりあがり、鴨たちも遊びにでてきました。船頭さんのトークも少なくなり、ゆっくりと船は進んでいきます。帰り道も、行きとは違う雰囲気を楽しめます。

お客さんがいない日はのんびり.....。絵になる風景です

お客さんがいない日はのんびり.....。絵になる風景です

往復約40分くらいでしょうか。土砂降りの中でのパント体験は無事終了。みなさんもお天気のいい日にぜひパンティングを楽しんでくださいね!以上、ロンドンナビでした!

関連タグ:パントパンティグボート

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-09-27

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