ロンドンの発展に大いに貢献した運河「リージェンツ・カナル」。現在では水と緑の自然、そしてアートが楽しめるロンドナーの人気スポット!
こんにちは、ロンドン・ナビのマーボです。産業革命の時代、物資の運搬に大いに貢献しロンドンの発展に欠かすことのできなかった運河、交通手段としての役割は終了し現在はロンドンのオアシス・スポット、おしゃれな人が集まる場所、散歩コースやサイクリング・コースとして大人気のリージェント・カナルをご紹介します。
ヴィクトリアパークから出発です
リージェント・カナルは、パディントンからライムハウスを東西に流れる運河。今日はそのリージェントカナルを東のヴィクトリア・パークから中心のリージェント・パークまで歩いてみました。
散歩する地元の人々
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深い緑
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ナローボートの停泊地
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近隣の家
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運河の『ロック(Lock)閘門(こうもん)』
運河に入りすぐ目にしたのは、これ『ロック(Lock)』日本語では『閘門(こうもん)』といいます。これは運河のエレベーターみたいなもので標高差がある地形で運河の水位を調整するために設置されているものなんです。水門のこちらと向こうとでは、水位が全然違いますよね。ナローボートが真ん中の部屋のようなところに入ると入ってきたほうの門は閉じられ、進行方向の門の向こうの水位と同じになるまで水位を調整します。水位が同じになったところで無事もう片方の門が開き高低差を克服し安全な運河の旅が続けられるんです。
ナローボートが閘門で準備中
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水位が低くなるまで待ちます
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水位があがったら逆の閘門から旅を続けます
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そして次のボートのためにまた門が閉められます
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運河周辺の自然
リージェント・カナルを歩いていると同じ運河とは思えないほど景色が様々に変化します。
まずは、自然。水辺だけあり緑が濃く春や夏になると美しい花々が咲き乱れ、秋になれば紅葉を見ることができます。
多くの鳥たちの姿も見ることができるんです。
グラフィティ
そして、こちらがカナル名物、グラフィティ。イギリスではこのアートに対しては様々な見解があり、「景観を損なう↓」とか「アートの街になった!」など地域や人によって様々。ナビマーボの個人的な意見としては、このアート、ありだと思うんですけどね。特にカナルにとてもマッチしている!と勝手に解釈しております。
パブで休憩
さて、しばらく歩いて行くと右手になにやら見えてきました!パブだー!しばらく歩いて喉も渇いていたところ、ちょっと休憩しますか。水の流れのようになんとも優雅な時間の流れるこのパブ。天気もいいしなんだかとってもいとおしい時間。
イズリントンのトンネル
ガソリン注入したところでまた出発しましょう。
しばらく歩くとこの運河、イズリントン付近で一度トンネルに入ってしまうんです。フット・パスが無くなってしまうのでもう歩けません。しばらく一般の道を歩きましょう。そしてまた見つけました、カナルの入り口。あまり人の往来が来ないこの水場で写真撮影が行われていました。今回で3度目の撮影現場。ファッションピープルも注目する運河なんですね。
キングスクロス周辺
さて、キングスクロスの付近になると急にさびしい感じになるこのカナル。自転車も人も減ってきました。
大人気のカムデン・ロック
カムデンが見えてきました。突然にぎやかになるこの付近はロンドンの若者や観光客でいっぱい!お店もレストランもたくさんありちょっとわくわくしちゃいます。
リージェント・パーク
さて、カムデンを過ぎてそのまま歩いて行くと、リージェント・パークに突入。そしてロンドン動物園の中を通るこの運河、さらに自然がいっぱいになりさらに運がいいと動物園の動物たちも見ることができるんです!
ここからさらに30分歩き続けるとパディントンにある終点のリトルベニスに到着です。
リージェント・パークの中の運河
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ロンドン動物園の建物
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ナローボートの動物園の駅
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動物園の鳥たち
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今回はこの動物園で時間切れになってしまいました。晴れた美しい日にきらきらと輝く水面、変化する四季の自然、トンネルのアート、ロンドナーとの交流を堪能しながらロンドンを横断するリージェンツ・カナル。リラックスしたロンドンを過ごしてみたい方にはおすすめです。以上、リージェントカナルを歩くたびに贅沢を感じるロンドンナビマーボでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-11-19